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イッセー尾形のナマ本 巻3 幸せ家族編 みんなのレビュー
- イッセー尾形 (著), 森田 雄三 (著)
- 税込価格:482円(4pt)
- 出版社:小学館
- 発行年月:1998.10
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文庫
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紙の本
お父さんはなぁ、がんばってるんだぞ!
2000/11/30 23:16
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投稿者:読ん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『イッセー尾形のナマ本』が快調に飛ばしている。今回は「幸せ家族編」。
『(巻壱)深夜生活編』『(巻弐)サラリーマン編』では、「バーテン」「サラリーマン」というイッセー尾形にしてみると現実ではよその世界のことを扱ったわけだけれど、今回の「幸せ家族編」では「父親」という現実に彼が体感している(当事者である)世界を扱っているので、笑いの中にもことさら悲哀が感じられた。「こんなオヤジ…いるよなぁ」が満載。
つい最近になって初めてイッセー尾形の舞台を観る機会があった。ほんとのほんとに「一人」芝居だった。小道具などもほとんどなくてシンプルきわまりないのだが、そこには海水浴客でごった返す浜辺の風景があったり、人通りの激しい大通りがあったりと、そう、まじまじと見えるんだ。そんな風景の中のほんのヒトコマをスポイドでちゅっと吸い取ってお客に見せてくれる。これがたまらなくおかしい。
「ナマ舞台」が一番だが、この「ナマ本」もなかなか負けちゃいない。風景見えますよ。セリフをしゃべらない登場人物が走り回りますよ。おもろいよ〜。
桜が満開になっている中で上を見上げて「あぁ、いいなぁ」と思う満足感と、桜の蕾が開きかけたのを見て且つその桜が満開になっているのを想像して「あぁ、いいなぁ」と思う満足感。満足感にも色々あるものだ。
イッセー尾形の一人芝居は「桜の蕾」だと思う。見たこともないような見事な花を咲かせてくれる。
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