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小学生の頃に読んで、息ができないくらい泣いた。次の日は一日中目が腫れていた。
もうあんまり覚えていないけど、同じ人間なのにどうして「しろ」とか「くろ」でこんなに差別されるんだろう。
最後、ほんとうに切なすぎ。
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長い。こんな長い話だとは思わなかった。
けれどもそれが苦にならない内容だった。
色々と悲惨な場面はあるが、
やはり家族同士、特に子供と母親が離れ離れになるのは
読んでいて非常につらいものがある。
原文がそもそもそうなのかもしれないが、
訳文が淡々としていてちょっと違和感。
解説が結構面白い。
アンクル・トムが黒人のステレオタイプとなってしまった
という批判もあったというのは見方として興味深い。
もちろん、それはこの作品の価値を落とすものでは全くないのだが。
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長かった…けど文章は割と読みやすく、原作は連載でヤングアダルト層をターゲットに書かれたのかなと言う感じ。
黒人奴隷の境遇を軸としながらも、
北部の奴隷制度に反対しつつも黙認してなにもしない人たちへの痛烈な批判、
そしてキリスト教信仰の崇高さが描かれており、また表面的な信仰についても批判している。
奴隷に対してのひどい仕打ちについては、
割と濁して描かれているが、しっかりと伝わってきて辛い…
相当の使命感を持って描かれた作品なんだと感じた。
年表も載っていて親切。
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意外だけどこの作品は案外暗さはないんだ。
トムが悲劇を迎える描写も
生々しいわけではないの。
恐らく批判を受けるのは
神格化でしかこの忌々しき制度に
批判できなかったからだろうね。
だけれども、その当時
彼らにその余力は残されていたのかな?
トムの場合はいい方は悪いけど
まだ幸運なほうだったのよ。
終の地の描写を見ればわかるけど
本当にあまりにも抑圧がひどいと
人は死ぬんだよ…
でもその中でもある女性たちは
本当に強かったな…