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NHK連続テレビ小説「マッサン」の放送に伴い、2014年8月にNHK出版より、増補・改訂版『マッサンとリタ―ジャパニーズ・ウイスキーの誕生』が出版されています。
http://booklog.jp/item/1/4140816562
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来年の朝ドラの元になる、竹鶴政孝とスコットランド人妻のリタの物語。日本で本物のスコッチウイスキーを作りたいという熱情だけで、苦難の道を歩み続けた政孝。日本で生きるために日本人になろうと病弱な身体を押してもがき続けたリタ。不器用な2人の努力は世界大戦という激しい波にのみこまれていきます。真面目で一心なところは似たもの夫婦であったのかもしれない。
養女とうまくいっていなかったからかあまりエピソードがとれなかったのかもしれないが、その中で綿密に資料を掘り起こして綴られたであろう本文を読んで、2人の間の愛情や関係があまり見えてこなかったのが残念なところ。実際、世界を飛び回っていてほとんど家には居られなかったというから、リタの孤独はいかほどだったのか。ドラマではかなり脚色するそうですが。
サントリーの山崎蒸留所や大山崎山荘記念館を訪ねたので、ウイスキー製造に関する記述に実感がもてたし、好きな作品である杉本鉞子の「武士の娘」や沢村貞子の著作の一片が触れられたりと、二人の人生が身近に感じられた。
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NHK朝の連続TV小説で放映中の実話。もう随分と前に読んだ本。久々に、本棚で発見!
余市のニッカウヰスキー工場の敷地内には、リタと竹鶴政孝の住居が、いまも建っている。