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いつも高そうなもの食べてんなあ、なんか毎回セックスしてんなあ、バブルって感じだなあ、といいうのが感想。短編集なのだけど、単によく似た設定なんだと思っていたが、同じ人が主人公なのだと気づくのに時間がかかった。
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このねっとり感、いいね。
官能とおいしい食事。ありとあらゆる高級な食材が登場したけど、私がひかれたのはホットドッグだった。
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「はじめての文学」の村上龍を立ち読みして、
この本が出典元が多かったから購入。
テーマが料理ですっきりしてて読みやすい。
全体を通して「美しい」がぴったりくる!!
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「料理」をテーマにした小説。
相変わらず激しい部分はあるものの、どれも鮮やか。
これを貸したら「田舎のおじちゃん」がオマール海老が食いたいと騒ぐようになった(笑)
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2004年くらい
crazyとintellectual 絶妙のバランス。
龍の最高傑作。これはもードラゴンボール。
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短編です。
1ストーリー3・4ページなので読みやすいです。
「もう一人の村上」である村上春樹の小説にもよく料理が描かれます。非常に上手く、高いレベルの描写で。
春樹の小説を読んでいるとビールが飲みたくなります。
そんな「もう一人の村上」とは違った『料理』を描く「もう一人の村上」。
非常に彼らしく一つの物語の中で料理を散りばめ、センスフルな短編集となっています。
エロスもやや散りばめられていますが、そこもまた村上龍って感じで上手くまとめています。
彼の短編をいくつか読んで思ったけど、短編を書く彼は長編の彼とは幾分か異なり、違う層のファンを獲得できるほどのレベルである気がする。
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なにか読んでいて常に軽い不快感が付き纏う。多くの話に、差別する側の快楽のような感覚を感じたからかな。
食事描写がステレオタイプな悪役の飽食像を連想させた。
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2009年2月4日読了。村上龍による、いずれも極上の料理・食材にまつわる32編のエッセイともフィクションとも定かでない、どれも数ページで切れ味よく終わる短編小説集。すぐれた料理には、人間の肉体・肉欲・業といったものや、愛・情・死といった根源的な記憶にまとわり付き、それらを想起させる力がある、ということか。いずれの小説も、主人公の「オレ」の周囲の人々の哀しみ・滑稽さ・虚しさといった感情が絶妙のスパイスになっている。個人的には「イカスミ」をテーマにした一編が、その他愛無さが特に印象に残った。
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料理を作らない料理人、作家も料理人も同じ。吟味した言葉(食材)、読者(お客)に作品(料理)を提供する。よい作品(料理)のために真剣に取り組めば評価が返ってくる。ペンも包丁も芸術で、人に感動と豊かさ、驚きを与える。・・・のあとがきだけがよかった。ダンディズムとエロスが自分には別世界でキザな表現も作者の顔と似つかない。今ひとつでした。
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質の高い料理と、身体に入ってくる音楽。
感性を強く刺激されました。
僕にとって非日常の世界ではあるけれど
五感と脳を フル回転させることが
幸せなのかもしれないですね。
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ドラッグ、不倫、悦楽…わたしの好きな話ではないはずなのに、引き込まれた。生まの牡蠣や肉をあまり食べたことがないのだけれど、緻密な描写で、舌や喉を通る感覚が伝わった。
美味しいレストランの料理の量がもう少し食べたいな、と思わせるような絶妙な量なのと同じように、この連作集もあともう少し読みたいなと思わせるものだった。
2011.02.03
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この方の本を読むのは始めてだったようです私は…
とっても楽しいお話しで、こんな世界もあるんだ的であり、料理については描写がお上手で、お腹が空きます。
ただ、電車の中で読んでいると隠しながら読んでしまいます。そう、とってもHなお話しが満載です。(笑
だけど面白くって一気に読み終えました。
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村上龍の小説は読んでると頭がおかしくなりそうになるけど、このぐらいの短編だと大丈夫です。でも最初からいきなりきます。
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よく吟味した言葉(食材)に集中し、真剣に取り組み、
読者(お客様)に作品(料理)を提供するという仕事では同じであるし、
よりよい作品(料理)を作るために真剣に取り組めば取り組むほど、
評価になって返ってくるという点においても同様である。
氏の料理小説には、料理人がおいしいものを追求する情熱と共通の
美意識が働いているような気がする。
作家も料理人も、素材を前に思考し、それを正確かつ精密に計算し、
最高の状態へと仕上げる。
そして、人に感動と豊かさ、驚きを与える。
小説は、文字として永遠に残るが、料理は一瞬にして消えてゆく。
しかし、ペンも包丁も芸術である、文化である。
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計算され尽くしたフルコースを味わっている気分。官能的な物語が多いのは、食べるという行為自体が本能的でエロティックなものだからかもしれない。