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紙の本
番外編
2002/06/16 06:27
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投稿者:イルカ - この投稿者のレビュー一覧を見る
クールビューティな長谷川奏の想い人・江原和真との間には体の関係はあるが恋人同士ではない。奏は過去に和真を傷付けたという負い目を感じており、一生心を告げるつもりがないからだ…。
本編では脇役で力持ちのお兄さん役をしていた和真を好きな奏が主人公。実は両想いなのに過去にわだかまりがあるために互いの想い告白出来ないでいる。そんな2人のすれ違う様が読んでいてもどかしい。またこのシリーズに登場する大人たちはどこか腹に一物持ってそうな人が多い。この本のように脇役の登場人物の番外編を読むと、もっと他の人達(特に青山や光里さんの…)の恋愛事情も垣間見たいなと思ってしまう。
紙の本
その優しさが…
2001/06/14 22:11
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投稿者:miyagi aya - この投稿者のレビュー一覧を見る
過去に起きた事故への罪悪感から、奏は親友である和真に自分の気持ちを告げられないでいる。和真もまた、その事故のために奏が自分に優しくするのだと思っている。すれ違い続ける二人は…。
奏はその想いこそ口にださないもののとても和真のことを想っているし、それは和真も同様。二人とも人間的にもイイ奴なので読んでいて、「早く幸せになってくれよ〜」という気分になる。
ただし、和真。この人ちょっと優しすぎ。誰にでも優しいというのはもちろん美徳ですが、同時にそれが曲者だったりもするのよね…と想わされてしまった。和真は半ば自業自得で困っている依頼人の女性を突き放せない。その行動が奏を傷つけると分かっていてもなお。優しい恋人はモチロン良いけれど、理想としては自分にだけ優しい相手かなぁ…、なんて、ちょっと考えてしまった。
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