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なんかすげー切ないですな
ワタシが子供の頃は公害病とかってもっとニュースでやっていましたが今は全然ないですよね
なくなったの?隠蔽されているの?
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手塚治虫版の『白い巨塔』と評される、医学界の権力闘争を扱った長編。登場人物の誰もが救われることのない、悲しい物語です。テーマの重さもさることながら基本的にどぎつい描写が多く、僕は中学時代に初めて読んだときから怖い印象を強く持っていました。キリスト教の受難の考えなど、深く考えさせられる仕掛けが満載されています。
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医療漫画やけどブラック・ジャックとはまた違うな。
主人公の医者が謎の奇病モウモウ病にかかり、
世界を放浪しながら謎を追究していきます。
医学界の権力闘争や人間関係を織り交ぜながら、
公害病の問題を読者にうったえるのはさすが。
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きりひとに関わった女性たちの最期が皆悲しい・・・。でもきりひとは彼女たちによって救われたのだ。きりひとはキリスト。病気を患ったことにより人からの蔑み、差別、憐み、身近な人の死・・・重いものを背負い、人の命を救う。一筋の光が射すラスト。
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優秀な医師だったのに、医学界の黒い陰謀で犬のような姿になる奇病に罹患させられてしまった主人公。
どんなに中味が優秀でも、見た目が犬のようだということで限りない差別を受け、心が折れそうになる主人公。
彼が最後は自分の現実を受け止め、医師のいない難民村で医師として自分のやれることをやろうとする姿は感動的でした。
でも、日本ではなく海外の無医村でってところが現実の厳しさを表しているよね。
最後まで読ませてくれたお話でした。
どんな状況に置かれても自分のやれることをやる!
道はどこかにあるってことかな。
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もよお催し物 人間天麩羅 遠来の 美姫びひめ 原罪感 終末思想 啓示 二十世紀的な魔女思想 ビールス説 懐疑主義者 独断者 カドリン石 人類の叡智など 突然変異ミューテイション ヘレンは占部の子を産んだ 許嫁
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3巻を読み終わった。
最後のページに本作は1970〜1971年に雑誌に掲載とあった。40年以上も前に描かれたものでも面白く読めるのが、「マンガの神様」手塚治虫の作品だ。
それは人間の業を描いているからに他ならない。
たづはあっけなく殺された。同僚の占部も死んだ。麗花も自分のために死んだ。恨んでいた竜ヶ浦もモンモウ病で死ぬ。
小山内は自分を必要としてくれるところへ、使命の地へ戻った。小山内は生き残ったのだ。
いや、小山内は一度死んで、復活したのだ。
ゆえに、桐人=キリストなのだ。
最後まで読み、第1巻の巻末にある養老孟司氏のあとがきに改めて驚かされる。最後のいずみが桐人を追って旅立つシーン。ここに出てくる飛行機がボーイング社のものだと養老氏は言う。
鳥の目と虫の目。俯瞰的な視点とミクロの視点。賢者は両者を兼ね備えている。