紙の本
ヤタラとの出会い
2001/08/09 23:32
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投稿者:けやき - この投稿者のレビュー一覧を見る
大きくなったスジャータはシッダルタに恋心を抱く。そして絶対にその恋が実らないと知るや自暴自棄になり命を落としかねない事故に遭う。彼女を救うため一命を賭すシッダルタはその過程で大いなる悟りを得る。
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アッサジの壮絶な死はシッダルタに強い衝撃を与えるそしてシッダルタは悟りをひらいた
2000/12/08 09:09
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投稿者:ランゲルハンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
シッダルタとタッタの看病により、ミゲーラの病はほとんど回復した。しかし、デーパに見つかってしまったために、タッタとミゲーラは苦行林を去る。
苦行の無意味さを知ったシッダルタは、アッサジと共に修行を続けることにする。アッサジは自分の予言能力によって、自分が数年後に死ぬことを知っていた。それにも関わらず平然と毎日を過ごすアッサジに、シッダルタは死を恐れない秘訣はあるのかと問う。
それから6年の月日が流れた。アッサジの残された命は一日、一日と短くなっていく。そんなアッサジのところにスジャータが訪れた。彼女はシッダルタに恋をしているので、自分の望みが叶うかどうかを聞きに来たのだ。
いよいよアッサジの死期が近づいたある晩、シッダルタはアッサジが自分がどのように死ぬかを知っていることを聞いて驚愕する。
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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
修行する中でも最愛のパートナーとも出会うことにもなる。仏道と愛との両立は可能であろうか。欲と信仰の狭間をさ迷い歩く。
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由緒正しい名前
2023/08/01 16:57
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投稿者:ないものねだり - この投稿者のレビュー一覧を見る
聴けば先ず飲料メーカーの名前を思いつく。由来はお釈迦様に乳粥を施した娘さんの名前だそうだ。釈迦を悟りに導いた人。
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もともと母方の祖父が持っていたもの。当時七尾旅人から導かれ著者に興味を抱いていたので借りて読んだ。僕は手塚治虫を甘く見すぎていた。その後の僕に大きなトラウマを授けた漫画。この漫画をきっかけとして『BJ』『火の鳥』『ファウスト』『ムウ』などをBOOK●FF
などで読み漁る。
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ルリ王子が奴隷出身の母親に非情な振る舞いをしながら、母親の最期に涙を流して弁解するシーンが堪らなかった。手塚治虫の書く“愛”が好きです。
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手塚治虫の名作。ずっと読みたかったが、未だに読めていない。すごく深く考えさせられる漫画らしいです。なんで6巻かって?ホルンだかr(ry
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同じく手塚先生でブッダ(画像があったのが6巻だった)。
人はなぜ悩み苦しむのか・・ブッダの生涯を描いた大傑作。
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人間としての等身大のブッタの生涯を描いた、伝記漫画。ミゲーラを助けたことを咎められ罰を受けたシッダルタは、苦行林を去り、アッサジとともに修行をすることにする。しかし、そのアッサジに死期が訪れる。混乱と迷いの中、シッダルタはブラフマンと再会する…。
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『ブッダ』。3000ページにも及ぶ、ブッダの一生を描いた長編。仏教に対する手塚治虫流の解釈が散りばめられ、「苦悩するひとりの弱い人間」としてのブッダが鮮やかに、かつ大胆に描かれています。仏教やブッダに対する思想入門書としても最適でしょう。僕にとっては、本書は人生訓としても成り立っています。
「いつも次のことを考えなさい。いま自分は何をしているか、自分のしていることは自分にとって大事なことなのか、人にとって大事なことなのか、そして大勢の人にとって大事なことなのか!国じゅうの人にとって大事なことなのか、世界の人にとって大事なことなのか、この自然にとって、あらゆる生きものにとって大事なことなのかよく考えなさい」(第4部でのブッダの台詞)を、僕は特によく思い出します。
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スジャータが二度目の登場をし、再びシッダールタに乳粥を与えるシーンがありました。
彼女は16歳になり、シッダールタに恋をしています。
彼にプロポーズを断られて、悲しみのあまり飛びだし、毒蛇に噛まれて死んでしまった彼女は、ブラフマン(梵天)に導かれたシッダールタによって息を吹き返します。
なんとしてでも死にたくないシッダールタというのが、なんだか新鮮です。
悟りを開く前なので、とことん現世への未練をかかえているのです。
ルリ王子が登場しました。
本名はビドーダバですが、ひたいにルリをつけているので、そう呼ばれるそうです。
手塚作品でルリ王子といったら、『リボンの騎士』のサファイア王子を思い出します。
シッダールタの修行中に、シャカ族は滅んでしまいました。
その原因は、シャカ族がルリ王子の父親であるコーサラ国王を騙して、奴隷の侍女をシャカ族の姫と偽って輿入れされたことがばれたからです。
なぜシャカ族が、一族の者を輿入れさせなかったのか、よくわかりませんでした。
シャカ族のプライドが高すぎたためのようですが、それなら、復讐されても仕方がないのでは、と思います。
その侍女が産んだ跡継ぎがルリ王子。
自分の母親を追放しなくてはならない、つらい立場に追い込まれます。
一緒に修業をしていたアッサジが、飢えた狼に自らを喰らわせて死んだことに大きな衝撃を受けたシッダールタ。
奴隷のコーサラへの語りかけがきっかけで、自分が教えを持ったことに気づきます。
いよいよ開眼の時。
ブラフマンは、悟りを開いたシッダールタの額に白毫をつけて、「ブッダ」を名乗るように伝えました。
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ついにシッダルタが悟りを開いてブッダとなる。
草や木や山や川がそこにあるように、人間もこの自然の中にあるからにはちゃんと意味があって生きている。
あらゆるものとつながりを持って。
もし、おまえがいないならば何かが狂うだろう。おまえは大事な役目をしているのだ。
悟りを開いたのちのブッダの動向を楽しみに次巻も読み進めたいと思う。
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シッダルタがブッダ(目ざめた人)になった卷。
以下、ブッダがヤタラに言った言葉を引用。
「木や草や山や川がそのにあるように
人間もこの自然の中にあるからにはちゃんと意味があっていきている」
「あらゆるものとつながりを持って!」
「もし おまえがいないならば何かが狂うだろう
おまえは大事な役目をしているのだ」
と。
「私は命のかぎり果たします
この宇宙の中の私の役目を!」
ブッダまで世界の人々のためにはなれないけど、
「意味があって生きている。自分の役目を果たすべき。」という考え、しっかり生きようという意志が読んでいて共感できた。
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おすすめ度:90点
解説:大林宣彦氏
デーパは、シッダルタがミゲーラの体中のウミを自らの口で吸い出している行為を見て勘違いし、懲罰を与える。
アッサジの残された命は一日一日と短くなっていく。
そしてついに、アッサジは生きながら自分のからだを飢えたけだものの家族に食わせて死んでいく。。。
一方、苦行林では勢力争いから内乱が起こる。
シッダルタを愛するスジャータがコブラの毒で亡くなる。その瞬間、シッダルタは生命のかけらたちをみる。
宇宙という大きな大きな生命。宇宙という大きな大きな生命のもとから無数の生命が生まれ、この世界のありとあらゆるものに生命をふきこんでいる。だから、虫でもゾウでも人間でも花でもみんな同じ仲間である。
生命には形がない。上も下も左右も過去も未来も関係ない。スジャータは生き返る。
シッダルタは故国カピラヴァストウが滅んだと知らされる。シッダルタは心をかき乱され、もがき苦しむ。
スードラという奴隷階級というだけで両親を殺されたヤタラは魔人となり、コーサラ国のルリ王子の近衛兵となる。
ルリ王子はスードラであった母親を焼き殺す命令を下す。ヤタラが救い出すも母親は死んでしまう。
絶望したヤタラにシッダルタは教える。「木や草や山や川がそこにあるように、人間もこの自然の中にあるからにはちゃんと意味があって生きている。あらゆるものとつながりを持って!もしおまえがいないならば何かが狂うだろう。おまえは大事な役目をしているのだ。」
シッダルタは悟りをひらいた。
シッダルタはブッダ(目ざめた人)と名のり、世界中の人々にどう生きるかを教えていくことになる━━。
第三部
第7章 懲罰
第8章 アッサジの死
第9章 スジャータ
第10章 ルリ王子
第11章 ヤタラの物語
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懲罰会議 人間狩り 俗っけ ウルベーラの森 蛹が蝶になるように アッサジの死 こまっしゃくれてたでしょ ブラフマン=梵天 スジャータ16歳 デーパ ルリ王子 ヤタラという怪物 奴隷の血 疫病の疑い この世でいちばんふしあわせな人間 ひとり疫病で死んだひとりゾウにふみつぶされた‼︎ 木や草や川がそこにあるように ピッパラの樹の下で ブッダ(目覚めた人) 大林宣彦のぶひこ 主賓しゅひん 獅子奮迅 その始まりから死の匂いが立ちこめている ベートーベンとファウストという二大巨人の生涯に挑戦 ヒョウタンツギというキノコ