紙の本
読むと「幸せな大人」になれます♪
2002/03/01 17:49
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投稿者:さなえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の松井るり子さんといえば、シュタイナー教育で有名な方ですが、この本はシュタイナー教育の話ばかりではありません。もちろん、根底にはシュタイナーの思想がありますが、シュタイナー関連の本だと期待すると、ちょっと裏切られるかもしれません(もちろん、すばらしい内容ですよ!)。
心優しい一人の女性(著者)が、幼児の育児の経験者として、育児中の母親たちに向けたアドバイスや、学童期の子供を持つ一人の母親として四苦八苦している様子などが書かれています。
この本を読むと、ほっと一息つけます。
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シュタイナーで有名な松井さんの本です。でも、この本はシュタイナー色はあまり強くなく、普通の育児書として楽しめました。タイトルの「幸せな子ども」、いい言葉だと思います。
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おっぱいの話から、絵本から、子育てでわからないことに
シュタイナー教育を実践する著者が
自分の体験を交えて話してくれます。
シュタイナーに限らず、いろんなお母さんが
読んでも、参考になると思います。
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「幸せな子ども 可愛がるほどいい子になる育て方」だって。こういうタイトルの本って苦手。
子育て本ってポジティブな言葉がちりばめられたものが多いのですが、どうにも正視できない。どこかむずがゆい。こっぱずかしい。
でもこの本はなぜでしょう。図書館の本棚でふと手に取った。
本を探していると、こういうことってよくありますよね。呼ばれたというか、導かれたというか、浮き上がって見えたというか、誘われた。
そして冒頭部分をパラパラと流し読みしたとき、惚れた。
読んでて心地よい。馬が合う。居心地がいい。なんか素直に納得しちゃったり感嘆しちゃったり。
厳しく、でも優しい。あまりの厳しさに正直胸がちくちくするときもありますけれど、追い詰められはしない。筆者のお人柄が文章ににじみ出ているのかなあ。むしろ「そうだ、今日からこうしよう」と改める気になるのです。
筆者のように理と知と情をきちんと携えた大人に、僕もなりたいですね。(ヒント:無理。)
最後に「パラパラめくった」冒頭部分より引用します。
■言葉のできない奴が「泣く」という精一杯の表現をしているとき、何をして欲しいのかわかろうとするのが、大人の頭の使いよう。
■寝たきり老人になったとき、でかいのがどたっと寝ているより、スリムなのが思慮深げに寝ていた方がおしゃれっぽい」から立派な段々腹をなんとかしたい(重兼芳子氏の言葉の引用)
■女の人はおむつの洗濯をしていても台所で芋の皮をむいていても、心の目は浮き世の地平線の彼方、はるか高く神に向かっている。ゆりかごを動かす者は世界を動かす。(岩下壮一神父の女性観の引用)
■あなたは大事な人から優しくされたらつけあがりますか。
どうよ。
最初からこんな感じ。恋に落ちるしょや?(キリッ)