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わたしは真悟(小学館文庫) 7巻セット みんなのレビュー
- 楳図 かずお (著)
- 税込価格:4,474円(40pt)
- 出版社:小学館
- 発売日不明:1989
- 発送可能日:購入できません
- 商品タイプ:セット商品
文庫
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紙の本
すごい世界観です。
2002/06/20 15:45
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヤス - この投稿者のレビュー一覧を見る
呉智英によれば、この作品は現代日本マンガが到達した頂点の一つともいえる驚異的な傑作だそうだ。彼がどれほど信頼できるかわからないし、この作品を完全に理解できるわけではないが、この言葉については僕もそう思う。80年代前半でコンピュータの持つ世界をこれだけ具現化しているものすごいことだし、それは現在でこそ通用する世界観であるかもしれない。もちろん、物語はそれを超えた広がりがあるのであるが。
小学生の子どもが結婚し、子どもを産みたいと願う。それが機械に生命を与え、それは神としか呼べないものになる。これは楳図がイメージする神なのだろう。
子どもと大人との非連続性、そして、子どもだからこそ生み出し得た生命が「真悟」である。楳図かずおは子どもに対して彼なりのイメージがあると思われ、大人とは全く違う生き物としてとらえているところも興味深い。
後半、真悟は、離れ離れになった2人の想いを伝えようとする。それはお互いに伝えられたのであろうか。真悟の純粋さはこの物語の主題となるものであろうし、それは十分に描き切れていたと思う。
この物語は真悟によって語られている部分が多い。時系列で考えれば、真悟がその後どこかで存在することになる。それとも、別次元で存在するのか。そんなことも思ったりした。あと、特筆すべきところとして、トビラ絵が素晴らしい。
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