紙の本
いつもの『コバルト』ではなくて
2021/09/29 17:06
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
『アニメージュ』連載だった作品。少し、雰囲気も違いますが、それでも大好きな作品の1つです。アニメ化されましたが、やはり原作が好きです。
紙の本
まさに青春小説
2018/11/19 18:33
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投稿者:とも - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校生のヒリヒリした感情や恋愛にドキドキしながら読んだ。
女子校だったので、こういう高校生活が羨ましくも感じる。
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2009/07/14 何回目?
話の原点は高校時代にあるのだが、大学に入って下宿をはじめたばかりの日々が我が身に引き写して懐かしい。
アニメ版で大学進学後のシーンがほとんどカットされていたのが残念。
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地元高知の話なので、なんとなく存在は知っていた。そしてアニメで見た。ものすごく良かった。それからようやく小説を手に取ったのだけど、小説もとてもよかった。普通の学生の普通の恋愛と普通の友情と普通の葛藤。だからこそなのか、読了後は自分がその時代に同じ場所で同じ経験をしたかのような感覚に陥る。
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スタジオジブリでアニメ化もされたこの作品。正直アニメよりも小説の方がデキがいいです。
四国出身ではないのだけれど、まだ素朴さの残る田舎の高校生だった俺には懐かしさすら感じる情景、出来事、台詞の数々。
そして平凡な主人公拓とエキセントリックな都会娘リカコの織り成す青春模様に正直高校時代に帰りたいと思った。
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友情と恋愛と。大切な人を守ること、それを受け入れること、その両面のもどかしさなんかが描かれてる。実はジブリで映画化されてる。映画の方もい素敵です。
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松野のかっこよさが、いまになってわかる。
今月、原作者の氷室冴子さんが亡くなった。
しばらく封印していた、「海がきこえる」をまた観てみようと思った。
そして、また読んでみようとも思った。
高知、夏、17才。
杜崎拓は、東京からの転校生、武藤里伽子に振り回されたり、
松野との友情を大切にしながら、17才の夏を過ごしていく。
里伽子は女性からみたら、小悪魔的な、嫌な女だと思う。
で、それに惹かれる、松野と拓を、バカだと思う女性は多いんじゃないかとも思う。
いやー、でも、それはこの際、関係ないんだ。
男のぼくから見た、拓の心情はよくわかるし、むしろ憧れたものだ。
拓は、なんというか、ぼーっとしながらも、目の前のひとつひとつの問題に、
向かっていく感じの男。
松野は、先のことまで考えたり、思慮深かったり、人に優しくしようとする、
クールな感じの男。
このふたりの友情があるからこそ、
里伽子の小悪魔的な雰囲気にのまれることなく、
きれいすぎるほどの青春を感じたりする。
それは、28才のぼくが青春を振り返って、きれいだと感じるのではなく、
15才くらいだったぼくが見ても、きれいだし、かっこいいし、青春だと思ったのだ。
里伽子がベッドで寝てしまって、
仕方なく、拓はお湯の入ってないお風呂に横になり、寝たりする。
「ぼくだって十分、かわいそうじゃんか」
と、つぶやきながら。
いまもそんな拓が、かっこいい。
そして、ぼくがいまになって、思うのは、松野のかっこよさだ。
松野は、もともとクールで落ち着いていて、
青春当時のぼくからみると、あまりに大人に見えてしまっていたせいか、
そこまで、かっこいいと思えなかったのだ。
でも、松野の拓に対する思いやり、
里伽子に「土佐弁しゃべる男なんてきらい」と言われながらも、
里伽子を気遣う、その想い。
それが、なんてかっこいいんだと今は思う。
そして、大人な雰囲気の松野が、
一度だけ拓を殴ってしまうシーン。
卒業後、再会した松野は、拓に、
「あのとき殴ったのは、おまえがおれに遠慮しゆうのがわかったきぞ。
あのときまで、気づかんかった、おまえが武藤のこと好きやったこと」
と、松野は、拓に謝る。
クールな松野も、いち高校生だったんだなぁと、
いまになって思って、実は思ってたより、大人でもなかったのかなぁと、
なんだかちょっと安心したりした。
それでも、高校生とし��は、十分大人に見えるけど。
そう、それと同時に、拓も普通の高校生でありながら、
松野との会話は、そこだけ「高校生」という枠がなくなったように、
親友同士の密な雰囲気が流れる。
たぶん、ぼくが憧れるのは、それなのだ。
それがめちゃめちゃ、かっちょいーのだ。
青春時代のど真ん中を描きながら、
十年以上たったいまもセピア色を感じることながないのは、
このふたりの友情が、今も続いてるような気がするからなのかもしれない。
里伽子との恋愛的雰囲気の受け止め方は、ちょっと変わったけれど、
松野との友情を思うとき、あのころと何も変わってないと思うことが、
ちょっとうれしいと、ぼくは思っている。
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「純情な男子高校生(拓)がわがままな転校生(里佳子)に振り回されて、なんだかんだー」という恋愛小説です。ジブリで映画化もされてるので本を読んだことはなくてもストーリーを知っている、という人は多いのではないでしょうか。
物語は高校時代の思い出と現在(大学生)の出来事の二部構成になってます。物語は高校時代の東京のホテルで一泊するところで一つの山を迎えるのですが、その後も拓の大学の先輩なんかが出てきて話は広がります。ジブリでは高校時代の思い出しか話に出てこないので、読んでみても損はないはず。
おっさんになってから読み返して「あー、こういう高校生活だったなぁ」と思い返すと楽しいと思いますが、あいにく高専ではこういう高校生活は送れないので憧れで終わると思います(笑)。もしかしたらこのまま恋愛しないまま就職してしまうかも。悪夢だ。
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ジブリでアニメ化された小説です。最初は挫折して読むことの無かった本ですが、2回目は少し大人になっていて読むことが出来ました。1冊目が学生時代の話で2冊目が社会人時代の話だったかと思います。
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ジブリのアニメ版のほうは見たことないけど、小説版は良かった。舞台が高知というのも良かったw今でも覚えてるのが冒頭の、主人公が東京へ進学のため引っ越してくる場面。一人暮らしの準備を母と二人でやってる場面が、私が大学はいって一人暮らし始めるときの準備とだぶった。「そういや小説にこんな場面あったな」と思いながら準備してた。
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高知の高校に通う主人公(杜崎という)が、東京から転入してきた美人で成績優秀だけど自己中で意地っ張りな里伽子に振り回される。その結果里伽子に片思いしてた親友松野とも絶交状態なってしまう。高校卒業後、東京の大学に進んだ杜崎は偶然里伽子に再会する。そして杜崎は自分が里伽子が好きだったことに(以下略
自己中で高飛車な女って苦手なんですよ。大抵嫌いなんですけどね。不思議と里伽子は受け入れられました。なんかハルヒと重なるんですよ。ハルヒ効果は偉大ですね。こういう女が許せるようになってしまいます。長門さんもそういう視点でこの小説を選んだのかな、どうなんでしょうか。
話自体は、青臭いというか甘酸っぱいというかこそばゆいというか直視できないというか、えー、まあそんな感じです。高知特産の柑橘類っぽいです。さわやかなのに甘い、でもすっぱい。何言っているんでしょうか、私。
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初めて見たのは映画だった。
これはジブリファンでなくても必見だと思う。ジブリの中では「耳をすませば」と同じジャンル(「ナウシカ」みたいなSFじゃなくて)。
この本のような体験はしたことがないのに、とても懐かしい思いにさせられる。
決して涙を流すような話ではないが、なぜかホッとするような、懐かしい、すーっとスッキリとした感じにさせられる。
とても心地の良い、オススメの作品。
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100円だったので買っちゃいました。氷室冴子は、小学生のときからジャパネスクでかなりよんでいたので大好きな作家の一人だ。というか、村山由佳とかは氷室さんからきている気がするなぁ。書き方とか。海が聞こえるはアニメやドラマで知ってはいたけどきちんとしらなかったので、読んでみました。青春・・・なのかな。ちょっと甘酸っぱいような切ないような。若さゆえの熱さや勢いやら・・・。里佳子は嫌いじゃないし、やっぱり男子だったら気になっちゃうんだろうなー。はっ!気がつけば、これってツンデレ??(笑)・・ちがうよね。はい。すいませんでしたー。ちなみにこの本に集中しすぎて、自分の降りるべき駅を通り過ぎて終点までいっちゃいました。あほか。
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不自由なのが自由だった、あの頃のひりひりした気持ちを思い出すことが出来る作品。宮台真司の解説を読むと、構成の上手さがなるほど納得出来ます。
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ジブリ映画化もされ、なぜか懐かしく、非常にリアルで、それぞれの登場人物の心情豊かに綴られた作品。
地の文に織り込まれた土佐弁が耳に心地よいです。