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カフカの短編集。うーむ。なんだろうなあ、これ大学1年のときに読んだら、好きになってたのかなあ。これ全部、小説の体をなしてないんですわ。ほとんど独白。それが俺にはしんどくてねえ。「巣穴」とかの感じは分かる気がするんだけど、最後まで読むのがしんどくて。無理やり読み終えた感じ。とりあえず訳は巧い気がした。なんとなく。こなれていて読みやすい。
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『掟の門』と『父の気がかり』がとてつもなく好きです。
あたしのレビューなんて蛇足でしょう。ねぇ。
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大好きなカフカの寓話集です。同じく岩波から短編集も出ています。
五行で完結する短編「使者」がお気に入りです。
王になるか使者になるかという選択でみなが使者を志願したという話。五行しかないですが、結構深いと私は思っています。
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冒頭の「皇帝の使者」が秀逸。ビックになりたいけどどうしたらいいかわかんねえーって人がいたのね。そのなれない理由もそれなりにかってに解釈して。
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やはり独特の悪夢っぽさが目に付きます。不条理さと唐突さの中にも何故か引き摺り込まれてしまう。個人的には「柩」が一押し。
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「疑う」ってどういうことなのかなーと思う。なんだかなあ。皆高評価をつけてるって事は読めてるのかな。すごいな。私は多分この本読めてはいないと思う。(桐切)
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カフカの書くものはなかなか難しい。けどこれは寓話で短いのばかりなので読みやすい。
カフカのみょうちくりんなえがかわいい。
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たいして理解もできず、ただ状況だけ漠然と浮かんだ。
終わりがそこで終わりなのか、気になるものが多かった。
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○ある学会報告
・自由などほしくありません。出口さえあればいいのです。右であれ左であれ、どこに向けてであれですね、ただこれ一つを願いました。
・それが錯覚であろうともかまわない、要求がささやかならば錯覚もまたささやかなものであるはずです。
○アブラハム
・この世の単調さが我慢ならないと思い込んでいた。しかしこの世は周知のとおり、おそろしく多彩であって、ほんのひと握りの現実をみさえすれば、すぐにも納得がいくはずだ。とすると、この世の単調さに対するアブラハムの嘆きは、いたって多彩なこの世と十分深くなじんでこなかったことへの嘆きにほかならない。
○最初の悩み
・ひとたびこの種のことに悩みを抱いたら、それきりでやんだりするだろうか。悩みというものは次々と増えていく。いずれはいのち取りになりかねない。
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作者の意図やストーリーをつかむのが難しい。なかなか文章が頭に入らず、後半は無理矢理一気に読んだ。しかし、全体として不思議な余韻が残る作品集で面白いものも中にはあった。特に、「断食芸人」「使者」が面白かった。一方で訳のわからないのも目立ったのだが。カフカ作の挿絵なかなかいいね。
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「断食芸人」と「歌姫ヨゼフィーネ、あるいは二十日鼠族」、「最初の悩み」、そして未完のままに終わっている「巣穴」がよかった。
「巣穴」の主人公は未知なる外敵に怯え、完璧に作り上げた彼の巣穴をめちゃくちゃに掘り返しはじめる。
しかし読者には、静謐な巣穴をこの上なく愛するこの「私」が誰なのか、いったいどのような獣なのか、まるでわからない。
取るに足らないことに思える妄想に振り回され、ひたすら穴を掘り続ける「私」に、つい自分を重ねてしまったりする。
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最初の2ページを読むだけで分かる。
ああ、カフカだと。
物語の中に入ったと思ったら、読者はそこに置き去りにされる。
誰も追いつけない。カフカにだけは。
自分なりに色々な作品を読んできたつもりだが、
カフカの世界に似た作品、世界観をもつものには未だに無い。
なぜカフカだけがここに行き着けたのだろうか。
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「巣穴」の自意識の書き方は、
実際に人がものを考えるときの感覚に、すごく近いと思った。
最後のお話に、やたらとチュウチュウって書いてあるのに思わず微笑ましくなった。笑
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・『断食芸人』…インパクトあり。タイトル、内容ともに。
・『皇帝の使者』…いかにもカフカ然としていたなあ。彼の価値観に触れられるような。
・『走り過ぎる者たち』…このテイストも大好き。
わずか4,5行で終わってしまう小さな話も何点かあった。
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「寓話」の題名通り、人間以外の生物が多く登場することで人間の滑稽さ、高慢さが描かれていた。夢の中のような話というか… 隠喩的な感じ?シュールだった。独り言のような文体が多く、なおさら夢日記のような雰囲気を醸し出していた。
ちょっと読むには尚早だったかなー?