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いよいよいき遅れになるまで粘っていい結婚相手を探したほうが良いという教訓的お話。「高慢と偏見」のが面白いですw
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ジェーン・オースティンは何事もないような田舎貴族の娘のお話ばかりなのに とっても面白い。なぜだろう…?
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内容はともかく、訳が読みにくくてしかたなかった。オースティンの文の難しさではなくて、日本語としておかしいところがあるような‥言葉の古さも気になりました。原書か他の訳で読み直したいです。
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1818年発表、オースティン最後の作品。
ケリンチ邸に住む従男爵ウォールター・エリオットは身分と器量を鼻にかけた男性で、3人の娘のうち美人の長女エリザベスに期待していたが、結婚はまとまらないまま。末娘メアリだけが結婚していた。
ヒロインは父に似ない大人しいアン。父と姉には冷遇され、亡き母の友人ラッセル夫人が頼り。
19の年に相愛の仲になったウェントワースとの結婚を反対され、引き裂かれてしまうが、8年後皮肉な出会いが…
実の3姉妹のうちで人柄は一番良いのに損をしがちなアン。一家が零落しかける時期に、幸せを掴むまで。
南イングランドのケリンチ邸、妹一家の家、海岸のライム、バースへと舞台を変えながら、恋模様が展開します。
前作に似て、もっと落ち着いてまとまった印象。
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これも海外TVドラマを見た後、原作を読んでみた。
ジェーン・オースティンの小説に少し慣れたからか、以前より読みやすく感じたような気もする。色々と面倒な体面の維持など、その当時の価値観が垣間みれて面白い。今とは違う社会環境の中でも、現代に通じる感覚を小説に書くということは、その当時にしてみればかなり革新的なものだったのかもしれない、と思うとすごいと思う。
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自負と偏見』がすごく面白かったので購入。ややまだるっこしかったもののやはりあけすけで面白い。他の作品も順々に読んでいこうと思います。
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オースティンの醍醐味は登場人物の性格描写。浅はかで見栄っ張りな人やアレコレと小賢しく立ち回る利己的な人、ただただ善良な人とそれをするどく観察している者が織り成す上流と中流の狭間で揺れていたりする小さな集まりの中で起きた(起きつつある)結婚を巡る物語。
書かれた時代が時代だから女性の生き方や社会の役割が狭く、どうしてもこの枠から抜け出せないけど、その限られた制約の中で上記のような人物たちが生き生きと動き、普遍的な人間関係の問題を描いている。
国も時代も環境も全く違うけど、抱える悩みは変わらないので、充分楽しめるのだった。
「説き伏せられて」は若い頃に周囲に反対され諦めた人と数年後に再会して揺れる女心な話しなのですが、
アンが語る女性と男性の愛し方の違いや人に対する心遣いを徹底的に意見をぶつけ合うと所が楽しめました。
そうした部分はなどはくどいくらいなのに、物語のラストは一気に駆け足で、あれれと肩透かしな気もしますが、オースティンが書きたかったのは物語の結末ではないのだろうから仕方ないかな。
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女の美しさは年齢ではなくて気持ちなんですね、ええ。という感想。
相変わらずの情け容赦ない登場人物たちによるおバカを(ユーモアを交えつつ)辛らつに書く反面、過去の愚かな出来事も、取り返せるんですよというメッセージもある。
最後の作品がこれならば、心穏やかになくなったのだろうか。
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ジェーンオースティンは、映像から入った。時代背景がわかりにくいから、映像から入って正解だと思う。今も昔も変わらぬ物があるんだと思う一冊、大好き。
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オースティン最後の長編。一度は別れた2人が再び出会うが・・・紆余曲折というお話。思うようにいかなかったりまわりの影響をうけたり。なかなかおもしろかった。
ちなみに「説得」と題された小説は同じ作品。
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オースティンの作品はどれも大好きですが、1番は、説きふせられてと、高慢と偏見と迷います。説得されて婚約を解消したヒロイン、8年後の偶然の再会!説得された人、してくれた人、した人、すごく時間の流れや思いが丁寧で何度読んでも飽きないです。
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大体のあらすじはこんな感じです。貴族の娘であるアンはウェントワースと恋に落ちて婚約をしますが、身分の違いから周囲に反対され、婚約を破棄します。しかし八年後、アンは金持ちになって戻ってきたウェントワースと再会をしますが、親族の関係もあってどうしても同席しなければならず、アンは苦しみます。
堅苦しい文章ですが、内容は恋愛小説です。
主人公のアンは周りの説得によって婚約を取り消してしまいますが、それを根に持つウェントワースは、アンに対してあてこするように「変わらない決意こそが大事だ」というようなことを言います。
『説きふせられて』というタイトルにあるとおり、この物語では説得に応じてしまう心の弱さについてたびたび触れており、私も最初はウェントワースの言い分はもっともだと思いましたが、その後の展開で言い分が覆されたのが面白かったです。
前に違う訳者の小説を読みましたが、同じオースティンなのに、訳者が違うだけでこうも読みやすいさに差が出るのかとびっくりしました。
少々お高いですが、解説も豊富なのでちくま文庫版の『説得』を読めばよかったかなと少し後悔。
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アン・エリオットは、海軍に勤めるウェントワースと相思相愛になり婚約する。
しかし釣り合いや彼の財産のなさから、周囲に説き伏せられて婚約解消してしまう。
8年後に運命の巡り合わせで再会するものの、彼の態度は冷たく、アンも後ろめたさから一歩踏み出せない。
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初オースティン。途中で挫折しそうになった。
合わないのか訳の問題なのか。
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大人しく聡明なアンが不憫でね‥。
こんなに馬鹿で馬鹿な家族の中で、どうしてアンだけ良い人なのかしら?
お母さんと似ている、とあったけど、ほとんど記述がないので影響の大きさは不明。
アンがアッパークロスで、頼られて愛されて穏やかに過ごしている場面が好き。
大佐がお金持ちになって良かったね、アン!
解説(署名なかったけど訳者なのかな?)で作者が結構ボロクソに言われてて笑った。
シェイクスピアと比較するなんて烏滸がましい!(意訳)とかね。
いいじゃない、家庭小説。私は好きですよ。
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時代は19世紀始め、ジェーン・オースティン描く『説きふせられて』の世界
8年前
準男爵の娘と将来性がわからない平民の若者とが恋に落ち、婚約までした
けれども婚約解消の憂き目にあう
周囲に反対される理由は相手の経済力が胡乱で、しかも
社会的地位も釣り合いがとれないとのことなのである
説得されて独身のまま27歳になったヒロインが
寂しく、無為の日々を過ごしていたところ
ひょんなことで元婚約者と再会、またいろいろあって...
というストーリー
娘の父親は自分の美貌と社会的地位に虚栄心の塊なのだ
若いときは水も滴る美青年、54歳のいまでもまだまだ美男子なので
自分の容貌を鼻に掛けるのは、女性でも珍しいようであり
自分の社会的地位(準男爵)を有難がるのは、新興貴族の召使いより甚だしい
とオースティンの筆は辛辣
「虚栄心の塊」の親を持つと苦労する
ヒロインは次女だが、長子の姉は父親そっくり美人で気位たかく意地悪、独身
妹も結婚してはいるが性格悪く、ヒロインの日常は荒涼としている
しっかりした母親が亡くなると、父と姉の虚栄心浪費で財政逼迫
広大な家屋敷を貸家にしてしのぐことに相成り
借り手の海軍軍人妻の弟がヒロインの元婚約者というわけで
元婚約者との思いがけない出会になるいという皮肉な状況のヒロインであった
とまあ、ストーリーは進むが
結婚をめぐる状況の悲喜劇は現在も同じ
周囲に反対されてというより、自分の思惑で非婚化している現代
いわく
経済的の問題
男女の役割分担の不公平
そして非婚化したあげくの社会的弊害
わたしはみな結婚すればいいとは思っていないが
その非婚化の世界は荒涼としてさびしい厳しいものになる一面もあるだろうに