紙の本
柴田元幸氏の
2016/12/14 19:59
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投稿者:igashy - この投稿者のレビュー一覧を見る
「死んでいるかしら」での紹介を見て。やっぱり紹介の方が面白いけど、結構楽しんで読めました。本文は100ページちょっとで、エッセイに近いような気もします。 ウィルソン氏が私財を投じて設立・運営している、某TV番組用語の「パラダイス」的な博物館、ジュラシック・テクノロジー博物館
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本物かどうかは別として、蒐集・展示する側が大まじめだということが、驚きです。
ウィルソン氏そのものが、めずらしい展示物のように思えてきました・・・
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1/25 読了。
この本の記憶が鮮明な内にミルハウザーやキアラン・カーソン「琥珀捕り」を読み返したい。
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翻訳家の柴田さんがオススメしてたのでつい・・・。
冗談なのか本気なのかわからない展示品のならぶ驚異の博物館。これまだ現存するなら是非いきたい!めっちゃ行きたい!この人をくったよーな感じたまんない。表紙も素敵です。
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実在する(らしい)、「驚嘆すべき」展示物を陳列した博物館と、その展示物の蒐集家であるウィルソン氏に焦点をあてた本。
読み始めるまでは「ウィルソン氏の陳列室」の中身についてカタログ的に触れられているのかと思っていたところ、実際には著者がそういった展示物を見ていく中で「驚異の真相」を突き止めるべく、他の様々な博物館の展示物や、それら博物館の創設者の履歴の探索といったところに軸足が移っていってしまったので、その点でちょっと期待はずれでした。
あとがきで訳者も書いているけど、ジャンル分けするのが難しい本でもあります。博物館の歴史とも言えるし、著者の旅行記のような感じもするし、もちろん博物館に展示されている奇妙な展示物の紹介という側面も多少なりともあるし。
たかだか150ページぐらいの本ですが、時間をおいてもう一度読んでみれば、また新たな発見があるのではないかという感じです。
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15世紀頃からヨーロッパにおいて外来の希品・珍品を集め
展示した博物陳列室「驚異の部屋(ヴンダーカンマー)」と
その流れを汲む現代のジュラシック・テクノロジー博物館を
紹介したルポ。現実と虚構の境目を曖昧に溶かし、架空と
実在を自由に行き来しながら、ただ人々に「驚異」を与える
という一点のみを念頭に置いた驚異の部屋とジュラシック・
テクノロジー博物館の雰囲気がとてもよく伝わってくる、
良い著作だった。ただし、百聞は一見にしかず、実際現地に
行き、その展示を観るのが一番なのだとは思う。行かない
けど(笑)。