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紙の本
ゑひもせす
2023/02/12 18:03
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投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
杉浦日向子の漫画短編集。個人的には忠臣蔵を取り扱ったものが面白かった。吉良邸の見取り図を書いて死者負傷者のいた場所を書き記してるのが、面白かった。淡々と記録するように吉良側の人間が死傷していく様を描いているのだが、それがとても良い効果を生み出していると思った。
紙の本
杉浦日向子の初期作品集
2018/08/11 22:10
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
1983年8月双葉社刊行の杉浦日向子初期作品集。文庫になったのが1990年なので、ずいぶん時間が経ってしまった。
数年前に未刊行の作品が出版されたり、NHK日曜美術館で井上安治が取り上げられた時に杉浦の作品も出てきたりと、なんだか杉浦日向子再評価の雰囲気があり、久しぶりに取り出したものの内の1冊。
10の短編・連作中編が収められている。いずれも江戸時代、と言っても、250年もあるわけなので、比較的初期の頃から幕末まで舞台となっている時代はいくつもあるが、メインの人物たちだけでなく、コマの隅に至るまで雰囲気がまんま江戸時代(実際に見たことがあるわけではないので、きっとそうだろうと思うだけなのだけれど)を感じさせる。
話は人情話から少し怪談めいたものやら、忠臣蔵を扱ったノンフィクションのようなものまでバラエティに富んでいる。
読んでいて何かに似てると思ったのだけれど、これは落語だね。あるいは、歌舞伎か。大衆芸能といった感じがして、それがまた良いのだ。
個人的には「ぼうずのざんげ」の怪異譚、まるで本当に落語のような「ヤ・ク・ソ・ク」、明治になってから幕末を振り返っている「駆け抜ける」、忠臣蔵の解説文のような「吉良供養」が、特に良かったです。
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様々な江戸のカタチ
2002/02/16 01:21
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投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
結婚を控えた娘の純な想い「袖もぎ様」、切腹に失敗した武士の懺悔話「ぼうずのざんげ」、純情な娘を選び、玄人女と切れる男「もず」、町人に扮して吉原に登楼した武家「通言宝乃梅」、放蕩息子と幇間「ヤ・ク・ソ・ク」、傾城買いにまつわるコメディー「日々悠々」、黄表紙風の「花景色狐巷談」、合戦の首取りの因縁話「崖」、錦布取りの思い出を語る老人「駆け抜ける」、四十七の士討ち入りを吉良側から描き、真実を暴き出した「吉良供養」を収録。
ひねくれ者の私は、忠臣蔵を美談とは思えない。その思想は、本書収録の「吉良供養」から得たものだ。
どの作品を取ってみても、いかにも杉浦日向子らしい作品集である。
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