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漂流教室(小学館文庫) 6巻セット(小学館文庫)

漂流教室(小学館文庫) 6巻セット みんなのレビュー

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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.5

評価内訳

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7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本

現代文明批判の最高峰の漫画

2002/09/26 19:25

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:uwasano - この投稿者のレビュー一覧を見る

 大和小学校は児童・教職員の862人とともに、未来世界へ跳ばされてしまう。そこは、黒い雲に覆われた、見渡す限りの砂漠の世界。そこでの子供達が体験する人生とは? 過酷な生き様・死に様が描かれる…
 1972年から1974年まで、週刊少年サンデーに連載されたSF漫画で小学館漫画賞の受賞作である。主人公の小学6年生・高松翔らを襲う数々の試練。基本的な舞台背景に、食料・水が無い飢餓状況があり、その世界で、まず教職員である大人から狂い出す。襲いかかる数々の化け物(妄想が生み出す怪物、蜘蛛のような姿の未来人類、未来オニヒトデ等)やペストの発生。しかし、本当に怖いのは人間達だった。子供達が一つにまとまらず、グループに分かれて、ナイフや槍で殺し合う… 仲間だった連中が、食料を求めて争う。過激派の内ゲバ事件をモデルにしているようで、狂気の世界が展開される。
 内ゲバの真っ只中、主人公の翔が盲腸(虫垂炎)になり、医者の息子が手術する(第5巻)。ランドセルを背負った小学生が、鉛筆削り用のカッターナイフで「危険な執刀」を行う。麻酔薬無しなので、翔の痛がること痛がること。
 自分がこの状況に出くわしたら…と絶えず問い続けるのが、この漫画の読み方である。私の職場がタイムスリップして、誰かが盲腸になったらどうなる? 手術をしたり、されたり出来るのか? それとも、ほったらかしにし、たかが盲腸で、人が死ぬのを待つだけなのか? こういうありうる状況のシミュレーションを、絶えず考えておくことが、危機管理能力に繋がる。
未来にいる翔と、現代にいる母親が、時間を超えたコミュニケーションを行う。物語の最初、翔はささいなことで母親とケンカして登校してきた。遠くの世界に離れてしまった、翔と母現が、不思議な力により繋がっている。母親は翔の危機をたびたび救うことになる。
 現代社会では、未来世界での危機を分かっているのが母親だけであり、周囲の人の視点では、その母親は狂気の姿に見える。ペストの薬・ストレプトマイシンを未来世界に送るため、彼女は自らの腕を包丁で傷つける(第4巻)など、狂気そのものだ。これを読んでいる読者だけが、彼女の行動を狂気と見ない視点を持てる。神の視点である。
 作者はこの作品を読んだ読者に問いかけている。この作品を読んだ、神の視点を持った読者は、このような危機の未来を回避出来るのか? この作品は30年前の漫画だが、描かれている現代文明の問題は、何一つとして解決されていない。現代文明批判の最高峰の漫画だと思う。
 グレゴリー・ホブリット監督の「オーロラの彼方へ」(Frequency)という映画があり、無線機を使った声だけのタイムスリップの物語なのだが、漫画「漂流教室」の影響を強く受けていると思った。「漂流教室」ファンは、この映画を見ると楽しめると思う。

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紙の本

超えることのできない偉大な作品

2015/11/24 12:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:栗太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

結局、SFは「漂流教室」に還って行くように思います。あ、「デビルマン」も捨てがたいですが。
 現在、未来の作家たちが描こうとしていることを全て、この作品は描き切っちゃったのではないでしょうか。凄い作品ですね。今ならきっと「教育的配慮」とやらで連載中止に追い込まれそうですが、小学生がまさに人間の本質を見せつけてくれます。
 醜さと美しさ、絶望と希望。この大河ドラマを文庫版で6巻に纏め上げたところが、また素晴らしい。同じ作者の「14歳」より完成度は高いと思います。
 ちょっとグロテスクな場面もありますが、もの書く人々にとって、ある種バイブル的な作品なのではないでしょうか。

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紙の本

感動の超大作

2001/11/29 00:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mikako - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ドン、という大きな音の直後、大和小学校は学校ごと消えてしまう。その時学校にいた先生も子供もすべてを連れて。彼らの行き着いた先は荒涼とした砂漠のただ中だった。黒い雲が空を覆い草も木も生えず水すらない、救いようのない絶望の世界だった。

 学校の外からの想像もできないような敵との戦い、学校の中でのパニックとの戦い、病気や飢えとの戦い、普通の想像力をはるかに凌ぐすさまじい世界です。見えかけた希望も次にはすぐに打ち砕かれてしまい目標も見えず終わることのない苦難の道、それでも主人公の翔をはじめ子供たちは生きようと必死で頑張ります。子供達のけなげな姿、もといた世界への思慕、先の全く見えない不安感、翔と翔の母親が必死で呼び合う声、どれもとても胸をしめつけられる思いでした。ラストシーンでは涙が出てしまいました。読み終えて再び冒頭のシーンを読んでみると、物語の始まりのこんなささやかな場面でさえ泣けてくるのです。

 世界を一から組み立てる楳図かずおさんの卓越した創造力とそのスケールの壮大さには圧倒されます。この作品が30年近く前に描かれていたのも驚きです。現代のどの本に映画にもひけを取りません。そして強い感動を与えてくれる名作です。

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紙の本

やっと見つかった

2001/05/01 19:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:roppu - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この漂流教室はある古本屋で見つけました。私は媒図かずおの本がとても好きです。特にこの漂流教室はなんといっても登場人物の関谷が怖いです。すごいしぶとい人間です。そして、この本の主役は小学生です。普通の大人と違い小学生の行動がいつもと違うので見ごたえがあります。しかし最後は中途半端で終わってしまいました。

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紙の本

天才楳図。

2002/06/20 15:50

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ヤス - この投稿者のレビュー一覧を見る

テレビドラマ化されたので、オークションで高く売れるかなと思い、その前に再読することにした。
周りに何もない砂漠に小学校が移動するという大胆な始まりから、それを最後まで説得力を持たせて描いたこの作品、見所満載である。
子供同士による食料や水をめぐっての争いは『蝿の王』『ドラゴン・ヘッド』が連想させられる。また、薄気味悪い外敵が来襲するというところは、以後の多くのホラー作品に影響を与えているのではと思われるが、その絵の持つオリジナリティは今でも圧倒的な力が感じられた。砂漠に巨大生物が現れる様子は、映画の『砂の惑星』のようでもある。
殺人のシーンをはじめ、普通の世界では起こり得ない場面が全編を通して描かれており、楳図かずおの絵とあわせて受け入れない人が多いかもしれない。個人的には全然残酷であるとかは思わなかったし、すんなりと物語に入っていけた。主人公の母が他者に対してかなり失礼な行動を取るところなどに特に感じられるのだが、登場人物の行動や状況に夢と似た感触が感じられるからであろう。
ハッピーエンドでないにもかかわらず、希望を感じさせるラストに至るまで、全体の完成度はかなり高い。今なお色褪せない名作であるし、なぜ楳図が天才といわれるかがわかる作品でもある。

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紙の本

色々思い出したけど…

2002/03/16 21:55

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ポーリィーン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 子供の頃から読んでみたいと思いつつも、楳図作品には恐怖漫画のイメージがあったのでなかなか手が出ませんでした。しかし、ドラマ化され思い切って購入。ドラマは第1回しか見ていませんが、舞台は同じものの本作には甘い恋愛ムードなどは一切ありません。最初から最後まで過酷過ぎるほど過酷です。
 読んでいて様々なシーンが浮かんできました。まず、荒れ果てた世界が未来だったと分かったシーンでは映画「猿の惑星」の衝撃のラスト・シーン。主人公がリーダーとなるものの、対立グループが現れ、殺し合いにまで発展してしまうところなどは、小説「蝿の王」。そして、本作より先に読んでいた漫画「ドラゴンヘッド」とだぶってしまうところが多々ありました。さらに、環境問題や希望的観測が見えるラストは、「風の谷のナウシカ」や新井素子などのSF小説を思い起こしました。
 どうも知っている話と比べたがってしまうきらいがあるようですが、それでもなお、思い出した名作に負けず劣らず、いえ、それ以上に本作はこれだけ似た話を思い出したにもかかわらず、衝撃的かつ感動的な作品でした。是非、ご一読を。

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紙の本

ホントに恐かった〜!

2001/12/22 12:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:スピッツ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 子供のいる小学校ごと(未来に?)タイムスリップしてしまい、サバイバルしながら子供達が極限状態に追い込まれていく…。この本を読んだ当時自分は小学生で、ホントに起こりそうで恐かった。最後、自分達のいるのが未来だとわかってショックを受けたシーンでは、本当に可哀相だった。

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