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紙の本
とにかく面白い。
2002/07/26 18:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
顎が異常に長いことにコンプレックスを感じ、相手が目の前で顎を掻いたというだけで斬りかかる仙波阿古十郎。彼が現代的手法で難事件を解決して行く、ユニークで新感覚(古い作品だが)な捕物帳。脇を固めるキャラも粒ぞろいだ。分厚いながらも一話一話を読み進めるのが惜しくなってしまう。時代考証関係無しに純粋に楽しめる時代推理小説だ。
紙の本
顎さんにかかっては。
2002/01/19 20:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チキタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
膝を打つ。とは言うけれど、どうして膝を打つのか? どんなときに膝を打つのか? 本当に膝を打つ?
久生十蘭が描く捕物帳は、天気の良い正月の空のようにすっきりと鮮やかだ。「魔都」や「十字街」の迷宮のような文体はどこに行ったのか、口に出して読んでみたい切れとテンポの良い文章。胸のすく推理と展開。ひとつひとつを読み終わるたび膝を打つ。なんと。本当に膝を打つ。
短編の連作だが、最初の「捨公方」はまだ顎十郎の本領発揮ではないように思う。「丹頂の鶴」「両国の大鯨」となると後数編しか読めないと後ろを確かめながら、でも膝を打ちながら読むのをやめることが出来ない。
仙波阿古十郎。ぼってりと下がった顎から顎十郎と呼ばれる。間抜けな様だが、しかしこの小気味よさ。まったく顎さんにかかっちゃかなわない。
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