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新しく買うなら文庫版をオススメ。ホラーというより推理モノ。当時は二十歳前のはずですが、この文章力。すごい。
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「A MASKED BALL」トイレの落書きは5人の伝言板となっていた。そんななか事件が起きる。知らない人とのやりとりはなんだか楽しそうだなと思いました。ラストで卒業する2人が顔を合わせていたのがなんかほほえましい感じがしました。
「天帝妖狐」垂早苗との約束通り、けがをしたところが人ならぬものになっていく主人公の夜木。心はやさしいままでせつないなと思いました。
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2種類あるってのを最近知り、勿体無いと思いつつ新本で買っちゃいました。
どっちがどっちかわかんないけど、どっちも良かったです。
なにげに切ないです。
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-A MASKED BALL-
学校のトイレタイルがネットの掲示板のように使われ、事件がおきていく…。
字体や書き方からどの人物か想像しながら読むのが面白かった。
-天帝妖狐-
怪我をしたところが人に在らざる物に交換されていく主人公…。
ホラーっぽくなくさくっと読めた。
少し切なくなる話。
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「A MASKED BALL」が好き。
終盤のスピード感にドキドキした。
トイレの落書きで会話するというのは
私は経験がないのだけれど
ちょっとインターネットと似てるのかも。
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文庫で読んだのだけれども、文庫とは話が別物と考えて読んだほうが良いとの書き込みを見て購入。
確かに別物でした。細かい部分だけとかじゃなくまったく別物。文庫化したときに書き換えたんだと思います。
内容は、ホラーなのかな〜?やりきれない感じのお話です。
興味のある方は是非。
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二種類あるとは知らず、古い方を読んでしまう。どうやらまるで内容が違うらしい。
1編目 このご時世にトイレの落書きというのがいい。クライマックスは釈然としなかった。ヒロインをあんなに素行悪く、ツンケンに描く必要はなかったように思う。そんな彼女にかまう主人公に共感できない。
2編目 発想と構成はすき。もう少し切なく寄せたら好みだった。犯人については描写不足感。いろいろ惜しい。
どちらにも言えるのは、挿し絵が強すぎること。古い印象が脳内に根付いてしまう。1編目にまで、毎頁左下に関係のない絵を入れているのが気になった。
文庫が一般的らしい。評判がいいようなので、そのうち読みなおします
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A MASKED BALL
誰が書いたか分からない点はネットの掲示板と似ているけど、
書き込んでいる人間は同じ校舎にいるってあたりが不思議な距離感。
最後のオチにぞくっとする。
天帝妖狐
後から出た集英社文庫版との比較も交えて。
やはり文庫と比較すると文章は稚拙だと思う。
でも、こちらの夜木の方が人間らしい要素を持っていて、ところどころ笑える箇所がある。
お祭りでの麦との絡みとか、杏子との折り紙とか。
人との触れあいも文庫版ほど少なくも無い。
ただ、こっちだと杏子のキャラクターがつかみにくく、
何を考えているのか分からないぼーっとしたお嬢さんとしてしか捉えられなかったのに対し、
文庫は杏子のパートもあるのでそのようなことはなかった。
最後の骨川と杏子のところてんのシーンが印象深くて好き。
描写は文庫版の方が優れていると思うけど、個人的にはこちらの方が好きかな。
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表題作が文庫版『天帝妖狐』とは全く異なるということで読んでみた。前日に山白朝子名義の最新作『エムブリヲ奇譚』を読んでいたせいか、作品を読んでいる最中も描写や表現の未熟さが気になってしまった。今となっては天才作家で有名な乙一さんも、さすがに初期はまだまだ荒削りの面が多い人だったのかと少し安心。内容に関しても、多分今の乙一さんでは書けない作品のように感じた。やはり文庫版『天帝妖狐』の方が作品として美しい。けれども、この頃にしか書けなかった良さもまた凝縮されている。『A MASKED BALL』も久しぶりに読み返したが、今読んでも十分楽しめる内容。
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表題作と「A MASKED BALL」の2編収録。
どちらも設定が変わっていて面白かったけれど、少し物足りない感があった。
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いやー面白かった。少し前に読んだ「こわい部屋」で取り上げられている「夏と花火と私の死体」が面白かったので読みました。
A MASKED BALL:落書きからこれだけ話が広がるのは面白いです。
天帝妖狐:ちょっとわかりにくい部分があったが楽しめた。他の人のレビューでは文庫版と異なるとのこと。文庫版も読まねば。
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2つの短編から。
先生って、今の精神年齢で接したらもっと良い関係を築けたんだろうか。。
逆に先生がやり辛いかな。。
舐められても困るし、難しい職業だ。。
清掃、確かにムカつくの分かる。。
片付けない人ってずっと片づけなくて、その尻拭いを他の人がしているわけで。。
表題の短編。文庫版とは違うらしい。
淡々と、綴られているだけにやるせない。
その後を凄い想像してしまう。。
”骨川”さんの意外な心意気。
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乙一さんの第二作品集。
表題作が文庫版とかなり違うということを知り、改めて読み直してみました。
文庫版の方が物語としてのまとまりを感じさせるのですが、幾つかの印象深いエピソードが全て削られているのは少し残念に思います。
それぞれに良さがあるだけに、一概にどちらが優れているとは言えませんが、乙一さんが好きな方なら、読み比べてみるのも面白いと思える、そんな作品です。