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英語に関して,音韻的,統語的,意味論的,語用論的,英語史的考察を説明した本。
題名通り日本語と対照して説明している。
特に最後の日本語史の説明はとても細かい。
入門というよりは,ある程度馴染んでから読んだ方が効果的な気がする。
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章の構成は、第1章から順に「音声学・音韻論」、「形態論とレキシコン」、「統語論 生成文法」、「統語論 機能主義」、「意味論」、「語用論」、「英語史(補説 日本語史)」となっていて、これを見ても分かるように、英語学の主要な分野が網羅されているので、英語学を勉強する人の教科書にもなると思う。またそれぞれの章で著者が異なるが、全く記述がバラバラというわけでもなく、有機的につながっている部分もある。これだけ網羅的な内容を1冊の本にまとめ(もちろん、例えば「統語論」で統語論の内容全てを扱いきれているわけではないが)、ある程度の専門性を保っているという本は限られていると思う。そして章末にFurther Readingが付いているのも良心的。個人的には「形態論とレキシコン」のところが勉強になった。「設問」として練習問題が付いているのも良かった。
この本はそれまで断片的に読んでいたが、夏休みを利用して1日1章ずつノートにまとめながら読んでいき、自分だけの英語学ノートもできた。ちなみに練習問題には別冊で解答編『日英語対照による英語学概論 教師用(独習用)マニュアル』があります。本屋では見たことないので、図書館で探してみて下さい。
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音声学・統語論・意味論など言語学の主要分野が1冊にまとめられている。各分野への入門編として使えるし、これ1冊の知識でも院受験に歯が立たないわけでもない。(但し、得意分野を作るために各分野の専門書を1冊は読んでおいた方がいいだろう)
各セクションに練習問題がついており、自分の実力が試せる。
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短大の科目の教科書となっていました。とにかく、読みづらいです。専門用語の説明が適切でないのがその読みづらさの一因となっていると思いました。明確な定義をせず、「こういったものを○○という」というような説明が多いです。教科書として執筆するなら、高校で習わない用語は丁寧に説明すべきだと思う。