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紙の本
薔薇シリーズ、母たちの出会い
2002/05/12 13:32
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投稿者：天鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
鸞国の巫女は予知夢で神の言葉を伝える。そんな巫女の見習いである少女が主人公。自他ともに認める落ちこぼれの彼女の初仕事は、鸞王の世継ぎにについて占うことだった。
「薔薇の名の王」「十六夜薔薇の残香」と続いた薔薇シリーズの最後の物語でありながら、すべての物語の最初のお話がつまっている。
少女と王が出会わなければすべての物語は始まらなかったのか？ いや、その出会いさえ必然だったのだと読者は知ることになる。運命を受け入れる後の王の強さは、この母たちから得たものだったのだ。
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