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[ 内容 ]
本書では、経済摩擦、貿易不均衡問題などに関して、巷に流布されているこうした皮相かつ浅薄な見解を徹底的に批判し、このような問題への経済学的に正しい捉え方とは何かを示す。
と同時に、世界的な市場化と情報化という流れの中での、日本の旧来的官僚主導システムの持つ弊害を論じる。
[ 目次 ]
序章 トンデモ国際経済論を超えて
第1章 攻撃的対日通商政策をめぐる聖と俗
第2章 国際収支の良い見方と悪い見方
第3章 貿易の本当の意義とは何か
第4章 国際弱肉強食主義の幻想
第5章 日本の何が問題なのか
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[ 参考となる書評 ]
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日米構造協議などで米国の政策プロモーターや日本のエコノミストのよって声高に唱えられた「市場開放によって日本の経常黒字を縮小する」といった誤謬を国際経済学や貿易論などの立場から鋭く指摘しています。本書を読むと、経済政策がいかに経済学と無関係に形成されていくかが分かりますし、経済学の理論以前の定義とか前提レベルで誤謬が発生しているのが分かります。また、その説がどうして間違っているかも易しく説明してくれていますので、国際経済学やマクロ経済学の入門書としても最適です。
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トンデモ国際経済論を超えて◆攻撃的対日通商政策をめぐる聖と俗◆国際収支の良い見方と悪い見方◆貿易の本当の意義とは何か◆国際弱肉強食主義の幻想◆日本の何が問題なのか