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紙の本
各方面で活躍する著名人との対談を中心に,広い視点から論じた風景論,都市論,土木デザイン論
2000/07/17 03:15
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書のタイトルにある「名都」は,日本の都市計画学の草分けといわれる石川栄耀氏が作った,すぐれた都,美しい都という意味の造語。「山紫水明にして偉人あらわる」という言葉に,名都の条件があるという。景観工学の第一人者である著者は,「都市に道路,建築,下水道といった都市生活に必要な基盤を作るのは当たり前のことですが,それだけでは名都にならない。名都になるためには,町に魂を入れなければいけない。景観という魂が入らないと都市は名都にならない」と述べている。具体的には,景観計画,公共の建築をなるべく劇的に見せるような文化計画,強度の絆を深めるような社交計画という三つの計画が重要だと説く。さらに,景観計画は,町の経済と密接な関係があるのだと言う。
本書では,表題作を含めた講演や評論のほか,対談も収録した。演出家の宮崎駿氏,建築家の伊東豊雄氏,景観工学の篠原修氏,表象文化論の小林康夫氏など各方面で活躍する著名人と対談し,広い視点から都市文化を論じている。風景論,都市論,土木デザイン論など16編を収録。景観づくりにかかわる技術者はもとより,専門外の読者にも面白く読める一冊だ。
(C) ブックレビュー社 2000
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