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主人公はいつも同じ時間、おなじ車両の山手線から窓を眺め、いつも窓から見える平行してる京浜東北線の車内に乗っていた女性が気になってしまう。
この時間の山の手線に乗るのは今日が最後と言う日、
思い切って京浜東北線に乗ってみたら彼女は見つからず。まどから自分がいつも乗っている山手線を見たら彼女がいた。そしてそれ以来あえずじまい・・・
という冒頭の設定がよかった。
そしてラストの切なさも。
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各章が二つに分かれている。俺と智彦とそして麻由子で過ごした、数ヶ月の出来事。其れと俺と麻由子が今過ごしている、智彦抜きの出来事。次第に不思議になり周辺を調べる。改編された過去、本当の記憶。最後は全てを忘れ新しい出来事を塗り替えられる。厚いけどテンポ良く読めた。
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実際にはないんだろうけど、ひょっとしたらあるのかも…心当たりがないこともない…と思わされてしまうところがすごい。「記憶」についての物語。
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私達の記憶はとても曖昧だから、正しいと信じていることも本当は真実とは違っているのかもしれない。考えたことはなかったけれどもしかしたら・・・。私の知っている私の記憶は正しいのか、私の居場所は本当に私のものなのか、考え出すとグルグルしてしまって恐ろしいですね。
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麻由子は親友・智彦の恋人であるという記憶、一方麻由子は最初から自分の恋人であるという記憶、二つのストーリーが同時進行する。どちらが真実なのか?頭を整理しながら読むのが大変だが、最後は驚きであり、とても切ない結末。
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人間の、人間に対する嫉妬、憎しみ、信頼、そして愛。全てがこの作品の中に詰まっていた気がします。敦賀崇史という人間は、究極の人間像であったと思います。本能のまま生きた最後にたどり着いたのは親友である三輪智彦の強さだった。そしてその智彦も、究極の人間像だった。二人は線で言えば始点と終点。平面では最も離れた二人だが、その線で円を描いてみよう。・・・ほら、二人は繋がった。
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現実と夢だと思っていたのが実は過去と現在だったと気付いていく過程。最後まで主人公を信じようとした智彦。全てを知っていた真由子。謎がだんだん解決に向かい、話に引き込まれる東野ワールドはさすが。智彦が自ら記憶を変えたラストが切ない。東野圭吾ってほんとうにいいものですね
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◆最後の彼女との会話のシーンがせつなかった。あの日電車でふたりが巡り会っていたらこんな悲劇はなかったのに。
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最近になって読みなおした一冊。「記憶の改編」自分だったら何を変えるだろうか。。。
東野作品の中でも自分ベスト5に入る作品。
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親友に恋人として紹介された女性はかつてすれ違う電車の中で思いを寄せていた女性だった。親友の恋人を諦められず苦悩する主人公。それと同時に親友の恋人が自分の恋人となり、親友が姿を消しているもう一つの並行した世界。普通のラブストーリーとは違い、何が起こったのか先が気になり一気に読んでしまいました。少し切ないラストです。
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この作品も白夜行同様傑作だと思います。しかしながら、今回の場合それ以上に好き嫌いが分かれそうだなと思います。なぜなら、混乱してしまうからです。どの章も最初は三人称で途中から一人称。しかも未来と過去で、その未来と過去には矛盾があるため、内容が分からず首を傾げてしまう。この時点で断念する人もいるでしょう。しかしながら、その矛盾と混乱を作者は狙っているのだ。その矛盾こそが、この作品の「鍵」なのだ。途中から、未来と過去がリンクしていき分かりやすい。最後まで結果を書ききらない東野圭吾らしく、最後彼や智彦がどうなったのかは分からない。なお且つドラマチックに仕上げているという何とも憎い演出です。東野圭吾の個性がよく出ており、良い具合に期待を裏切ってくれる作品。主人公である崇史が性欲向きだしな所とかは女性には不快だと思う人もいるだろうし、出だしがあれだから読み手を選ぶ作品でもあるけれど、それでもその全てに意味があるからこの作品は面白いと思います。傑作。
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友達に借りて読みました。最初は設定が複雑で難しいのかな?って思ったけど、読んでみるとそこまで複雑でもなく、なかなか楽しめました。
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はじめて読んだ東野圭吾作品。
タイムパラドックスものにはまっていたとき、友人に進められていた東野圭吾の作品の中に〈パラレルワールド〉という表題を見つけて読んでみた。
〈ラブストーリー〉に関しては小説、漫画、映画などで22歳にしてはじめて手をつけたもの。
主人公の男が自分の彼女だと思っている女性は、本当は自分の親友の彼女だったのではないかという疑問を抱く。そこから始まる様々な謎を解くうちに自分が酷い事をしたことに気づいていく、といった内容。
確かに、〈愛〉についてのストーリーだが、自分の過去を思い出す主人公はSFの世界の住人だったように思う。
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どちらが現実なのかわからない、二つの物語が交互に進んでいきます。
最後までどうなるのか予測ができず、夢中になって読めました。おもしろかったです。
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読んでいても現実と幻想が交差する。2人の男と1人の女の三角関係。友人と女あなたならどちらを取りますか?