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みんなのレビュー206件

みんなの評価4.1

評価内訳

206 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

列強の陰謀が渦巻く時代の中で・・

2009/11/30 15:27

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yuki-chi - この投稿者のレビュー一覧を見る

19世紀。帝国主義時代。地球は列強の陰謀と戦争の舞台でしかなかった。
20年前に産声をあげたばかりの小さな「明治日本」は、
列強を一挙に真似て、一挙に追いこしてしまえと突っ走っていた。
そうしなければ列強の餌食になる。弱肉強食。植民地という屈辱から逃れるため。
己の過去をかなぐり捨てたようなすさまじいばかりの西洋化には、日本国の存亡が賭けられていた。
「猿まね」と西洋人に笑われた。「己の風俗を捨てた」と清国には軽蔑された。

しかし、この当時の人々の健気なほどの「猿まね」が、
かつてどの国にも支配されたことのない日本の歴史を作り、
現在の確固とした平和な日本の姿の礎となるのである。

海軍大尉となった秋山真之は、それまでの慣習どおりの日本の軍事の既成概念をひっくり返し、己の軍学を築き上げようとしていた。
また、肺結核を患い、余命幾百日もない正岡子規も万葉集の頃から続く和歌を否定し、近代俳句と短歌の確立に命を賭していた。

二人の革新精神のすさまじさ、熱い魂に心を打たれる。
特に正岡子規は病床にありながら、戦場さながらの猛々しい戦闘精神を備え持っていた・・・。

それぞれが自分の持つ能力を最大限に生かして、時代を突き動かしていく。


日清戦争の勝利により、「国家」という概念が人々の心に強く根付いた日本。
しかし、勝利に酔う暇はない。
背後には、牙から血をしたたせる肉食獣のように極東侵略の野望に燃えるロシアがいる。

小さな日本の行く手に待ち受ける運命やいかに・・・。

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紙の本

司馬氏の歴史大作第2巻、いよいよ戦争が勃発します!

2016/09/03 11:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

司馬氏の歴史大作の第2巻では、いよいよ戦争が勃発します。席亜を吹き荒れる帝国主義の嵐は、維新からわずか二十数年の小国を根底から揺さぶり、日本は朝鮮をめぐって、大国「清」と交戦状態に突入します。陸軍少佐秋山好古は騎兵を率いて、海軍少尉真之も養生に出撃します。一方、正岡子規は胸を病みながらも近代短歌・俳句を確立しようと旧弊な勢力との対決を決意します。

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紙の本

キーワード

2015/11/20 06:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:earthbound - この投稿者のレビュー一覧を見る

「正岡は、毒をまきちらしている」
「私が味わったああいう苦しさは、あれを女郎にたとえれば女郎にさえなれず夜鷹をして北海を放浪しているといったものです。あなたは決して味わってはなりませんよ。」
「むしろ一人で二百首も上乗の作を残したというところに芭蕉の一大文学者たるところがある」
「明治日本」というのは、考えてみれば漫画として理解したほうが早い。
「プロシャでは国家が軍隊をもっているのではなく、軍隊が国家をもっている。」
「帝国海軍ノ名誉ヲアゲヨ」
「わざわざご念を押されるとは心外である。ゆらい秘密は官界からもれるといわれる。私よりも閣下こそ口に注意なされよ。」
要するに日清戦争は、老朽しきった秩序(清国)と、申請したばかりの秩序(日本)とのあいだにおこなわれた大規模な実験というような性格をもっていた。

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紙の本

第二巻。

2009/02/14 21:38

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る

第二巻。

明治維新からたった二十数年で、日本は大きな戦争に突入します。

相手は「清」。

眠れる大国。

この一戦は、日本が西欧帝国主義の国々の仲間入りをするための入学試験みたいなものです。

本書では、秋山兄弟が陸軍、海軍で活躍します。とはいっても、日清戦争はその序章ですが。

兄の好古は、騎兵という当時ではその使用法が難しい部隊を、操っていきます。戦術眼がなければ、全く使い物にならないことがよく分かります。

この日清戦争の結末は、その後の日本の増長を招く大勝利となりました。ここから太平洋戦争の敗戦まで、つながっているような気がします。

さて、物語はもう一人の主人公である正岡子規の孤独な戦いにも焦点を当てていきます。

先陣を切ってその業界を変えていく人は、たいていの場合悲劇的な結末を迎えるものです。

子規の場合も、そんな予感が感じられる内容となっています。

龍.

http://ameblo.jp/12484/

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紙の本

日清戦争

2001/11/29 12:33

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 近現代史は嫌いなのですが、徐々に面白くなってきました。日清戦争を中心に、日清戦争後の日露間の関係悪化、またその間の主人公達の行動が興味深いです。
 しかし、まだ半分もきていないのでまだまだなんともいえません。

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紙の本

子規にほっこり

2019/01/30 10:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る

日露戦争直前までのお話。
戦争やら外交の話が多い中、時々登場する子規話がほっこりする内容でよかった。
漱石や正之などの友人に恵まれて、話相手も多く社交的な人物像が垣間見れた。
一方攻撃的な文章で身内の敵に悩まされてる姿は、身内を大切に思ってる子規からすれば病気よりも辛かったんだろうなぁ…と。
それにしても、秋吉兄はオーラあり過ぎで、何となく長嶋監督をイメージしてしまいます。
ひとつの事に全力投球ってとこが…。

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電子書籍

小説ではなく司馬の歴史観を読む

2023/05/25 05:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マーブル - この投稿者のレビュー一覧を見る

買ったまま読まずに本棚で寝かせていた日々を後悔する。小説として上手く出来ているかどうか、語る程の知識も持ち合わせてはいないが、司馬の歴史観に触れ、あちこちにブレていく寄り道話を聞くのも面白い。「日本人というのは明治以前には『国民』であったことはなく、国家という観念もほとんどもつことなくすごしてきた。(中略)外国があってこその国である」人見知り以前の幼児が、自分と他者の区別があいまいで、それゆえ「自己」が確立していないのと同じようなことだろうか。開国したことで生まれる国家という意識。『国民』という感情。

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1998/05/01 00:00

投稿元:ブクログ

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2013/08/26 09:43

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2005/02/20 12:23

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2005/06/09 01:22

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2006/01/14 19:16

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2010/03/07 16:11

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2006/10/19 09:40

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2006/11/18 19:36

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