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絵本(幼児向・小学高学年にも人気です)言葉遊びをしながら社会性のルールを諭す、一石二鳥のユニークなデンマークの絵本。各ページ「おっと、まちがい」を使用して、冒頭の“つる”と“さる”のように間違い遊びをします。「オズワルドは、ときどき“豆を煮る”――おっと、まちがい“夢を見る”」「さるたちは、“洗って投げた”――おっと、まちがい“笑って逃げた”」などなど、ページをめくるたび次はどんな遊びかなと気になってしまいます。「おっと、まちがい」のテンポもいいですね。 さて、中盤にボスざるのいばりやが登場します。さるたちは、みなこのボスざるに使われて嫌な思いをしていましたが、たまりかねたオズワルドの一言が仲間たちを団結させます。
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小さい猿のオズワルドは、ボス猿のいばりやにこき使われています
そんな毎日に嫌気がさしたある日、ついに反抗するのですが・・・さぁどうなるでしょう?
言葉遊びも入っているのですが、ちょっとくどいかも(・・・まるでお笑い「ナイツ」のネタのようです)
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絵はシンプルで可愛く、
お話はいじわるボス猿に対抗する小さな主人公ザルの奮闘というストーリーで興味深く、
その随所に"うっかりぺネロぺ"ちゃんのような「おっと まちがい」とつっこむ言葉遊びのような言い間違いがある、
とても楽しい本です。
作者はデンマークの方のようですが、原書は「Der Affe Oswald」とドイツ語みたいです。原書の"言葉間違い(遊び)"を読んでみたいところですが、現状では原書のドイツ語版しかないみたいだから、難しいかな…?
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「おっとまちがい」で、必ず何かいい間違えてから訂正するスタイル。小さなさるのオズワルドの日常は、いばりんぼのボスざるに群れのみんなが迷惑してる。でも、ある日一番小さいオズワルドのとった行動でボスざるが変わります。本筋はいいお話。
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2013.12月 市立図書館
息子(5歳3カ月)言い間違いのところで大ウケ^^
内容もなかなかいい。
「イヤだ」ってちゃんと言うのも大事なことだね。
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図書館で手にする機会があり、よんだ。
さるのオズワルド。
「おっと まちがい」、言い間違いに、くすり。
繰り返しがかなり長く、小学生以上向けだと思う。
絵のタッチがおしゃれ。
声をあげる大切さも感じる。
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4才半で購入時にはそれほど反応がなかったが、5才過ぎてから、よく本棚から持ってきてリクエストしてくるように。
「おっとまちがい」の間違えたところを何度も自分で繰り返して言っては一人でウケています。
フランス語版も図書館で見つけたのですが、間違えた内容がやっぱり全く日本語版とは異なるのがまた興味深いです。(ちゃんと似た言葉を使って、韻も踏んでいる)
もし機会があれば英語など他の言語でも読んでみたいです。
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落書きのような絵が、なんだか味わい深く見えてくるのが不思議。
おっとまちがいの繰り返しで言葉遊びが楽しい。
そして意外に深くていい話。
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子猿のオズワルドと、いばりや猿、仲間の猿達のお話。
絵が迫力あって独特。
「おっと まちがい」」の繰り返しの言葉遊び。
松岡さんの訳が、とても心地良くて、声に出して何度も読みたくなる。
繰り返し、大人には少しクドイかもしれないが、子どもには好評。大人と子どもと、感じ取り方が変わってくるという見本みたいな絵本だと思った。
子どもにとって面白い絵本を作り出せる大人(作家さん)を本当に尊敬する。
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いばりやはほんとうにいやなやつだけど、オズワルドはがんばった。「おっとまちがい」というのが、へんなのが多くてわらっちゃった。(小2)
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言い間違いを、
おっと間違いと言い直しながらお話が進みます
言葉遊び的な感じです
原文はどうなっているのかな?
と気になるお話
読み聞かせ時間は7分弱です
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童話館からの配本。
ページをめくるたび、ちょっととぼけた「おっとまちがい」に、わが子、大笑い。
最後は、オズワルドの勇気に拍手。
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言いまちがい、を楽しむ本。翻訳なので日本語にすると少し違和感があるところも。そして大人には多少くどく感じる。
家庭向き。
〜低学年。
さる、言葉遊び、仲間
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翻訳家の松岡享子さんが2022年1月25日に86歳で亡くなったと新聞で見た。それでこの本を手に取った。
「オズワルドは、ときどき まめを にる――
おっと まちがい、ゆめを みる。」
この「おっと まちがい」はそれぞれの見開きに、なんと合計21回も出てきて、すべて赤い文字で書かれている。
ところで、デンマーク人の作者の原文はどうなっているのだろうか?まさか「豆を煮る」なんて本当に書いているなんてことはないと思うけれど。
と言うことは、日本語で書かれた言い間違いは、翻訳者の松岡享子さんのいわば“創作”で、この日本語版はつまり原作者と松岡さんとの共作と言ってもいいと思う。
でも、「おっと まちがい」が21回も出てくると書いたけれど、たった1か所だけ、これが出てこない見開きがある。
それは「ところが、あるとき、」という文ではじまる見開き。そこでは、オズワルドがそれまでの日常を打ち破るかのような意外な行動が描かれる。
そして、ここからは、曲でいうところの“サビ”のような展開になる。
この絵本が最初に出版されたのは1947年のコペンハーゲン。
第二次世界大戦の動乱が過ぎ去った直後の世相を映し出したと思われるデンマーク人による絵本は、そのまま今の日本の世相にも通用すると思われるような、時代や世代を超えた普遍性が見える。
ブームのように日本で最近多く発行されている、いかにも子ども向けの絵本とは一線を画すような、子どもに読み聞かせる大人にとっても読書に値する一冊だ。
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分かりやすくさるの世界を描いてるけど、結局それは人間社会でも同じ。かと言ってそこまで図々しさは感じないのは絵のタッチのおかげかな。皆んなが不満を持っていても行動に移さないと何も変わらない。行動するば何かが変わる。オズワルド、頑張った。