サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

その日の吉良上野介 みんなのレビュー

文庫

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー3件

みんなの評価3.7

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本

真相は

2022/07/02 17:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作者得意の忠臣蔵に題材を取った連作短編集である。殿中刃傷事件の原因の真相を伝える表題作が出色である。なるほどそうだったのか と読者を納得させる真実味がある。形骸化した「武士」に対する心境の変化を描いた 最終話もなかなかのものだと思う。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

浅野が吉良を斬った本当の理由を知りたくないですか

2001/12/06 17:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:伊豆川余網 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 優れた歴史小説は、読者をその時その場所の目撃者にしてしまう。著者の名を高からしめた傑作『四十七人の刺客』、そして情感溢れる名作『四十七人目の浪士』に続いて書かれた、赤穂事件に取材した短編集。前2作もしくは『刺客』だけでも読んだ方は、必ず読むべきだ。なぜならば、『刺客』ではついに不明のままだった(不明のまま読ませる著者の緊密な構成力も凄いが)「浅野内匠頭が吉良上野介を刃傷に及んだ理由」が、表題作で鮮やかに描かれているからだ。興を殺ぐので詳細は避けるが、ここで語られる「3月14日」に至る経緯は、本所の吉良宅でまさに我々が吉良自身の謦咳に接して聞いたようなリアリティをもつ。脚本作家出身らしい立体的な描写力は、他の作品でもしばしば評価の常套句となっているようだ。しかし、その根底には真の人間通とでもいうべき深い洞察力がある。他の4編も着眼の素晴らしさが際だっており、いずれも読んで後悔させない。いわば伽藍を衝く大如来像を創り上げた余勢を駆って、鑿鋭く刻まれた観音像ないし四天王像である。丈は等身大でもそれぞれ個性的、婉美にして雄渾、繊細にして鮮明。赤穂事件もの以降に、著者が続々と上梓している数々の雄編でファンになった方もぜひ、名匠が彫琢した珠玉の秀作を堪能して欲しい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2021/01/29 16:31

投稿元:ブクログ

レビューを見る

3 件中 1 件~ 3 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。