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ウメ子 みんなのレビュー

第15回坪田譲治文学賞 受賞作品

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みんなのレビュー13件

みんなの評価3.8

評価内訳

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13 件中 1 件~ 13 件を表示

紙の本

幼い日の思い出とともに、ちょっと前まであった“良き日本”を思いださせてくれる物語

2001/09/02 00:17

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投稿者:密偵おまさ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 近年、我が子を殺して捨ててしまった親、見ず知らずの子供を可愛いからといって連れ去ってしまった大人、そんな物騒な話題が、絶えない。

 この作品の主人公、ウメ子と美代ちゃんの冒険は、微笑ましいと同時に、今では失われつつある“良き時代の日本”の風景を思いださせてくれた。ユーモアあふれる語り口から飛び出す、幼い二人の女の子の友情をほのぼのと描き、読むものの心をほんわかと温めてくれる。

 こんな大胆な冒険をしたことのない私でも、初めて母に内緒でバスに乗って友達と町に出かけた日の、ワクワクドキドキした気持、覚えたての自転車に乗って、気がついたら思わぬ遠出になっていて泣きながら夕焼けに染まった道を帰ったこと、そんな幼い日の思い出が蘇ってきた。

 ギスギスとした日常を忘れて、ひととき、泣いたり笑ったり、ハラハラドキドキしながら、懐かしい思い出に浸れる、そんなほのぼのとした気持になれる物語である。

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紙の本

あっけらかんと明るく楽しく、味があってたくましさもある−−素敵なパーソナリティの原点はここにあった。幼稚園児ふたりの友情を描いた小説。坪田譲治文学賞受賞。

2001/05/10 17:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本にもなっている「週刊文春」誌上の対談『阿川佐和子のこの人に会いたい』とか、壇ふみさんとのエッセイバトル『ああ言えばこう食う』『ああ言えばこう嫁行く』など、魅力的なパーソナリティーを発揮して活躍する著者の初めての長編小説なのだ。

 この方のコメントの痛快さは、「ポスト森茉莉」か「ポスト宇野千代」かという感じがする。そんな人の書く小説だから、面白くないわけはない。

 素材はわりに「正統派」とお見受けした。紙芝居屋さん、おせんべいの缶でつくった大事なもの入れ、サーカス小屋など。登場人物も、あたたかく見守ってくれる園長先生、何でもお手本になってくれるお兄ちゃん、山の手風の自分のお母さんとは違う苦労人の友だちのお母さんなど。

 どこかで読んだような、どこかで聞いたような安心感を与えてくれるカードの配り方である。お話の運びも「予定調和的」と言ってさしつかえないと思う。破綻して、読んでいる人を煙に巻くようなことはない。ひとつひとつのエピソードは、「これでいい?」と確認してくれるように、納得できるよう丁寧に進められていく。

 マイナスイメージにもとられかねない「正統派」ではあるけれど、一気に読ませてしまう魅力は、何といっても登場人物の味なのだなあと思う。

 お話の語り手である主人公の「みよ」は佐和子さんの分身のような感じ。お兄ちゃんやその友だちと遊ぶのが好きな活発な女の子で、少しおしゃべりで明るい。

 お兄ちゃんと通う幼稚園に、毎日派手な洋服を着てくるウメ子という女の子が転園してきたところからお話が始まる。はっきりとしていて、どこか大人びたところのある性格のウメ子と、みよはすぐに親しくなる。

 家に遊びに行ったとき、みよはウメ子がお父さんと一緒にくらしていないことを知る。「もう少し大きくなったら、みよちゃんと一緒にさがしに行く」とウメ子は言う。

 ある日、よく話をする紙芝居屋さんとウメ子の母がけんかしているところを偶然に見かけたみよと兄は、その紙芝居屋さんがウメ子の父のことを知っているという情報をつかむ。

 しばらく旅に出ることになったという紙芝居屋さんの話をウメ子に伝えると、ウメ子は紙芝居屋さんの小型トラックにもぐりこんで父に会いに行くと言い出す。いつかのウメ子の「一緒にさがしに行く」という言葉を思い出したみよは、同行することに決める。
 家に置き手紙をしてトラックに乗り込んだふたりが行き着いたのは、サーカス小屋。ウメ子はそこで働く父に会う…。

 心がじんわりと温まってくる愛らしいお話なのだ!

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2005/02/16 00:18

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2008/07/29 18:22

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2013/11/24 18:35

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2015/01/20 18:20

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2016/03/05 14:27

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2016/08/02 09:49

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