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超常現象をなぜ信じるのか 思い込みを生む「体験」のあやうさ みんなのレビュー

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みんなのレビュー15件

みんなの評価4.3

評価内訳

高い評価の役に立ったレビュー

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2005/06/10 10:39

「思いこむ」プロセス

投稿者:関東蒲公英 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「誰かの夢を見たらその人がその日亡くなった」、「飼っていた犬が騒いでいると思ったら地震が起こった」、我々は日常的にこんな話をよく耳にする。そして多くの場合、我々はこうした事柄から人知の及ばない未知なる力や超常現象と言った物が存在していると漠然と信じている場合がある。仮に上記の行為を馬鹿馬鹿しいと一笑する人でも、「おみくじで大吉が出たら嬉しい、大凶が出たら気分が悪い」とか「結婚式は仏滅には行わない」とか「子供が出来た時に姓名判断の本を読んでみる」等という事に関してなら多少の心当たりがあるのではないだろうか。
また、これに限らず、我々の世界では実に多くの人が「私はこの目で○○を見た」とか「私はこんな体験をした」という事例に基づいて、ある種の超常現象を立証しようと試みたり、信じたりしている事に気がつくのではあるまいか。
本書では、こうした「超常現象」の存在その物の是非を論じる事はしていない。超常現象があるか無いかの判断は敢えて行っていないが、一般的に我々が信じている事や、偶然にしてはできすぎていると考える事例について、確率論的な分析や、心理学的な分析、人間の生物としての特徴を踏まえて、様々な角度から「思いこむ」という結果に至るプロセスを紹介している。
例えば、人間の目が如何に多くの錯覚を起こす物であるかや、同じ物を見ているはずの人間が、潜在的な意識の違いによって全く別の物だと証言したりする事例、まったく因果関係の無い2つの出来事に関連性を見いだしてしまう人間の本能や心理について、実に様々な検証がなされている。
作品中では、こうした「思いこみ」を利用したいくつもの意地悪な「例題」が図表を交えて示され、解答した後に「騙された」、「しまった」と気がつくプロセスが面白い。また、どうして間違った考えをしてしまったのかを心理学的に説明してくれて、読者の好奇心を刺激して止まない。
この本を読めば、実に多くの迷信やジンクスの類が確率論的には「ごく自然」な事だと理解できるし、超常現象と信じられている物の多くが「誤解」や「錯覚」など「思いこみ」による産物である事が理解できる。
しかし、その上でなお、作者は超常現象を否定したりはしていない。超常現象は本当にあるかもしれないが、そう信じられている物の中には、心理学的に、確率論的に立証できる物が多々あるというスタンスで話がなされている。
読後に、自分の「目で見ている世界」、自分の体験した「記憶」についてふと懐疑的になったり、視野が広がった様な感覚になる。
超常現象を信じる人が、その立証をより正確な物にする為にも、超常現象を否定する人がその立証を確固たる物にする為にも、はたまた人間の「思いこみ」や「錯覚」という世界が如何に多くの場所で日常的に起こっているのかに興味がある人も、読んでみる価値がある一冊だと思う。

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低い評価の役に立ったレビュー

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2002/02/18 01:06

「超常現象」がタイトル頭にありますが、心理学の本です。

投稿者:torikata - この投稿者のレビュー一覧を見る

 超常現象ファンのわたくしとして、タイトルに惹かれて読んでみましたが、残念なことに心理学の本でした。
 「事実でない(かもしれない)のに、人は信じてしまう」わけで、その背景とか理由とかプロセスを心理学の観点から分析したものです。わたくしとしては種々の超常現象がサンプルとしてでてきて楽しめるかな、と思ったのですが、それは当て外れでした。UFO関係に関しては、と学会の皆神氏の解説本を「よくまとまっている」と引用しておられます。最近のと学会本って、「例会をまとめて作ってみました」というお手軽系と、「きっちり調べて分析しました」の本気系がある気がして、このUFO本は「本気系」です、って、と学会の本の書評みたいになりました。えっと、この本の著者は、写真からするにまじめそうですが、類書が多いみたいですね。

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紙の本

「思いこむ」プロセス

2005/06/10 10:39

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:関東蒲公英 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「誰かの夢を見たらその人がその日亡くなった」、「飼っていた犬が騒いでいると思ったら地震が起こった」、我々は日常的にこんな話をよく耳にする。そして多くの場合、我々はこうした事柄から人知の及ばない未知なる力や超常現象と言った物が存在していると漠然と信じている場合がある。仮に上記の行為を馬鹿馬鹿しいと一笑する人でも、「おみくじで大吉が出たら嬉しい、大凶が出たら気分が悪い」とか「結婚式は仏滅には行わない」とか「子供が出来た時に姓名判断の本を読んでみる」等という事に関してなら多少の心当たりがあるのではないだろうか。
また、これに限らず、我々の世界では実に多くの人が「私はこの目で○○を見た」とか「私はこんな体験をした」という事例に基づいて、ある種の超常現象を立証しようと試みたり、信じたりしている事に気がつくのではあるまいか。
本書では、こうした「超常現象」の存在その物の是非を論じる事はしていない。超常現象があるか無いかの判断は敢えて行っていないが、一般的に我々が信じている事や、偶然にしてはできすぎていると考える事例について、確率論的な分析や、心理学的な分析、人間の生物としての特徴を踏まえて、様々な角度から「思いこむ」という結果に至るプロセスを紹介している。
例えば、人間の目が如何に多くの錯覚を起こす物であるかや、同じ物を見ているはずの人間が、潜在的な意識の違いによって全く別の物だと証言したりする事例、まったく因果関係の無い2つの出来事に関連性を見いだしてしまう人間の本能や心理について、実に様々な検証がなされている。
作品中では、こうした「思いこみ」を利用したいくつもの意地悪な「例題」が図表を交えて示され、解答した後に「騙された」、「しまった」と気がつくプロセスが面白い。また、どうして間違った考えをしてしまったのかを心理学的に説明してくれて、読者の好奇心を刺激して止まない。
この本を読めば、実に多くの迷信やジンクスの類が確率論的には「ごく自然」な事だと理解できるし、超常現象と信じられている物の多くが「誤解」や「錯覚」など「思いこみ」による産物である事が理解できる。
しかし、その上でなお、作者は超常現象を否定したりはしていない。超常現象は本当にあるかもしれないが、そう信じられている物の中には、心理学的に、確率論的に立証できる物が多々あるというスタンスで話がなされている。
読後に、自分の「目で見ている世界」、自分の体験した「記憶」についてふと懐疑的になったり、視野が広がった様な感覚になる。
超常現象を信じる人が、その立証をより正確な物にする為にも、超常現象を否定する人がその立証を確固たる物にする為にも、はたまた人間の「思いこみ」や「錯覚」という世界が如何に多くの場所で日常的に起こっているのかに興味がある人も、読んでみる価値がある一冊だと思う。

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紙の本

「超常現象」がタイトル頭にありますが、心理学の本です。

2002/02/18 01:06

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:torikata - この投稿者のレビュー一覧を見る

 超常現象ファンのわたくしとして、タイトルに惹かれて読んでみましたが、残念なことに心理学の本でした。
 「事実でない(かもしれない)のに、人は信じてしまう」わけで、その背景とか理由とかプロセスを心理学の観点から分析したものです。わたくしとしては種々の超常現象がサンプルとしてでてきて楽しめるかな、と思ったのですが、それは当て外れでした。UFO関係に関しては、と学会の皆神氏の解説本を「よくまとまっている」と引用しておられます。最近のと学会本って、「例会をまとめて作ってみました」というお手軽系と、「きっちり調べて分析しました」の本気系がある気がして、このUFO本は「本気系」です、って、と学会の本の書評みたいになりました。えっと、この本の著者は、写真からするにまじめそうですが、類書が多いみたいですね。

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2006/08/10 12:06

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2010/01/11 14:09

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2010/03/09 22:38

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2010/05/21 06:44

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2010/12/21 09:13

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2011/04/19 01:52

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2019/10/30 07:09

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2011/11/02 23:22

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2012/08/06 23:05

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2016/05/22 14:13

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2016/09/06 16:52

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