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紙の本

不正アクセス禁止法による効果と問題点をさまざまな角度から検証する

2000/11/08 12:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:上原 孝之 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 2000年1月下旬から2月初めにかけて発生した官庁ホームページの書き換え事件は,Y2K(2000年)問題を大きなトラブルもなく乗り切って安心していた政府関係者に大きな衝撃を与えた。そして,この事件がひとまず終息して間もない2000年2月13日に,「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」(いわゆる「不正アクセス禁止法」)が施行された。
 日本では長年,不正アクセスを取り締まる法律がないことが大きな問題とされてきたが,この法律が施行されたことによって状況は一変したといえるだろう。それまでは,他人のコンピューター・システムに侵入してデータを盗み見たり,或いはコピーをとったとしても,そのデータが破壊されたり,消去されるなどの実害がない限りは罰することができなかった。しかし,不正アクセス禁止法では,被害の有無にかかわらず,不正と認識される行為を行った時点で処罰の対象となるのである。
 本書は,ジャーナリスト,コンピューター・セキュリティーの専門家,刑法学者という,それぞれ立場や視点の異なる3人の著者による共著というユニークな構成となっている。官庁サイト書き換え事件をはじめとした過去の不正アクセス事件の検証に始まり,不正アクセス手法の紹介,そして難解といわれる不正アクセス禁止法の詳細な解説,最後は3人の著者による不正アクセス禁止法の問題点に関する座談会で締めくくられている。
 法案作成段階から,郵政省と警察庁との間でログの保存を巡って大きな論争になったように,不正アクセスの追跡には通信事業者の負担増やプライバシー保護の問題が立ちはだかっている。また,国境を越えた不正アクセスをどこまで追跡できるのか,サイバースペースにおける警察の捜査能力は十分なのかなど,不正アクセス禁止法の効果を疑問視する声も多い。
 変化の速度が極めて高いネットワーク・セキュリティーの世界。その中で高度な技術を駆使して暗躍する真のハッカーやクラッカーに対して,不正アクセス禁止法が,そして警察が果たしてどこまで対抗できるのか注目される。
(C) ブッククレビュー社 2000

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