紙の本
ブッダとルリ王子の運命の出会い
2000/12/11 08:50
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投稿者:ランゲルハンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネーランジャラは洪水によって水の中に沈んだ。鹿の王によって助けられたブッダは「鹿の園」に到着する。そこにはデーパたちが修行をしていた。
ブッダに反発していた行者たちも、いつしかブッダの説く教えに魅せられていく。ブッダは次のように説く。「悩みというわざわいから逃れるには8つの正しい方法がある。私たち生き物はなにも悩んだり、苦しんだりして一生を過ごしているのではない」。今まで苦行に明け暮れていた行者たちは、自分たちの愚かさに気付くことになる。自分で自分を傷つけたり、苦しめたりして一生を終えることは、一生を遊びほうけてのたれ死にする者と変わりがない。どちらも無駄な人生という点では変わりがないではないか…。
コーサラ国のルリ王子がブッダの前に現れた。その時ブッダはコーサラ国の兵士によって瀕死の重傷を受けたデーパを助けようとしているところだった。以前にブッダによってプライドをひどく傷つけられたルリ王子は、動けないブッダに剣を突きつける。
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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
修行の毎日の中にも悲喜こもごもあり。一種の幻覚かもしれないが天からの啓示というものはそういうことであろう。
紙の本
アナンダ
2001/08/09 23:35
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投稿者:けやき - この投稿者のレビュー一覧を見る
獣を眼力だけで怯えさせたり身体にできた大きな傷でも自然に治る不思議な能力の持ち主アナンダ。彼にはブッダの最大の適マーヤ(悪魔)が取りついていた。盗賊で悪業を重ねながらもリータを愛し真面目に生きようと決意するアナンダの苦悩。
紙の本
手塚治虫作品
2023/08/01 12:45
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投稿者:ないものねだり - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の漫画・アニメーション文化の礎を築いた作家。ビジネスモデルの確立に取り組みプロダクションを設立した起業家でもある。
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アナンダのストーリーがスタート。アナンダとリータを見ているとキュンとします。手塚治虫作品でベストカップルはこの二人だと思います。
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実家に置いてきててウロ覚えだけど、確か8巻。
「どうしようもない悪党が声を失った女と出会い愛を知る」みたいな話だったと思う。
凄い悲しいラブストーリーだなぁという記憶がある。帰ったら読も。
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人間としての等身大のブッタの生涯を描いた、伝記漫画。今回は鹿野苑で説法するブッダの姿が描かれる。鹿相手に教えるのだが、まさか、ね。ブッダ、ルリ王子、タッタが出会い、危機的な状況になる所が印象的。後半は蛇女に呪われた青年が、悪行を繰り返しながら転々とする話。
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何千年もつづくブッダの悟りが生まれたのは、理不尽な死が日常化している世の中なのね。抗菌環境で育った私が思うことは、人間の思想という地図の、一体どこに位置づけられるのだろう。全巻そろえよかな。
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『ブッダ』。3000ページにも及ぶ、ブッダの一生を描いた長編。仏教に対する手塚治虫流の解釈が散りばめられ、「苦悩するひとりの弱い人間」としてのブッダが鮮やかに、かつ大胆に描かれています。仏教やブッダに対する思想入門書としても最適でしょう。僕にとっては、本書は人生訓としても成り立っています。
「いつも次のことを考えなさい。いま自分は何をしているか、自分のしていることは自分にとって大事なことなのか、人にとって大事なことなのか、そして大勢の人にとって大事なことなのか!国じゅうの人にとって大事なことなのか、世界の人にとって大事なことなのか、この自然にとって、あらゆる生きものにとって大事なことなのかよく考えなさい」(第4部でのブッダの台詞)を、僕は特によく思い出します。
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図書館の本
ブッダの最終巻。
ブッダも悩み苦しみ、布教しては信頼を得、信頼されては裏切られ、
そして見えない場所で忠誠をつくされていく。
みんな根本は一緒。
自分の中に神がある、のかぁ。
動物とつながれる力は最後まで不滅だったのか。
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ストーリー展開はますますおもしろくなってきたが、人物が多様に登場するのでなかなか整理がつかないままどんどん読み進めているといった感じ。
きちんと整理しながら読むべきだったが、今さら引き返せないので、このまま勢いに任せようと思う。
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おすすめ度:85点
解説:夏目房之介氏
シッダルタは鹿たちを相手に教えを説く。
シッダルタは牡牛セブーの物語を話す。
シッダルタ、コーサラ国王ルイ王子、タッタ、デーパが運命の出会いを果たす。
決して死なないアナンダが登場する。パンパス刑事がアナンダを追うなか、アナンダはリータと出会う。蛇体の悪女がまたも、アナンダの命を救う。
第四部
第5章 鹿野苑
第6章 牡牛セブーの物語
第7章 愚者が行く
第五部
第1章 アナンダ登場
第2章 パンパス刑事
第3章 リータ
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大言壮語たいげんそうご 鹿の園 サールナート鹿野苑ろくやおん アナンダ 支度金 堂に入った 金蔵 お縄を頂戴 こうけんやく後見役として 卑小にすぎる悪魔 聖人君子 日出処の天子ひいずるところのてんし 拙著 制度と化した類型的表情 タッタはコーサラに、ルリ王子は奴隷の出生に、アジャセは父王ふおうに「復讐」しようとし、それらの「業」を乗り越える契機として描かれるのはいつも「自己犠牲」なのである。 対他性の彼岸=悟り
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手塚治虫による、ブッダの伝記。
一読する価値はあると思って一気に読了。
良くも悪くも手塚治虫調というか、手塚治虫節が効いているので、多少の好き嫌いはあるかもしれないです。