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20代のサラリーマンに読んでほしい一冊。もちろん少しくたびれかけた30〜40代半ばの人にも、日常を見直すキッカケとなるはず。底流にあるのは、受信型・言われるがままに受け入れる脳から、発信型・自ら考え改革してゆく脳への転換が、重要であり、知的ホワイトカラーを目指すべきということ
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この本に出会い大前研一氏のすばらしい考え方について目からウロコが落ちた。
また、大前氏は今話題となっている道州制についても以前から訴えていました。
彼の考え方をできるようになれば今後の未来の社会の流れをつかめると思います。
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会社というのはチームワークで仕事をするための組織である。チーム全員を足して100の仕事ができればいいのである。重要なのは、その100を上司が定義することだ。それが定義できなければ上司の役割は果たせないし、プロフェッショナルとも言えない。100が定義できれば、チームとしてそれを達成するためにどういう役割分担をしていくかという話になってくる。3人で仕事をする場合なら、上司は定義した100のうち自分が70やれると思えば、あとの2人の部下には30を任せればいいわけだ。・・・・100を定義できる上司、その100に対する自分の役割分担をきちんとこなせる部下は、どこの会社に行っても通用するし、独立しても成功する可能性が高い。(P.105)
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2007/05/19
友人から頂いた本。「自分よりも上の人の立場、できれば社長の立場から考える癖をつけるべきなのだ。…35歳になったら変われない。だから、入社して最初の数年が非常に大切なのだ。」
モチベーションを高めてくれる1冊。
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いろんな事を広く知ろうと思い、この本をセレクトしました。
単純に読めば、勇気が出る本。
それは、乗せるのが上手いという事なんだと思います。
マッキンゼーの募集要項を見たけど、到底自分には務まりそうもありません。
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自分への投資のススメ、通勤電車での問題解決トレーニング法、「知的に怠惰になったら将来はない」など、ポイントポイントで印象的な内容だったが、続編である『サラリーマンリカバリー』の方が好きでした。
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大前氏の古い本である。発売は1999年だから、発売されてもう9年くらい
経過している。なんで今更この本なのか?それは、自分の本棚をぼけーっと眺めて
いたら目にとまったので「もう一回読むか」と考えた次第である。
「知的ホワイトカラー」を目指せ、多くの人が「知的ブルーカラー」だ。
自己成長・自己投資に終わりはない。学べ!毎日、毎週、毎月、毎年何かを学べ!
また、現場で学ぶ事を忘れるな!座学と現場、両方が必要である。という内容。
もちろん、これ以外にも資産運用やデジタル社会での強い企業の特徴なのが、
後半述べられているが、前・中あたりが主な内容になっている。改めてかなり前の
本を読んでみたが、大前氏の主張は今も全く変わってない事が分かった。
話は変わるが、
先日、家具・生活雑貨をデザイン・販売しいている会社の社長のアイデア法
なるものをTVでやっていて、やはりその方法も現場重視の方法だった。
個人的には、最先端は現場でまっさきに起こっているって事を改めて認識した。
建築の設計も現場は大切にする。現場に必ず赴き、「場」を体感し、雰囲気を
肌で感じる事で、設計にもリアリティが生まれる。これは、安藤忠雄氏も言っていた。
しかし、この不況下が自社が生き延びるには、クライアントが生き残るには何をするべき
なのか?考える事ややるべき事は山ほどある。やるしかない。
さぁ、これから何を勉強しようか。
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10年前の本が今新鮮だった。この人は時代を読むのが早すぎて一般人がそのスピードについていけない。敬服するとともに、もったいない人材である。
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以下引用メモ
最初の5年間は準備期間。なんにでも興味を持って関心領域を広げ、自分で質問、しかし情報はできるだけ遮断して本当に必要なことだけを深く掘り下げて考える。発信型の発想法へ癖付ける。そして1つのことに半年から一年、こだわって調べる。それを会社の仕事をやりながら続けていく。
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危機感を持つ使命感が強い人。
若い人に対してのメッセージがとても強い。
1)経営者や自分より上の上司の視点で「私ならどうするか?」ということを考え、行動する。
2)今日やるべきことは明日には伸ばさず、その日中に必ず終わらせる。
3)常に新しいことに挑戦し、転ぶ事を恐れるな。
4)自分を否定することが新しい発見と価値を生む。
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”知の衰退からいかに脱出するか”が面白かったので手にとってみた大前研一氏の本。今までの自分だったら絶対手に取らないようなタイトルかと思われる・・。98年と発売は古く、時事的な個所は多分に色あせてしまっている所もあるが、同氏の本らしく一貫した筋が一本通っている。面白い。いいヒントが諸々あるので、上手く消化していきたいと思う。
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私が社会人一年目で一番影響を受けた本です。
「英語力」「IT力」「財務力」この三つの力をつけないさい。
一社に属するのではなく、何社もの名刺を持ち歩ける人材になりなさい。
この本との出会いが、20代の一番大きな出会いだったかも・・・
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・12/10 初めてブンコビューアでパピルスから買った本を読むことになる.PCで読むのもなかなか悪くないけど、持ち運びできないのがやっぱり難点か.他の本でも書いてあることも載ってるけど、やっぱりもっともなことが載っててなかなかいい.すらすら読めてしまう.
・12/12 読了.もう本当にあっという間だった.でもどっかで読んだことも多分に含まれてる.
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知的ブルーカラーから脱却し、知的ホワイトカラーを目指す必要性を述べており、自分自身、日々取り組んでいきたい。
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今から10年くらい前に書かれた本だが、内容は決して古びてない。「知的に怠惰でない」というのは頭では理解してても、実践は本当に難しい。部下の育て方の部分もまさにそうだと思った。社会人暦10年くらいの人をターゲットにしているが、もっと若い人にもオススメの一冊。
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【読書メモ】
●自分の仕事を計ってみたい人は、以下の事を試して欲しい。まず、1週間の有給休暇を取る。しかし本当に休むのではなく、会社に行ったと考える。会社でやっていたと思う仕事を自宅でやるのである。有給休暇が終わって出社したら、会社の上司に「私は休暇をとっていましたが、その間にこれだけのことをやりました」と1週間で自分がやった仕事を示すのである。そういう風にして「というわけなので、休暇ではなく、出勤したことにしてください」と交渉できる人が何人いるだろうか。
●そもそも日本のサラリーマンの仕事の大半は、自分で計れるかたちになっていない。どこからどこまで自分でやるのか、仕事の境界線がはっきりしてないからだ。「今日はあの仕事をやろう」と思って会社に行っても、全く違う仕事が次から次へと入ってきて、
そちらを優先してしまう。気がついたら退社時間になっていて、やろうと思った仕事は翌日送りにして帰ってしまう。だが、そういう人はプロフェッショナルとは言えない。
●優秀な人ほど会社が定めた自分の職務分掌に忠実であろうとする。職務分掌に忠実であれば、それを上司が評価して給料が上がると思ってしまうからだ。しかし、それは「知的ホワイトカラー」にとっては大きな足かせになる
●コンサルタントという職業は分権(権限の委譲)という概念と相容れないのである。もちろん一人でデータ集めから分析まで全部をやることはできないから、チームでやることになる。つまり分業はするが、分権(結果責任の分割)はしないのである。
●新人教育は昨年入った社員にやらせなさい、そして古い人の教育を新入社員にやらせなさい。さらに、新入社員には入社して1ヶ月たったら、我が社の将来、5年後のあるべき姿を書かせなさい。書いた以上は自分たちでそれをやれと言って、上司をつけずにやらせてみなさい。
●従来の秩序を壊さなければやり方は変わらない。やり方が変わらなければ、会社は変わらない。
●なぜ最近、新しい会社が元気があるのかというと、顧客の立場に立って付加価値のある製品やサービスを提供するための障害が何もないからだ。デジタル情報化社会の新しいルールのもとでは、新しい会社ほど有利なのである。ただし、新しい会社には不利な点も山ほどある。資金がなく、信用がなく、組織もなく、環境もない。唯一つ、変な秩序が無いのが有利な点なのである。ということは、この新しい会社の有利な点に気がついた古い会社が、従来の秩序を壊す勇気を持った時が一番強いのだ。
●これから成功するために大事なことは「知的に怠惰でない」ということだ。自分が間違っていたかもしれないと思ったら、いったんオールクリアの状態にして、違う前提に立ってゼロから考え直してみなければならない。
●高齢者が保身のために定期預金や郵便貯金をやるたびに、公的資金、国債という名の将来の国民負担が増えているのだ。
●私の生き方のもう一つの特徴は、「もったいない」と思わずにオールクリアボタンを押してきたことだ。「もったいない」と思った途端に人生は負けである。このままいけばそこそこの地位や収入は得られるだろうと考えて守りに入り、上昇志向がなくなるからだ。
●私は「マッキンゼー」で社員を何千人も見てきたが、不思議なことに、成功する人間としない人間には唯一、明らかな違いがある。それは、成功する人はどんな仕事も厭わずやるが、成功しない人は仕事を選ぶということだ。
●私は自分が引き受けた仕事は100%自分で最後までやる。自分が100%やることが難しいと思った仕事は、最初から他のチームに全部任せ、自分は一切絡まない。そこまで徹底しないと仕事に責任が持てないし、本当にお客さんのためになる仕事もできないと思うのだ。
●私はダメな人はいないと思っているし、ダメな人をダメと言ったところで何の進歩もない、と思っている。
●部下を使って仕事をする時の私のやり方は、想定している成果を100とすると、100マイナスその部下の仕事が、自分の仕事だと考えている。どれだけやれるか試してみて、足りなかった分を自分がやる、という考え方たなのである。自分で残りの部分をやれなくなった時は、上司たることを辞める時なのである。
●役に立つ人間の使い方のコツは、部下が3しかやらなかった場合に自分が残りの97をやる準備をしておくということだ。なぜなら、その部下がギブアップしたのは上司である自分に責任があるからだ。最後は徹夜をしてでも自分でやる覚悟と能力が上司になかったら、その仕事は受けるべきではないのだ。自分で97やる覚悟をしていて、部下を指導すれば短期間で有効な指導ができる。方向が分かっていて、ある程度勘どころもわかっているからである。
●会社というのはチームワークで仕事をするための組織である。チーム全員を足して100の仕事ができればいいのである。重要なのは、その100 を上司が定義することだ。100が定義できれば、チームとしてそれを達成するためにどういう役割分担をしていくかという話になってくる。上司が定義した 100を理解して、自分がやるべき仕事を完遂できる部下はいい部下だ。100を定義できる上司、その100に対する自分の役割分担をきちんとこなせる部下は、どこの会社に行っても通用する市、独立しても成功する可能性が高い。
●私に言わせれば、今の状況は、企業がひとりよがりな商品を出し、それが売れないからといって、不景気だ、不況だと騒いでいるような気がしてならない。だが、先に述べたように、決して不況ではないのであり、昔ながらのブロード・キャスティング(放送)での、「全国の皆様、カップヌードルです」という売り方が通用しなくなっただけなのである。つまりこれからはブロード・キャスティングではなく、対象を絞ったナロー・キャスティング、特定相手に呼びかけたポイント・キャスティングというふうに、ターゲットを絞り込んでいかなければならないのだ。
●ヒット商品を出そうと思ったら、成熟社会の人々の価値観に合った物語性のある商品を出せばいいわけだ。問題は、それをどうやって見つけるか、である。街に出て実際に観察し、いちど頭の中をガラガラポンして、キャスティング・ポイントを研究しなければいけない。
●人を正当に評価する物差しが必要になるわけだ。ところが、そのためには、複数のトップ・マネージメントが15%の時間を使わなければならない。複数による評価が必要な理由は、一人による評価だと不幸な上司に当たった時に救いようがないからだ。「3M」は上司を選ぶ権利を下に与えている。
●個を評価する力のある会社しか、これからは栄えることができないのである。そういう意味で、日本の会社は大きな価値観の転換をしなければならない。これからは個の時代であり、個人能力の集積が企業の力であり、優れた個人を上回る組織はありえないということをトップ・マネージメントが認識し、社内制度から報酬・報償まで首尾一貫して個人の能力を最大限に引き出せる体制に変革しなければならないのだ。
●大経営者は消しゴムがでかい…彼らは朝令暮改を平気である。「創業者型」の天才的な経営者は、本能的に自己否定ができるという共通点を持っているのだ。
●私は35歳から50歳を「魔の15年」と呼んだ。日本の会社は入社10年、35歳くらいで仕事を全部覚えてしまう。しかしその後は知的な進歩がなく、社内営業だけがうまくなって、50歳過ぎて何らかの責任を与えられるまでの15年間は内向きの仕事に専念するようになるのだ。破壊的なことができる旬の時期を無駄に過ごしているのである。30代をいかに活用できるかが、これからの最大の課題である。
●本当は自分を否定することが日本的な普遍性なのに、自分を否定しないことが日本的な普遍性だと勘違いし、したがって我々は変われないと言っている。しかし、我々は変われないと言ったその瞬間に敗北者なのだ。日本は自分を否定することで生きてきた。これからも自分を否定して変わり続けなければ、絶対に生きていけないのだ。
●今後は日本人の寿命が構造的にどんどん短くなっていくだろう。今、日本人の平均寿命が延びているのは錯覚である。戦後の貧しい時代に粗食だった人たちの寿命が延びているだけなのだ。一方、高度成長後の豊かな時代に生まれ育った今の若い人たちの寿命は、ファストフードをはじめとするアメリカ型の食生活のせいでアメリカと同じように短くなっていく。
● 今社長になっている人たちは、主任や係長、課長ぐらいの若い時から、社長みたいな口をきいていた人ばかりである。会社のグチをこぼしたり、上司の悪口を言ったりせず、「自分だったらどうするか」という解決案を常に考えていた。そして、まさに織田信長の草履を温めた豊臣秀吉のように、今5分だけ社長と話すチャンスがあったら何を言うか、それを常に懐に温めていたのである。
●松下幸之助が偉かったのは、グループ内にそういう不満が出てきた時に「ノー・エクスキューズ」にしたことである。関連会社の部品が競争相手より高いと聞いて、各事業部はどこから買ってもかまわないという原則を作り、コストが高いというエクスキューズをなくしてしまった。その結果、関連会社も懸命にコストを下げる努力を��たため、気がついてみると9割ほどの部品は関連会社から調達するまでにグループ内のコストが低下したのである。
● 「吸収型」の頭から「発信型」の頭に変えていくには、今までの教育で身につけてきた「知識」を一度、全部捨てる勇気がいるわけだ。これまでの知識と教育を一度捨ててみて、「自分で考え始める」というプロセスがどうしても必要になってくる。具体的な方法としては、これを始める時は入ってくる情報をなるべく少なくして、一つのことにこだわって考えてみることだ。これを5年続ければ、誰でも必ず頭の構造を変えることができる。そして、なぜなのか自分で考える癖をつける。自分なりの答えが見つかり、筋道が立ったら、今度はそれを実証するたに自分で調査してみる。
● 頭で考えて論理ができてしまうと、たいていの人はそこで終ってしまう。そこからもう一歩踏み込んで考えてみると、この情報があれば自分の考えた論理や分析が本当に正しいかどうかわかるな、という一点が見えてくるはずだ。自分で狙いをつけてその情報を探していくことが重要なのである。
● あなたが30歳~35歳だとすると、定年まであと35年~30年ある。だが、これからどんな人生を生きるのか---自分の乗っている船が良い船であるように神に祈って他人任せの受動的な生き方をするのか、それとも船から下りて自力で泳いで向こう岸にたどり着くことをめざす能動的な生き方をするのか---ということはい、今の時点で決断しなければ手遅れになる。
●今生まれている事業機会は世代を超えた縦のブリッジが非常に重要になっている。デジタルネットワーク社会では横方向のブリッジ、すなわち同世代の人の価値観とスキルは、いくら積み上げたところで限界があるからだ。