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「感情をある目的のために使うのであって、感情が私たちを後ろから押して支配するとは考えません。」
同情を得たいから悲しみを創り出し、
同意を得たいから怒りを創り出していると書いてある。
えー、そんなことないと思うなあ。
確かに、そういう時もあるとは思うけど、
全てがそういうわけではないし、そういう場合はむしろ少ない気がする。
怒りは殆どの場合において、確かに打算的ではあるかもしれないけど、
悲しみは、無意識から出ていると思う。同情されたいかどうかは関係ない。
だって、誰にも打ち明けたくない悲しみだってある。
それは、明らかに、打算的ではないけど。
ってか、書いていて気付いたけど、もしかしてこの意見の反論は、
「自分で自分を同情するために悲しみを創り出している」
っていうことですか?自分で反論思いついてしまった(笑
えー、感情ってそんな打算的なものなんだろうか?
「褒めるというのは、能力のある人が能力の無い人に対して(中略)評価する言葉ですから」
えー(PART2)。そんなことないでしょう。
「すごいねー」っていう言葉は、褒めていると思うけれど、
これは、能力が高い低いは関係ない気がする。
課題の話については、自分と考え方は同じだった。
基本は、自分の課題は自分自身で解決するべきだし、結果も自分自身に責任がある。
誰かが、その責任を負うことはできない。そう思う。
この本にも、同じようなことが書かれていたけど、
一人では出来ないことは、協力をしてやることだと書いてある。
但し、共同の課題にして欲しいという依頼があり、相手が了承した場合に限るとある。
なるほど。確かに当たり前と言えば、当たり前なんだけど、
文章化されていると、かっちり認識できていいね。確かにそう思う。
P139の神経症についての見解は、フロイトとかと違う考えなのね。
ただ、俺は納得できない。自称神経症(私、欝なのとか告白する擬態うつとか)
の人は確かにそうだと思うけど、本当の神経症は、遺伝的要因が強いことが
証明されてるし、出来ないことの言い訳で、神経症だと言っているだけだ!
っていうのは、ちょっとねえ。まあ、そういう人もいるけどさ。
そういう人間は軽蔑する対象であるから、どうでもいいけど。
だって、そういう人間のせいで、本当に欝の人とかが誤解される。
P141のについて、トラウマはトラウマだと捉えなければトラウマではないと。
ううーん、じゃあ、無意識下で抑圧されていたトラウマによって、
行動が制限されていた場合はどう説明付けるんだ?トラウマだと
本人は捉えていない(というか、忘れてる)のに、行動が制限されている
のであれば、この定義は全てに適応できるものじゃないと思うんだけど。
コレも自称神経症の人のことでしょ?
確かに、私虐待受けてたの、だから人を愛せない…。とか言ってる人は、
これが適応できるだろう���ど、統合失調症とかを、これで定義するのはきつい気がする。
過去のトラウマはトラウマとして認めたうえで、少しずつ
社会と協調できないようなパーソナリティを修正していくべきじゃないの?
トラウマと認めなければOKみたいなのは、ちょっと厳しい気がする。
全体的に、分かりやすい。
最後の章は、自分で考えだした答えと同じだった。
自分の人生と、自分以外の人生。
バランスをとって、生きていかないといけないんだよね。
ちゃんちゃん。
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かなり読みやすくしてあるな、と感じられる本。
大学の教科書のような小難しい感じではなく、
アドラーの人と成りや、体験談などを交えて、
ざっくりと書かれている。
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初めて「アドラー心理学」というものを知ったが、とても興味深かった。主に原因論ではなく目的論というものを採用していること、縦の関係を否定していること、共同体感覚などが面白い。分析のための心理学ではなく、行動の意味付けのための心理学という感じがした。「法人」にこの心理学を適用すると面白そうだ。
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哲学的な心理学の本。「普通であることの勇気」「人生の嘘」などキャッチーな言葉で分かりやすい。もっと深く知ってみたくなった。
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岸見氏の教育講演を聴いたあと、はじめて手にしたアドラー心理学の本。
事例をまじえて、わかりやすく書かれています。
単なる学問ではなく、実践ができるアドラー心理学、子育てに行き詰まると読んでいます。
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子どもへの教育を念頭にした考えが多いように感じた。
縦の関係を否定する、とか。。
もう少し詳しい本を読んでみたくなった。
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アドラー心理学は、フランクル心理学に似ている。事実、本書でも、フランクルの言葉がしばしば引用される。アドラー派の心理学者の多くがナチスの手で滅んでいったのも、偶然ではないだろう。
本書は哲学者の岸見氏が書いているせいか、哲学的な様相がかなり強い。しかし、それは机上の空論ではなく、生きること、実存することから出発する実践科学であり、本書の指摘(ほめることの権威性や楽観主義と楽天主義の違いなど)は、まさに「目から鱗」な部分が多々あった。
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「第五章 人生の意味を求めて」に感動しました。
NPOなどの活動においても「一部の人たちだけを助けても、全世界を助けることにならない。そんな行動は無意味だ」的なことを言って、活動を阻害する一部の人が居ます。
本書では、「目の前に居るこの人を助けるため、全力を尽くすこと。それが、ひいては全人類を変えることに繋がる」と。
Room to Readのジョン・ウッドも似たようなことを言っていたと思います。出来ない理由を並べ立てて行動しないのではなく、今そこにある問題に対峙して「まずは、行動しろ」と。
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アドラー心理学初読了です。
心理学のいろはをあまり知らずに読みましたが、わかりやすい例え話や事例が多く楽しく読めました。
心理学は色々な分野(臨床心理学やスポーツ心理学等)があるかとおもいますが、この本では特に育児や人生の意味をどう見出すかについてがメインでした。
育児は特に目から鱗が落ちる話…きっと大多数の大人が誤って接してるのではないでしょうか。
子どもに対して褒めるのではなく、叱るのでもなく一人の人間として向き合うこと…
そういえば、前にテレビで観た幼児塾の凄腕先生はこんな感じでした…こどもはまだ大人のように上手く感情や考えを伝えることはできなくても、感じていることは大人と変わらない…いつかどこかで聞いた言葉を思い出しました。
育児の話のあとはアドラー心理学の基礎理論と人生をどう生きるかの話。
アドラーがユダヤ人だからでしょうか、フランクルの『夜と霧』の話と似ている部分があります。
個人の行動が如何に小さなものであっても、そこに影響されたものは必ずある…それを続けて行けばきっと世界をも変える。
現代の私達にも通じることが多かった一冊です。
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初めてのアドラー本でした。あと何冊かアドラー本を読むことにしました。きっかけを与えて貰った感じです。
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「嫌われる勇気」と「アドラー100の言葉」はよく並んで平積みされてるが、さらにこの入門書がいっしょに並べてある書店は少ない。
そんな折「嫌われる勇気」と「アドラー100の言葉」が並んで平積みされてあった隣に、さらにこの入門書がいっしょに並べてあったので、思わず購入しちゃいました。元々探してたし。
前段階である程度知ってないとちょっと読みにくいと思います。はっきり言って。
そう考えると「嫌われる勇気」はやっぱり名著だと思うし意義深いし、ベストセラーになるのもよく頷ける。あの本の社会貢献度は高い。
だから「嫌われる勇気」と「アドラー100の言葉」が並んで平積みされてる隣にこの入門書を並べて、さらに隣に「嫌われる勇気」を並べればいいんじゃないでしょうか。
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楽天等、ワニのnew新書(青い表紙)で表示されるサイトもあるが、現在ではベスト新書レーベルで発行されている。ワニのnew新書の廃止に伴ってベスト新書に移った模様。内容は同じ。
200頁に満たないページ数で、アドラー心理学の大要を掴むことができるが、堅い本が嫌いな人には、「嫌われる勇気」の方を勧めたい。
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アドラーの心理学と教育論をわかりやすく解説している本です。
アドラーは、意識の構造についての明確な理論をつくりあげたフロイトとは異なり、個人をいくつかの部分に分けることなく全体として把握する見方を正面に掲げました。彼がみずからの立場を「個人心理学」と呼んだのは、こうした彼の姿勢を示しています。
また、アドラーは個人のライフスタイルにはコンプレックスがかかわっていることを認めますが、それは原因論としてではなく、現在の問題に向きあう際の行動の目的にかかわっていると考えられます。
このようなアドラー心理学の立場では、子どもを上の立場から「ほめる」ことや「叱る」ことを戒め、対等な立場で子ども自身の課題を承認し、それに取り組めるように勇気づけることが重要だとされます。
アドラーには、フロイトの精神分析学のような理論的な関心は希薄ですが、人間関係についての実際的で深い洞察があるように感じました。
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アドラー心理学を知りたくて購入。アドラーの考え方はすごくよいのだけれど、文章が上手ではなくて読みにくかった。
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2015/07/09【古】310円
これじゃなかった・・・。
入門すぎてアドラーさんの人生や紹介など。
主に子育てについて書かれている。
アドラーの心理学では、縦の人間関係は精神的な健康を損なうもっとも大きな要因である、と考え、横の対人関係を築くことを提唱します。
老人について
自分がもはや必要とされてないのではないかと考える老人は、子供がいうことを何一つ断らない優しい老人になるか、ガミガミ小言を言う評論家になるのです。
老人がいわばすみへと追いやられたように感じることは痛ましいことである、と「60,70、80歳の人にすら仕事を辞めるように勧めてはいけない」といっています。
自己受容、他者信頼、他者貢献どれ一つ欠くことができません。
他の人に貢献できる自分が受け入れられるのであり、貢献するためには他の人を信頼できていなければならないからです。
●「嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え」
こっちだった。