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紙の本
描きたい者読みたき人
2001/03/22 13:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にむまむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
これだけ情報化が進むなかで、だれもがお手軽に書けるし読めるし、感性を表現する場所は少なからず与えられている。有名小説家の著者が逆説的に溢れるにわか小説家に警鐘をならし、しっかりとした考えを説いている。読み物としても読みやすく、表現をどのようにしていいのかわからない溢れる感性は滅多切りしている。プロでこその意見に関心したり…。
紙の本
あなたはどれ?
2001/03/03 11:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:桐矢 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説を書きたがり、かつ、小説家になれない典型的な10タイプが、小説仕立てで書かれている。読み物としても充分面白い。
血液型占いに始まってエゴグラムだの何だの、人をタイプ別に分類するのは楽しいものだ。著者は、数々の新人賞の下読み、選考委員をした経験から、本人曰く「こと小説を書きたがる人達の実態について、私は、日本で一番と言わないまでも、現時点で、五本の指に入るくらい詳しい奴だと威張ってもいいのではないだろうか」だから実感がこもっている。
救われるのは、著者が、そういう人々を糾弾するためにではなく、なんとかして、書ける人々になれる手伝いをしたいという人道的な見地で語っているということ。具体的なアドバイスも参考になる。
私がおもしろかったのは、「書きたがらない人々」についての項。書く=自分という個性を表現する、ことを必要としない人々は、「個人」じゃない。
著者があげている例は三つ。サラリーマン、おばあさん、体育会系。サラリーマンは会社に、おばあさんは若いときは親に結婚して夫に老いて子供に、体育会系は所属団体に、所属している「群体」であって、「個人」でないのだという。鋭くも耳の痛い話である。
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