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最高に読みやすい聖書―『手塚治虫・旧約聖書物語』
http://d.hatena.ne.jp/kojitya/20100913/1284374864
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イタリアの国営放送からの依頼を受けて日本とイタリアとの共同体制で製作された手塚治虫版旧約聖書。旧約聖書の世界を知るうえではもってこいの作品です。ただし、各エピソードは多少大雑把で他の手塚作品と比べるとメッセージ性があまりないのが残念(手塚治虫はパイロット・フィルムにのみ参加)。
「天地創造」、「カインとアベル」、「ノアの箱舟」、「バベルの塔」、「ソドムとゴモラ」、「十戒」、「ダビデ王」、「ソロモンの王国」、「バビロン捕囚」、そして「イエスの誕生」まで全26話。
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通し読み
町がお前の魂を奪ってしまったのだな それがおまえにあたえられた試練なら…行ってこい! だがけっして忘れるのじゃないぞアサフよお前の父や兄弟…このテント…そして天と地とをお造りになった全能の神を…
その十人のために神は ソドムとゴモラの町を滅ぼさないであろう
テレビアニメの書籍なんで読みやすいっす
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旧約聖書に出てくる神さまはユダヤの民に対してとても厳しくて寛容性がないように思う。どうしてこんなにイスラエルの人々に辛くあたるのだろう。他の神さまを信仰する人々にも寛容でない。聖書を礎にしている宗教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教それぞれに言える。
八百万の神さまを持つ我々日本の神さまや、たくさんの仏さまが登場する仏教などから見ても、一神教である彼らの宗教はとても頑なに見える。
今回の第3部は「イエスの誕生」までを描いているが、旧約聖書はその手前までで終わっている。いずれにしても神さまは民に辛くあたっており、私からすれば到底理解できない。
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旧約聖書のいちばん「えぐい」ところだけど、さすがにかなりマイルドに買いとるなあ。
手塚が本気出したら、このへんの狂気は見事に描ききるような気がするのだけど。
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おすすめ度:80点
最終章は「イエスの誕生」であるが、この部分のみ、旧約聖書からではなく、ギリシア語新約聖書からのものである。(旧約聖書はユダヤ教での正典であるが、新約聖書は正典として認めていない。)
本著は手塚治虫氏の人生最後の作品である。よくぞ、出版社集英社文庫は本書を企画出版してくれたと思う。永く受け継がれていくべき漫画、アニメであると思う。
第18話 エリコ
第19話 初めての王サウル
第20話 サウルの敗北
第21話 ダビデ王
第22話 ソロモンの王国
第23話 バビロン捕囚
第24話 奴隷からの解放
第25話 砂漠の預言者たち
第26話 イエスの誕生
解説:渡部信氏(財団法人日本聖書協会総主事)