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投稿者:鳩サブレー - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校卒業までに自分に足りない心の傷を作りたく「トラウマ」を作る主人公と友人達。しかし、退学した同級生の墓を作るが、ある日病気により記憶違いの同級生が自分は恋人であると学校に現れる。嘘を本当にしたい気持ちが嘘であったことを本物にする話。
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デビュー作。最初はあまり共感できるものがなかったけれど、この人たちに重松さんがどんな結末を選んだのか気になって止まらなかったです。後半は涙。考えながらゆっくり、でも一気に読みたい感じ。「一番好きなものをあきらめるときには、一番大切なものを捨てんといけんのよ」
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高校受験中に読んだ一冊。おそらく、私との住む県が舞台になっています。共感できる、読んだあと優しくなれる一冊です。
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重松デビュー作。やはり、重松の作品は心にしみる。人間の奥底を抉るようで、最後には必ず一筋の光をくれる。この形はデビュー作ですでに出来上がっていたんだ。
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あまっずぱくなるような、懐かしいにおいのする青春小説。現実的には絶対ありえない話なんですが、妙にリアルに感じました。最後のほうになって段々とタイトルの意味がわかるようになってきた。
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平凡な高校生活に思い出を作るため、高3の優は「トラウマ」づくりと称し死んでもいない中退した同級生の墓をつくった。ある日、その同級生まゆみが突如彼の前に現れ、平凡な日常は本当に非凡になって行く。
誰しも心当たりがある、本当の自分と人前の自分となりたい自分の違い。何が本当で何が嘘で、何が良いことで何が悪いことか。揺れ動く年齢が懐かしい。
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重松清のデビュー作。これは、読む価値あります!!とてもいい話でした。心に染みるモノがあって、傑作だったと思います。デビュー作というのに、もう「重松World」あらわれてる感じで、すごいです。
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重松清のデビュー作品。
高校生の青春のお話なのだけれど、登場人物がみんなとても優しくて素敵。広島地方の方言もとても可愛い。
とても感動するお話!というわけではないのだけれど心暖まる優しいお話で私は好きです。
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重松清のデビュー作。本人はあとがきにおいて「稚拙さが目立ち、恥ずかしくて読めない」と語っているが決してそんなことはない。既に重松清の「らしさ」は充分に滲み出ている不朽の青春群像。
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授業で知った「トラウマ」という言葉に心を奪われ、「今の自分に足りないものはこれだ」と
思い込んだ平凡な高校生・優は、「トラウマづくり」のために、まだ死んでもいない同級生の
墓をつくった。 ある日、その同級生まゆみは彼の前に現れ、あらぬ記憶を口走ったばかりか
恋人宣言してしまう―。「かっこ悪い青春」を描ききった筆者のデビュー長編小説
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「ビフォア・ラン」というのは、直訳すれば「走りだす前」だ。
つまり、人が成長し前に進んで行く一歩手前、社会に出る前のモラトリアム時代のことのようだ。
主人公はどこにでもいる平凡な高校生。
家庭環境も普通。勉強も普通。
昼休みの屋上で悪友たちとバカ話をするのが日常だ。←「通称:屋上組」
そして小説の中には、懐かしいキーワードがたくさん出てくる。
RCサクセションの「トランジスタラジオ」、YMOの「テクノポリス」・・。
携帯電話の無い時代。
公衆電話を使って話していると、後ろに誰か並んでないか気になってしまうこと・・。
共通一次試験・・そして高校三年生の時の、受験を控えた何かせつない気持ち。
全体を通してみると、期待したほどストーリーの盛り上がりはなかった。
しかし、主人公の視点を通したサブキャラクターの描かれ方など、重松流の雰囲気は随所に感じられた。
ここから、これからの重松作品が生まれていったのだなあ・・と勝手に感動した(笑)
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「トラウマ」という言葉に心を奪われ、平凡な高校生・優は、「トラウマづくり」のために、まだ死んでもいない同級生の墓をつくった。
重松さんデビュー作。勢いがあって瑞々しい青春小説です。
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田舎を離れ東京に出てくる前の高校生活は自分のそれと重なりあい、忘れていたどうでもいい思い出や、大きな事件を思い出させてくれた。
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自分の人生に足りないのはトラウマだ!と思った少年達が、トラウマを作ろうとまだ死んでもいない同級生の墓を作る。そんな所から始まる話に魅かれて読みふけった本。高校生の青春を描いた話で、デビュー作とは思えないような文章に感動しました。題材が面白すぎるよ重松さん…!
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予備校時代、勉強が嫌になったときに必ず、読んでいた本★
こんな高校生活、してみたかった!!!
重松清のデビュー作で、意外とこの本を知らない人も多いけど、なかなかの名作だと思う。
「分からない時の自分が本当の自分なんじゃないか」
この、のりこもセリフが忘れられない。。。。。