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地価は下がる・日本は再生する みんなのレビュー
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紙の本
家を買う前に読め
2002/03/09 17:29
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今住宅ローンを抱えていないあなた。21世紀は貴方の世紀である可能性が高い。そしてこれからローンを組んで家でも建てようか、マンションでも買おうかなんて考えている貴方。
もしその前に本書を手にしたのであれば、貴方は神に祝福されています。神の恩寵が貴方の頭上から降り注いでいます。土地は暴落するでしょう。暴落するものをわざわざ高値で借金して買うのは賢明ではありません。借金を抱えて身動きがとれない連中を尻目にあなたは無限の自由を本書を読めば手に入れることが出来るでしょう。
紙の本
証券アナリストらによる建設・住宅・不動産業界の動向報告。地価下落のメカニズムと日本経済の行方を探る
2000/07/10 09:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
地価高騰から一変,下落はいまなお続いており,特に中古住宅の値が連動して下がっている。この地価下落の状況をさまざまな角度から検証した本書は,昨今の日本経済の不振を考えるうえで多くの示唆に富む。筆者は在米ファンドマネージャーや建設関連の人気アナリストが分析しただけあって,説得力がある。
本書では不動産関連の動向を中心に述べているが,ユニークなのが事象の側面を複眼的視点でとらえる際,「源平合戦」の見方を示した点だ。ムラの源氏,マチの平家といった具合に,含蓄のある文章が続く。しかも随所で,ある説明に対し,もう一方の著者が補足説明を加える。減価償却,含み益,多重抵当といった金融関連の話題も盛り込む。
地価急落の余波は,都心商業地の暴落が象徴的であり,他の物件も値を下げた。閑古鳥が鳴くリゾート地,海外不動産を手放すなど深刻な事態に至っている。これに加え,阪神・淡路大震災で露呈したリコースローン(崩壊後も残るローン)問題を取り上げる等,瞠目に値する。
(C) ブックレビュー社 2000
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