投稿元:
レビューを見る
大学時代、ずーちゃんという友人がくれた本。
ずーちゃんは群ようこが好きで、本を買ったのはいいが、持っている本を買ってしまっていたということでくれたのだが・・・。
私はあまり女性の書いたエッセイは読まない方なのだが、この本は読み出したら止まらない面白さだった(笑)。「何であんな奴と結婚したんだ?」という恋愛の話や、「トイレに行きたいと思ったら30秒も我慢できない人」の話など、「そうそう、そういうことってあるなぁ」「そんな奴おるんや(笑)」と全ての章を楽しめた。
『猫と海鞘』というタイトルは、著者の好きなものと嫌いなものを並べたタイトルで、内容も短編がぽつぽつ並んでいる感じだった。それでも、ずーちゃんが好きというだけあって、楽しかったので、私もこれから群ようこに注目したいと思った一冊。
投稿元:
レビューを見る
群ようこ著の作品で一番好きな本。
エッセイを書かせたら右に出るものはいないと思っています。
苦しい時、悲しい時、眠れない夜に「群ようこ」。
これでOK。
投稿元:
レビューを見る
犬だって夢を見る、猫だって冷蔵庫に入りたい、ベルトだって空を飛ぶ…どうしてこんなにケッサクな出来事ばかり起こってしまうのか。髪を切っては少年アシベと呼ばれ、ダンベルに励み、シュノーケリングに挑戦し、雀鬼への道をひた走る著者が、日常生活のくさぐさを軽妙な筆で綴った、おもしろさ抜群のエッセイ集。
投稿元:
レビューを見る
この本のいくつかのエッセイしか読んでないけど、私の好きなタイプじゃない。この手のエッセイ書いて面白いの、さくらももこだけだと思う。
投稿元:
レビューを見る
あいかわらず群さんは面白い。
高校生の頃、男の子にもてたくて髪を伸ばしていて、本人は自信があったのに、友人から「ミッキー吉野」と呼ばれ、肩ぐらいまで切ると「武田鉄矢」、そして顎ぐらいにすると「菅原洋一」って言われたってとこを読んで、思わず声に出して笑ってしまったわ。
最初の方でこんなのって・・・そりゃ掴みはオッケーでしょ!!!
投稿元:
レビューを見る
表紙裏
犬だって夢を見る、猫だって冷蔵庫に入りたい、ベルトだって空を飛ぶ・・・どうしてこんなにケッサクな出来事ばかり起こってしまうのか。髪を切っては少年アシベと呼ばれ、ダンベルに励み、シュノーケリングに挑戦し、雀鬼への道をひた走る著者が、日常生活のくさぐさを軽妙な筆で綴った、おもしろさ抜群のエッセイ集。
目次
謎のヤギさん犬
少年アシベと呼ばれても
恋愛するのも楽じゃない
トイレと若さの微妙な関係
スケバンのスカート
母にとりつく病
虐待なのか愛なのか
ブリのあら煮派宣言
うぐいすもちができるまで
夢の不思議
決意のダンベル
ベルトだって空を飛ぶ
わが家のBS戦争
ゴミ袋収集中
母のアルバム
気がつけばひとり
おばさん百態
非情のナンパ運ふたたび
雀鬼への道程
マッチョ嫌い
ゆるい男
水着繚乱
百猫百様
タイのクチボソ
ビデオマニア
投稿元:
レビューを見る
独身エッセイストとしては、阿川佐和子に逃げられてしまって残りチームの群ようこ。そうそう。短編はこれくらいでなくちゃ。
基本は愚痴のエッセイだし、バブル時代?の旅行記のようなものも有り。突然関係ない話が展開されたと思ったら、ちゃんと元に戻ってくるあたりはうまい。
また、こういうエッセイの場合、どれだけ自分や家族、友達を切り売りするかが面白さの基準となってくるのだけど、さらっと変わった友達をネタにしてしまうその軽さも良い。実際にやると、敵ばっかり作るハメになるのだろうけれども。
内容的に、タイトルの猫は解るが、海鼠(ナマコ)ではなく海鞘(ホヤ)?と思ったら、あとがきで「適当につけた」とのこと。
そういう、いい意味でも適当な感じのエッセイです。