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人生に対して無力感を覚える時、その恐怖や不安を引き起こす問題から目を背けるために、依存という手段を選ぶことがある。
そろそろ、問題に取り組む時が来た。
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ネットに対する依存がどのような人間に起こり、どのような被害を生んでいるか。またそこからどのように脱するか、についての論考。
ネットにおける人間関係があくまで虚構にしか過ぎないこと。もともと依存心の強い人間にとって、その虚構にすがることがいかに危険かが描かれている。
依存から脱することについては(他の依存症と同様)自分が何から逃げたがっているのかについて細部まで自問自答すること(もちろん他人の応援があってもよい)が最も有効な解決策らしい。そして自分の「弱み」をひとつずつ潰していくわけである。
ネットの恐さは「時間を制限しないこと」と著者は言う。テレビならどんな番組でも終わりがある。本についても然り。しかしネットは次から次へといくらでも展開し、それなりに自分で言い訳をつくれてしまう。
他人事ではないな、と噛み締めながら読んだのでありました。
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98年の書ながら、基本は今にも通じる。
サイバースペースの暗黒面として、逃避の場になりアルコール中毒などと同様の症状に陥ってしまうこと。現実の人間関係を再構築することで、回復に向かうことができる。