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西城秀樹のおかげです みんなのレビュー

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みんなのレビュー12件

みんなの評価4.1

評価内訳

12 件中 1 件~ 12 件を表示

紙の本

今は亡き天才・山田風太郎を思い出さずにはいられません。書き下ろしの「テーブル物語」の出来の素晴らしいこと。そのレベルの作品が詰まった本、文庫版でも楽しめます

2006/12/03 10:33

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

実は、この本、以前から図書館の書架にあるのを見ていました。どこの本かな、金色派手に使うところなんか、祥伝社風だしな、レタリングの入れ方の、こう、わざと崩したようなあたりも、そうだしな、と眺めはしたものの、そこどまり。で、今回、森の『シロツメクサ、アカツメクサ』の解説で笹川吉晴が絶賛しているのを読んで、これを放置しておく手はないと・・・
で、読み終えて書評を書く段になって、出版社名を確認して驚きました。予想と違って祥伝社ではありません。なんと、全く知らないイースト・プレス、しかもデータを見ると
企画・編集 深澤真紀(タクト・プラニング)
船津歩(イースト・プレス)
装丁・装画 坂川栄治
とあります。そうか、坂川さん、今回は一人でやってるんだ、いつもコンビの田中久子さんはどうしているんだろう、それより坂川さんと田中さんの関係って、なんだろうなあ?このころは未だ坂川事務所って出来てなかったのかなあ、Web検索すれば分かるんだろうけどめんどくさいしなあ・・・、えい、カバーの折り返し文に行っちゃえ!
かつてこれほどまでに馬鹿馬鹿しい
小説はなかった!
森奈津子の前に森奈津子なし!
森奈津子の後に森奈津子なし!
笑いとエロスの天災作家、森奈津子の
最高傑作短篇集!
だそうです。各編の初出と内容を簡単に書きましょう。

西城秀樹のおかげです (『SFバカ本 たいやき編』1997年11月刊):恐ろしい疫病で人類が滅亡してから、すでに一年。生残った早乙女千絵が解き明かす
哀愁の女主人、情熱の女奴隷 (『SFバカ本』1996年7月刊):お金持ちだった両親がなくなり一人残された絵美里。時子は10歳の少女の面倒を見るように、家事専用アンドロイド・ハンナに命じるが
天国発ゴミ箱行き (『SFバカ本 ペンギン編』1999年8月刊):1966年、アジアで死んだ一人の若者に提示されたのは三つの人生
悶絶!バナナワニ園! (『カサブランカ革命』1998年12月刊):21世紀末、少子化・高齢化対策として同性愛を禁じた日本で囚われた元女優・星野美千花はは
地球娘による地球外クッキング (『SFバカ本 白菜編』1997年2月刊):ルームメイト二人の口論をよそに読書にふける里紗、そんな三人の前にUFOが
テーブル物語 (書き下ろし):25世紀、バザールで売りに出されたのはエロチックなテーブルと美少女
エロチカ79 (『チューリップ革命』1997年11月刊):1979年、不良女子中学生・池本麻里亜が見せ付けられるのは

どれも面白いですね。特に書き下ろしの「テーブル物語」なんて、あの天才・山田風太郎を彷彿とさせるじゃあありませんか。むしろ、表題作のまとまりのよさが平凡に思えるくらい、各作品のレベルが高いです。もしかして今、これだけの水準の短篇を書ける男性作家が存在するかどうか。
でも分からないことがあります。森さんの経歴を見ると立教大学法学部法学科卒業、とあります。森さんは何故、法学部を選び、そして何故、今、こういった凄い小説を書いているのか。法学部のお勉強は、作家活動とどう結び付いているんでしょう。大学受験を控える我が家の迷える長女のためにもお教えください・・・

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紙の本

笑いたいあなたのために

2001/03/07 20:43

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:taigo - この投稿者のレビュー一覧を見る

 久しぶりに大笑いした本。
 私の持論であるが、ユーモア小説を書ける人は本当のインテリジェンスを持っているのである。
 森奈津子はバイセクシャルでサディストでマゾヒストで、主に性愛をテーマにする作家である。普段ならば、私はこういうタイプの作家の作品は読まない。自分が特異であるということを唯一の根拠として書くからだ。私の感性が唯一正しくて、世間のほうが間違っているのだ、って言ってるようでね。いや、そう思うのはべつにいいのだが、それを作品の中で真剣に真面目にデマゴーグされてもね、と思ってしまう。
 その点、本当の知性を持っている森奈津子は、それほどうかつではない。事実、バイにもホモにもレズにも全く興味がない私でも、大笑いできる楽しい作品ばかりだ。
 本当にお薦めの一冊。

 森さん曰く、最近はユーモア小説を発表する場がないそうだ。編集者、森さんにもっとバカ小説を書かせろ!

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紙の本

西城秀樹は何を救うのか?

2000/12/08 19:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:フヂウラマリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 性愛を真摯且つユーモラス、そして見事なエロティックに描く森奈津子氏の、短編集を纏めた「西城秀樹のおかげです」です。

 題名からして、「これは!」と思う人が大半ではないでしょうか。そうです、その通り「これは!」という作品だらけなのです。
 面白い…面白すぎます。

 世界は滅亡し生き残ったヒロインは熱く誓う。「私を可愛がってくれる美しいお姉さまが何処かにいる筈!」。西城秀樹のおかげで彼女の身に何が起こったのか?!名曲YMCAに隠された謎とは!?…このようなお馬鹿でエロティシズムがあって、理屈抜きでも理由有りでも笑えてしまう短編が詰まっています。

 森奈津子氏は社会に捕らわれない愛情感覚の持ち主であり、ホモセクシャル・レズビアン・バイセクシャルを軸にし、この本でも積極的に執筆をされています。愛情の価値観に差別偏見を取り払う力として、素晴らしい啓発の出版物と考えることも出来ます。

 何はともあれ、実際のお店で買うには、店員を笑わせる名前の本ですので、シャイな日本人のあなたはネットでのご購入がいかがですか?

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紙の本

腹がよじれる(笑)

2023/03/25 15:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

怖いもの見たさで読んでみたら爆笑の怪作だった…!
表題作を「ヤングマン」を流しながら読んだら呼吸困難になるレベルで笑ってしまった。
鬼才・森奈津子じゃないと書けない作品!

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紙の本

機械と人間の心

2017/04/11 04:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

アンドロイドや宇宙人が登場するが、みなどこか人間臭い。未来の世界に人の心が生き続けることを願っているからだろう。

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紙の本

こういうのもっと書いて欲しいと熱望します

2001/07/01 10:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:川原 いづみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『SFバカ本』シリーズ収録の『西城秀樹のおかげです』、『哀愁の女主人、情熱の女奴隷』、『天国発ゴミ箱行き』、『地球娘による地球外クッキング』他3編です。
 『SFバカ本』シリーズですっかり彼女の虜になってしまいました、私。「笑えるSFバイセクシュアル小説」こんなの読んだ事ない! 妄想、欲望、笑いに満ち満ちて、森奈津子ワールド大爆発であります。
 私のお気に入りは『地球娘による地球外クッキング』なのですが、『エロチカ79』もよかったですねぇ〜、バカバカしい事この上なくて。
 エロな描写が苦手な方には敢えてお勧めはしませんが、「ちょっと位なら平気かも」って方はどうぞ、読んでみて下さい。特にSF好きな方。是非是非。<初読:00/09/15>

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紙の本

ひたすら笑い転げられる爆笑SF

2001/09/08 07:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Okawa@風の十二方位 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 大爆笑!
 読みながら家族の前でひたすら笑い転げてしまい、冷たい視線を浴びながら、それでも止まりませんでした(笑)。
「哀愁の女主人、情熱の女奴隷」:
 決意と確信に満ちたメイドセクサロイド・ハンナと、心ならずも主人となった時子の緊迫感に満ちた会話が爆笑の怪作。潔癖症でSEX嫌いの時子の突っ込みに、受けて立つハンナの決意に満ちた切り返し攻撃。爆笑の連続で、読みながらこちらは息も絶え絶えでした。それでいて、泣きながら時子に抱きしめられたハンナは実に可愛い。ハンナは森さんのサイト白百合城の専属メイドとなったそうですから、これからもあのやり取りを我々に聞かせて欲しいものです
「地球娘による地球外クッキング」:
 これほど狂暴なファーストコンタクト物を、私はかつて読んだことはありません!やはりげに恐ろしきは地球人ですね。

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2004/10/24 13:46

投稿元:ブクログ

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2006/02/05 02:05

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2007/02/17 15:15

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2011/02/20 16:24

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2007/01/06 02:08

投稿元:ブクログ

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