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紙の本
小さな蛾のもつ進化的な地位
2000/12/06 09:49
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投稿者:三中信宏 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大阪府立大学の保田淑郎さんの退官記念論文集である。執筆者は国内外合わせて27名で、目次の章だて(節は省略)は次の通り:
目次
カラー口絵
第1章:小蛾類と人との関わり (pp.1-64)
第2章:小蛾類の生活史と進化 (pp.65-133)
第3章:小蛾類の系統分類学 (pp.135-230)
参考文献 (i-xiii)
執筆者リスト
編集者リスト
本書『小蛾類の生物学』の系統学・分類学のセクション(後半3分の1)は、節によって長短バラツキがあるものの、全体として鱗翅目昆虫の研究者にとってたいへん参考になるような気がする。特に、トビケラ類から分岐した直後の鱗翅目クレードの初期進化を論じたN.P. Kristensenの総説など、原始的な小蛾類の系統発生の復元に関する諸章は私にとってはおもしろかった。欲をいえば、文中の訳語と原語との対応づけおよび事項索引・人名索引をがあれば、資料的価値が高まったのではないだろうか。
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