紙の本
自国のおかれている現状を知り苦悩するシッダルタその前に再び謎の老人が現れる
2000/12/01 14:09
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投稿者:ランゲルハンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
シャカ族の王子であるシッダルタは何不自由ない暮らしを送るが、それでも彼の心は満たされない。しかし彼の父親である国王は自国を彼がこれから担っていくことを期待しているため、シッダルタの態度に怒りを覚える。
シッダルタはある日一羽の鳥に導かれ、城の外に出てしまう。そこで彼を待っていたのはある2人の人物との運命的な出会い、そして城の中では知ることのできなかった外界の現実だった。
再び城に帰ったシッダルタは疫病に苦しめられる。生と死の間をさまよっていたシッダルタ。彼の心の中にはある決心が固まりつつあった。
ある出来事により自国の現状を知ったシッダルタは、これから自分がどうするべきか煩悶する。そんな彼の目の前に謎の老人が再び現れた。
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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
妻子を残し王家を出たシッタールタ。先々の困難に苦悩の日々を送る。その先に明るい未来が拓けるのだろうか。
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投稿者:けやき - この投稿者のレビュー一覧を見る
旅をし出家を決意するシッダルタ。彼の苦悩は誰よりも深かったに違いない。王族であれば低い身分の者達の苦労など見て見ぬ振りをすればよい。いやむしろ見れないはずだ。彼等は自分達とは違う。まるで動物のように。それができなかったのは彼の特異性に他ならない。しかし果たして他人の不幸まで背負って生きられるだろうか。もっとも険しい道をシッダルタは選んだ。
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日本における宗教感覚
2023/07/07 19:44
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投稿者:ないものねだり - この投稿者のレビュー一覧を見る
敬虔なキリスト教徒もいれば生まれた国がキリスト教国だっただけの人もいる。謙虚な人もいればどこまでも上から目線で厚かましい人もいる。
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人間としての等身大のブッタの生涯を描いた、伝記漫画。成長したタッタがシッダルタの前に現れ、彼の知らぬ世界を教える。有名な四つの門から出る話がアレンジされて登場する。無理やり結婚させられたシッダルタが、ついに出家を決心する。
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仏教関係のかんたん入門書?
漫画なので、仏教関係の話が分かりやすく読めます。
これを読むと、博物館や美術館で仏教関係のものをみて「ああ、あの話の場面の絵か!」とか、ピンとくることが多くなるかも。
でも詳しく知りたくなったら、ちゃんと別の本も読んだほうがいい(知人談)
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『ブッダ』。3000ページにも及ぶ、ブッダの一生を描いた長編。仏教に対する手塚治虫流の解釈が散りばめられ、「苦悩するひとりの弱い人間」としてのブッダが鮮やかに、かつ大胆に描かれています。仏教やブッダに対する思想入門書としても最適でしょう。僕にとっては、本書は人生訓としても成り立っています。
「いつも次のことを考えなさい。いま自分は何をしているか、自分のしていることは自分にとって大事なことなのか、人にとって大事なことなのか、そして大勢の人にとって大事なことなのか!国じゅうの人にとって大事なことなのか、世界の人にとって大事なことなのか、この自然にとって、あらゆる生きものにとって大事なことなのかよく考えなさい」(第4部でのブッダの台詞)を、僕は特によく思い出します。
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1-3巻まで読了。
こいつは後々、ライバル(悪役)として立ちはだかるに違いない、と予想するキャラが次々とあっさりと姿を消したりしてウカウカできない。
今のところブッダはまだまだ甘ちゃんの王子様。
「僕は城をでて人々を救う道を探すんだ」と言いながら、政略結婚させられたお姫様との間に子供が出来た事に慄き、「なんて事だ、そいつはラーフラ(障碍)と名付けろ。そしてそれでも僕は出て行く」と言い放つ。
ちょっと待ってよ、自分で子供が出来るような事をしたくせにw
未来のお釈迦様の身勝手な姿が新鮮です。
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ようやく全体像の入り口に立ったという感じ。
本筋とは無関係なのかもしれないが、そういった細部においても何か教訓めいた場面が出てくるので、漫画という媒体での手法としては見事としか言いようがない。
これから先も楽しみな感じでの読了であった。
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おすすめ度:80点
解説:村上知彦氏
シッダルタは初めて城の外に抜け出す。タッタと出会い、ミゲーラとの恋に陥る。
ヤショダラ姫と結婚。
そして、シッダルタは苦行を始める。
第二部
第3章 奔流
第4章 ヤショダラ
第5章 ミゲーラ
第6章 四門出遊
第7章 テーフラ
第8章 五人の行者
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成長したブッダが、周りの大人の常識と違うことで混乱を起こす。そんな中家出をして、タッタと出会い身分の低い人たちの生活を知る。
そんな中ブッダの父親が家庭を持てば王としての自覚が出てくるのではと思い、政略結婚をさせる。
そして子供ができるが、生まれる前にブッダは家を出てしまう。
まあ、ブッダは偉人だろうが、当時の世間の考え方ではただのトラブルメーカーでしかないんだろうなって感じた。
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ラーフラ=障碍しょうがい 宰相さいしょう 行者達の暗示 問答 疫病はバラモンとスードラと身分を区別するだろうか 自然界とは関係ないことだ やり遂げなくてはならないんだ 浮浪児タッタを主人公とし 王子時代を過ごしたカピラヴァストゥ 今のネパールの小族シャカ族
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大人になったタッタ。
あれからずっと1人で生きてきたのだろうか。
悲しい過去を背負ってるにも関わらず明るい青年に育っていてホッとする。
シッダルタも成長し、結婚の話が。
この時代の王族は結婚は個人の意思とは無関係に進むのがつらいよね。
そして身分違いの恋。
結局悲しい結末になってしまう。
奴隷の身分のものには何をしてもいい。そういう価値観の時代なんだよね。
つらすぎる。
シッダルタとタッタ。お互いの能力を知ったらどうなるのかな。
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手塚治虫による、ブッダの伝記。
一読する価値はあると思って一気に読了。
良くも悪くも手塚治虫調というか、手塚治虫節が効いているので、多少の好き嫌いはあるかもしれないです。