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PCRの誕生 バイオテクノロジーのエスノグラフィー みんなのレビュー
- P.ラビノウ (著), 渡辺 政隆 (訳)
- 税込価格:3,300円(30pt)
- 出版社:みすず書房
- 発行年月:1998.10
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紙の本
いかにPCRが生まれたか
2001/02/02 13:45
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投稿者:dakara - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書のタイトルにも用いられている PCR とは、「ポリメラーゼ連鎖反応」のことであり、わずかな DNA を短い間に無限に増やすことができる技術であり、DNA の二重らせん構造の発見とならぶほどの偉大な発明であるそうです。親子鑑定や犯罪捜査、遺伝子治療などを大きく進歩させた原動力になった技術だそうです。
本書は、PCR を生んだベンチャー企業で、研究者たちがどのようにしてこの新技術を開発・発明にこぎつけたのか、ということについてエスノグラフィーにより明らかにしています。
小説を読んでいるような面白さで本書は進んでいきます。
ちなみに、本書を読了された方には、ラトゥールの『科学が作られているとき』をお薦めします。科学が生まれる現場を研究した(科学の人類学)という意味では、本書と同じようなアプローチを採用しており、面白いです。
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