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古代丹後王国は、あった 秘宝『海部氏系図』より探る みんなのレビュー
- 伴 とし子 (著)
- 税込価格:1,760円(16pt)
- 出版社:MBC21京都支局・すばる出版
- 発行年月:1998.1
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紙の本
丹後の古代へようこそ
2000/07/16 14:10
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投稿者:神奈備開設者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
丹後半島周辺の古代史ロマンを伝える説話・神社・土地柄の多くを紹介している。歴史好きの方で、丹後辺りの基礎的な知識を得たいとか、丹後方面へ小旅行でも、と思っている方には、打って付けの一冊でしょう。
およそ土地勘なくして歴史は語れません。従って、住んでいる人々にとっては、何ら変哲のない所にでも、歴史を調べる人は幾度となく、足を運ぶのものです。著者の伴とし子氏は網野町生まれとの事で、丹後の山川草木と遺伝子を共有されています。さらに山城で学び、近江で生活をされています。そのような目から丹後にまつわる伝説と籠神社に伝わる海部氏系図を軸に記紀等を参照しながら、古代丹後王国の存在と歴史を明らかにしようとされたのが、この書の目的です。
女史は、始祖の天火明命を天孫として疑わず、また海部氏を語るに尾張の海部氏を語らず、大和・難波を語るに物部氏に触れず、ましてや国の先住民族の国津神との関係を語らず、ただひとえに、天孫・天火明命の開いた丹後王国を見つめています。それだけに丹後にまつわる伝説、浦島太郎、天女の羽衣、徐福、八百比丘尼、億計王弘計王、日子坐王と様々な話題が所狭しと、しかし分かり易くまとめられています。
一つ指摘しておきたいのは、女史は、卑弥呼が系図の中の「日女命」としたのは澤田某氏とされていますが、昭和50年、鳥越憲三郎氏が『おおいなる邪馬台国』の中で物部氏の系図の「日女命」を比定されています。
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