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紙の本
多くの人に、シロの話をきいてもらい、命について考えてほしい
2000/09/01 15:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:金原瑞人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
実験で背中の神経を切られたイヌのシロは、必死で痛みに耐えながら、死ぬのを待つばかりの日々を送っていました。皮膚病で毛は抜け落ち、からだは膿みでどろどろ、立つのもやっとです。そんなシロを、施設からこっそり連れ出してくれた人がいました。治療を受け、愛情を注がれたシロは、見違えるほど元気になります。シロはやがて、クリスマスの夜、車にひかれて死にました。苦しみや痛みのない世界へ、仲間たちの待つ世界へ、旅立っていったのです……。
これは、実際にあった話です。シロは、最後は人々のやさしさに包まれて死にました。けれども、最後まで苦しんで死んだ動物も、たくさんいるはずです。苦しんでいる動物の姿に、かわいそうだから、見るにたえないから、と目をそむけてしまうのは簡単です。けれども、現実を知らなければ、なにも変わりません。この本を多くの人が読んで、悲惨な現実を知って欲しいのです。シロを施設から連れ出した人や、檻のかぎをこっそりあけておいてくれた施設のおじさんのような人たちは、自分たちが「やさしいことをしてあげた」とは思っていないはずです。人間だけではなく動物にも思いやりを持って接することは、人間として、あたりまえのことなのですから。
つらい思いをしすぎて、なくことさえできなくなっていたシロは、元気になってからのある日、「ワン!」とひとこえなきます。この絵本からは、命の大切さがストレートに伝わってきます。
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