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紙の本
久しぶりに面白い絵本発見!
2001/10/22 19:54
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:JO - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず,表紙を見て驚いた。ピンクの空に坊主頭の男の子が浮かんでいる。しかも,その表情は子供と言うよりお坊さんのように無表情。「いったいどんな話なのだろう?」 と手にとってしまう。次に題名だ。「ゴムあたまポンたろう」実におかしな名前である。これだけで,読みたくなってくる。中をめくるといきなりゴムあたまポンたろうが飛んでくるのだから,もう,たまらない。次から次へと奇想天外な話にわくわく。物語の最後はお母さんのようなゴムの木ですやすや眠る場面で,こどももここで一緒にほっとするようだ。
奇想天外な話と奇抜な色は妙にマッチしている。今,私のクラスで一番人気の絵本である。
紙の本
圧倒的世界観
2022/10/04 00:53
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投稿者:ルリノツキ - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう絵本の導入からしておかしいです
「とおくのほうから おとこのこが とんできました
あたまが ゴムで できている
ゴムあたまポンたろうです」
長新太氏の唯一無二の世界には毎回驚かされますが
このゴムあたまポンたろうは特に奇想天外で
1行目から絵本に引き込まれてしまいます
このナンセンスに一体どう決着をつけて
最終的に絵本が終わるのか1行目から気になってたまらなくなる事間違いなしです
未読の方は是非手に取って見てください^^
紙の本
ポンたろうはどこへ行く?奇想天外な中に流れる深いやさしさ
2003/01/19 10:10
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投稿者:ゆうたのーと - この投稿者のレビュー一覧を見る
あたまがゴムでできている「ゴムあたまポンたろう」がポン!とぶつかり飛んでいきます。おおおとこの野球のバットのようなつの、バラのとげ、オバケのオトウサン、ジャングルの木、それからそれから…
奇想天外、予測不可能、楽しくページをめくりながらも、気になります。
どうやらポンたろうは行く先を選べないさだめのようなのです。
ゴムのあたまは、どんなものにあたってもいたくないけれど、やわらかいものでは飛んでいけないし、オバケにあたればこわいし、たんさんの動物たちの中に落ちたらどうなるのだろう、ポンたろうと一緒に心配になります。
ハリネズミがいっぱい遊んでいるところでは、ドッキリ! そのあと思わず笑ってしまい、ほっとします。
とんできたところにあったのはゴムの木。ゴムあたまポンたろうにとってはお母さんのような存在なのかしら。最後にじんわり、やさしい気持ちにつつまれます。
長新太さんの絵本は奇想天外、奇妙奇天烈なだけではありません。根底に流れるやさしさ、その深いこと。それが大好きなのです。
先日ちひろ美術館で開催されていた『コレガ長新太ナノヨ展』に行って来ました。
そうしたらいたんです、ポンたろうが。吹き抜けの階段と屋根のはしっに。木の板でできています。長新太さんご自身が色をつけている製作中の写真もありました。原画以上に感激してしまいました。
ハイハイする二男と遊んでくれた6歳と4歳の姉妹に「ポンたろう、見た?」と訊いてみたら揃ってうなずいて「あそこにもいるよ」。指さす先には入口手前の駐車場前の木に休んでいる姿。二階からはよく見えましたが、入ってくるときには見逃していました。教えてくれてありがとう。
3歳の長男は原画にはそれほど関心を示しませんでしたが(外見では。内面ではどうなんでしょうね、計り知れません。興奮する親の姿を見るだけでもよしとしましょう、今回は)、ポンたろうの存在は気になっていたようです。
なかなか遊びごころあふれる展覧会、ポンたろうに会えてよかったよ。いっそう愛おしくなりました。
『ML 長新太fan』
紙の本
タイトルからしてへん……
2002/07/12 19:04
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投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
長新太さん、勘弁してください、という感じです。
どうして、この人の創るお話は、こんなに突拍子もない話なのでしょう
(そこがいいのですが)。
あたまがゴムでできている「ゴムあたまポンたろう」!!
山にポンとぶつかって、ボールのようにぐんぐん飛んで行くんだから大変。
本当にどうしたら、こんな話が思いつくのでしょう。
いろんな物にぶつかりながら、ポンポンと飛びまくります。
それにしても、長新太さんの絵はすてきです。
足のふみ場がないくらいのキリンやゾウなどの群れ、ハリネズミの軍団……。
色鮮やかで、のびのびと描かれていて、それはそれはすばらしいです。
主人公がゴムあたまポンたろうでも、ビュンたろうでも、なにが存在していてもおかしくない、独特な世界が描かれています。
紙の本
長新太先生、あなたの頭の作りはやっぱりタダモノじゃない!
2001/04/20 11:32
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投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵本作家・長新太は、日本の絵本界を牽引してきた福音館書店のペーパーバック絵本「こどものとも」の創生期に絵本界にさっそうとデビュー。漫画界の手塚治虫や映画評論界の淀川長治のように大衆に限りない喜びを与え、自らの作品で後進を刺激して育て、常に第一線を駆けつづけている巨匠である。
その頭の中身はとんでもない。
「よくぞここまで」というとびぬけた想像力の翼で、ユーモアやナンセンスの国へ人々を連れ去る。
童話のさし絵の仕事を含めると200冊は下らない作品群のなかで、今回紹介する絵本はごく最近出た絵本であるが、そのナンセンスぶりは超ど級という感がある。
ああ、それなのに…オトロチイことに、このナンセンス絵本が読書感想文コンクールの課題図書に選定されたことがあるのである。作品の評価だけでなく、芥川・直木賞のように出版社の政治力で選定されると言われる課題図書であるが、選考にかかわった人は、小学校低学年の子どもにどんな感想文を書かせようと意図したのだか、ぜひ訊いてみたいものだ。
あたまがゴムでできたポンたろうがとんでくる。
山にぶつかりポーンととんでいく、大男のバッドのような角にも当たるし、バラのとげに刺さり、オバケのおとうさんの頭に当たり…という具合。
サバンナらしき土地や海の上を渡ったポンたろうは、たまたまゴムの木のところに飛んでいき、そこでゆっくり寝むことにして、おしまい。
絵は、最近の長新太が好んで使う、あざやかなオレンジやピンクの色を基調にしている。
通常、印刷のインキはマゼンタ(赤)、シアン(青)、イエロー、ブラックの基本4色のセットになっており、その掛け合わせであらゆる色を表現しようとする場合が多い。
長新太のあざやかカラーは、そのインキのマゼンタに蛍光を混ぜると出やすくなるが、原画の発色にはなかなか及ばない。
齢を重ねられてますますハデハデ・ダンディーになったきれいな色の絵が、突き抜けたナンセンスのお話にぴったりである。
絵に目を奪われ、お話に頭を連れ去られることで、未来の宇宙飛行士や政治家や修理士や先生や芸術家やエンジニアや父や母などを、たっぷりと活性化してやろうじゃないか。
もうすでに、そうなってしまった人たちにも同じ刺激を!
紙の本
ナンセンスな長新太ワールド
2024/02/29 14:51
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルからして「何だこれ?」。
ページをめくって「何だこれ?」。
よく分からない設定だけど、頭がゴムでできている人が、ぽんぽん飛んで旅している・・・。
「普通」に考えていると、意味分からないが、長さんの味わい深い絵と言葉につられ、なぜかはまってしまう。
紙の本
ホームラーンに大笑い
2021/11/30 22:41
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投稿者:まる - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゴムあたまぽんたろうなんて、
一体なんだろうと思わせる不思議さに魅力があり、こどもが笑って読み終えました。
ゴムあたまがどんなものかは分からないのに、想像通りの動きで、おかしさが込み上げる本でした。
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何者?
2017/06/04 20:59
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投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゴムあたまが割れないように、いろいろな場所へうまく飛んでいくし、行く場所によってけられたり、あたったりを繰り返しながら、ぷよぷよ飛ぶさまは見てておかしくもあり、一体何者かという感じです。
紙の本
あなたの街にもポンたろうが飛んでくるかも(^^)
2000/11/03 12:10
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投稿者:かれん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ポンたろうは、頭がゴムで出来ています。
いろいろなモノにはじきとばされ、ボールの様にどんどん遠くに飛ばされていきます。
でも、ゴムで出来ているので、トゲやハリに刺さると大変です。
真面目な顔をし直立不動でぶつかり、飛ばされるポンたろう。
こんな子いる訳ないじゃん!と思いつつ、ついつい見入ってしまう絵本です。
この絵本を低学年対象のお話会で読みました。
子供たちは、最初から最後まで大爆笑。
この奇想天外な発想が、子供たちには人気が高いようです。