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4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本

失業との対比

2010/04/25 17:06

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:こうじ・1 - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公は失業というきっかけでどんどん堕ちていく。

それとは対照的に欧米的資本主義の象徴のようなものが本編に沢山登場してくるのが印象的だった。

作中の、人生はけっして簡単にはいかず我々はその大半をもがいて過ごす
というフレースが印象的だった。

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紙の本

良くも悪くもセールスマン

2001/05/15 01:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ころび - この投稿者のレビュー一覧を見る

 このタイトルに、思わず目を留めた。なんちゅー直截的な(笑)。イヤしかし、まさしく今の心境でして。作者にも見覚え(『ビッグピクチャー』)があり、気がついたらレジの前におりました。
 物語は急上昇急降下をくりかえし、絶頂期からどん底まで、幾度となく翻弄される主人公には、深い同情と憐憫を覚える(笑)。身につまされる方も多いはず(あらすじは「日経ビジネス2000/4/10」の通り)。
 えっと。読み始め、ちょっと訳文に違和感ありました。いやに直訳っぽく感じた。それからカタカナ語が氾濫気味。すぐ慣れちゃいましたが、こんな文章でしたっけ? 前作(ビッグピクチャーも訳者は同じ)。ん〜。ニューヨークのビジネスマンってことで、効果(揶揄)ねらったのかな、とも思う。でも、読みにくいからやめて欲しい…。
 会話がくどくなる寸前で押さえてある。と誉めるべきか、もう少し簡潔に押さえてくれたらと言うべきか。「敏腕をふるってしゃべり倒す(本書内の文章)」のが信条なら、仕方ないか(でもでもこの言い方ってなんか引っかかる)。そのニューヨークのヤッピーだかプレッピーだかのイメージに、憧れつつ背伸びしつつつきあいながら、結局真に理解し合えないことを強烈に自覚しているのだろう。主人公はかのケネディ一家よりも「偉大なるモティベーター(本書内の文章)」氏の方が、理解できるし対処しやすいのだろう。

 明るい、前向き…よく言えば。このひと、めげない意地っ張りですよねぇ。くよくよいじいじするけれど、長続きしないというか。どうしても落とせない顧客への対処法そのままが、このとんでもないトラブルの解決に回される。決してあきらめないこと。ちょっと調子よすぎるぞ、と思わないでもない最後の対決に至る過程も、薄日の差し始めたラストでさえも、きっかけさえあれば、席につき飲み物を飲むことさえ出来れば、と。

 謎多き銀行マン、オリバー・マクガイア、以前の部下シリオ。こんな部下を持てたってことは、それほど捨てたものではない奴だったってことですよね、この主人公。転がり出すまでの描写をかなり丹念(スリルあるセールスマンの日常^^;)に、一旦動き出したらとても目を離せないテンポよい「転落」に、そして転落も解決もどちらも「人」が鍵になる、良きにつけ悪しきにつけ人間関係に乾杯。前作『ビッグピクチャー』と比べると、間違いなくこちらを押します。

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紙の本

日経ビジネス2000/4/10

2000/10/26 00:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:神崎  倫一 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 米国企業は契約社会だから、いつ一方的に解雇を通告されるかわからない。また、個人がいくらがんばっても会社ぐるみ株式公開買い付け(TOB)、企業の合併・買収(M&A)でいつバラバラにされるかわかったものではない。そのテンションの高さを描いたサスペンス小説。
 主人公ネッド・アレンはコンピューター雑誌の広告営業の中堅幹部。日本流に言えば課長か。コンピューター業界は伸びていても広告予算は有限だから競争は厳しい。ゼロサムである。ただしアレンの雑誌「コンピュワールド」は発行部数ナンバー3だが最近メキメキ売り上げを伸ばし、近くナンバー2となるかもしれない。
 アレンは猛烈に働く。今のポスト、収入に魅力があるからだ。貧しい家庭に育ち地方の三流州立大学を出てニューヨークに出てきたものの、職を転々としていた。ふとしたことから今のボス、発行人のチャック・ザナッシに認められ入社した。幸運であった。営業のセンスもあったが実績を上げ昇進を重ねた。美貌のキャリアウーマン、PR会社のリジーと知り合い押しの一手で結婚する。歩合給に近いから年齢の割には高給だし、いわゆるディンクス(ダブル・インカム・ノー・キッズ)の生活がどんなものか具体的に見せてくれる。ゼイタクである。
 クリスマスも間近い。ボーナスはどうだろうか。皆うきうきとしている折よくないニュースがあった。西部出張中のザナッシが突然シカゴの本社に呼びつけられた。ドイツ屈指の多国籍企業クラング・ザンデルリンク社がそっくり雑誌社を買収したというのである。オレたちは解雇かと動揺するが、ドイツ資本の代表者クレプリンは全員安泰と言って安心させ、コッソリ、アレンにザナッシはクビ、後任はあなたとささやく。年収は一躍4倍だ。ただし発表までは秘密に。
 禍転じて福。妻に豪華なプレゼント、カリブ海旅行はファーストクラス。夢のような冬休暇を終え、さあ新年の初出社、今日からおれがボスと社内に一歩踏み入れると空気がおかしい。ガードマンが社員証で身分をチェックし「人材部」へ。聞こえはいいがリストラ担当部である。1週間でザンデルリンク社がスペンサー・ラドマン社にコンピュワールド社を売却。新オーナーは雑誌廃刊を決定した。
 2週間分の給料、4分の1年(つまり3カ月)は会社の医療保険適用。クールな手続き。面白いのは(当人にとってはそれどころではないが)管理職雇用支援プログラム8カ月のチャンスが与えられる。原題はそのもの“THE  JOB”。
Copyright (c)1998-2000 Nikkei Business Publications, Inc. All Rights Reserved.

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2010/10/25 21:40

投稿元:ブクログ

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