紙の本
携帯に人間が操られる?!
2003/10/09 10:11
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投稿者:くみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終わってぞっとした。1999年に書かれたものという事にも驚いた。
2003年に読んでもまったく違和感の無い話だったからである。
人間が携帯電話を道具とするのではなく、携帯電話が人間を道具として使っていく
復習劇。あまりにも身近になりすぎた携帯電話に操られる人間達といった描写は
現代そのものだった。携帯電話がないと落ち着かない生活
…本当に携帯が人間の脳を支配しているかのような錯覚に陥る。
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吉村達也の文章は私に合ってるのか、読みやすくてあっという間に読み終わる。
ホラーにしても、身近にあるものから来る恐怖を扱ってるから、これまた怖い。
携帯が元のホラー小説です。
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どんでん返しで、でもお約束なホラーミステリーでした。この小説で一番印象に残ったのは高沢のキャラと『ケータイ』のキャラ。両方とも非常にむかつくタイプでした。
「着信アリ」もこんな感じなんですかねぇ。面白かったですよ。ただ、千春の一家の扱いがかなり微妙。一歩間違うと、千春にかかわる部分を全部抜き取っても話が通じてしまいます。
そのへんを除けば、いい小説だったんではないでしょうか。映画にしてもいけそうですけどね。
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初めて自分で買った吉村さんの本。これ買う時題名見て、着信アリとケータイをごっちゃに考えてた。全然違うのに。
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内容(「BOOK」データベースより)
「いたいっ!いたいよー!やだ、死にたくなーい!」16歳の高校生・関口葉月のケータイに真夜中かかってきた電話は、ナイフで刺し殺される同級生の大絶叫!女子中高生に標的を絞り、断末魔の叫び声を携帯電話越しに他人に聞かせて喜ぶ史上最悪の行為に耽る謎の連続猟奇殺人者。日本中のケータイっ子たちを恐怖のどん底に突き落とした悪魔が、ついに自分の近くまでやってきた!葉月は親友の千春に助けを求めるが、次の生け贄はすでに葉月と定められていた!書き下ろし。
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結構面白かったです!!
犯人が最後の最後まで分からなかった。
怖かったし・面白かったし・分からなかったし。 意外な犯人だったしで
うん。 面白かったデス☆☆
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現代、誰もが持っているケータイについて問題を提議し、特集を組もうとしていた夕刊ニッポン編集部。しかしながらそんな企画もすっとんでしまう程の事件が起こった。【ケータイ生中継連続殺人事件】である。被害者は全て女子中高生であり、ケータイを通じて友達の殺される様子を生中継して聞かせるという異常事件であった。
ケータイの電波に脳がのっとられるというホラーだったが、根底には昔のいじめの恨みというものがある。ケータイが普及したことによって、さらにいじめられる側は孤独を味わうことになったという。いじめた本人だけではなく、それを産んだ母親や、育てた父親なども被害者に。それを追いかける夕刊ニッポン編集部の人間にも異変が起きるわけだが、高沢という人物の描写がものすごく怖い、というかえぐい。最後も、ホラーらしい終わり方だったなぁ。
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大好きな角川ホラー文庫です♪
ホラーの王道って感じの作品ですね。
映像化してもホラーの王道な作品になるんじゃないかな。
なのですごい!!と驚く事もないしラストに驚愕する事もないんだけど現代の必需品である携帯電話をテーマにしてるので
親近感のあるストーリーにはなってるかな。
まぁ、ケータイがテーマのホラーも結構あるけどその中でも王道って感じで(笑)
起承転結の仕方も王道で(笑)
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吉村達也版 『着信アリ (http://booklog.jp/item/1/4041745144)』という話。
立て続けに、女子高生、女子中学生が7人惨殺される。その惨殺の際には、別の被害者のケータイに電話がかかり、殺人模様が中継される。また、ある被害者の家族は、父親の謎の病気に悩まされる。「その原因はケータイにある」と主張する、新聞社の奇人高沢は、一体何を知っているのか…。
という、まあ子供向けの怪談ですね。極端なキャラクター設定のお陰で、わかりやすいのだけれどもストーリーが広がらなくなり、意味ありげに新聞社という場を用いたせいで、怖さが全く感じられなくなっているのが難点。
最終的に、ケータイ(作品に合わせている表現)を通じて、乗り移り感染(?)していくあたりは、秋元康の作と似ている。また、秋元作よりもおそらく3年ほど前にかかれているようで、2000年ごろのケータイ(恥ずかしくなってきた)の用語や常識が、ことごとく今では使えなくなっており、先見の明がなかったと感じてしまうのは致し方ないか。
ただねえ、全てにおいて、キャラクターの設定がうまく行っていないため、怖さというよりは、コミカルな作品になっている。高沢のキャラクター必要ですかね?読者を混乱させるためだけの変人で、ストーリーをメチャクチャにしているだけってのが残念すぎる。
犯人も途中で薄々気づくだろうし、最終的なオチも、ショートショート並みに凡庸。お約束といえばそうなんだけど。
吉村達也は、携帯電話を毛嫌いしているのか、それともこのへんでビジネスチャンスがあると感じたのか、シリーズのようにあと2作も同じような本を書いているらしい。が、これを読んだら手に取ることはないだろう。
秋元康よりも3年ほど前に着想し書いた、という以外、全く褒めるところの無い本である。子供向け。
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内容(「BOOK」データベースより)
「いたいっ!いたいよー!やだ、死にたくなーい!」16歳の高校生・関口葉月のケータイに真夜中かかってきた電話は、ナイフで刺し殺される同級生の大絶叫!女子中高生に標的を絞り、断末魔の叫び声を携帯電話越しに他人に聞かせて喜ぶ史上最悪の行為に耽る謎の連続猟奇殺人者。日本中のケータイっ子たちを恐怖のどん底に突き落とした悪魔が、ついに自分の近くまでやってきた!葉月は親友の千春に助けを求めるが、次の生け贄はすでに葉月と定められていた!書き下ろし。
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H30.08.24 読了。
まず、タイトル『ケータイ』だけあって、文章もケータイ小説みたいに読みやすい。
ただ、全然面白くない。
最後の最後も面白くない。
お父さんの白目剥くのが治らない展開から広がると思いきや、まさかの復讐?ズコー。
そもそも、この殺人事件の動機も薄過ぎて共感できないし。
ほんの数ヶ月、しかもそんな大層ないじめかそれ?って感じだし。
まあ、それも今時の子なのかもしれないけど。
B級、C級ホラーが好きな方におすすめかな。
ただ、本当に面白くなかった。