- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |
紙の本
超越的少女漫画!
2002/06/22 18:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まゆこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『花の美女姫』は、1970年代に『別冊少女コミック』で連載された、名香智子氏の代表作です。現代の少女漫画しか知らない世代が読めば、その「ど少女漫画ぶり」に圧倒されること受け合いです。
金髪碧眼の日仏ハーフの双児の美少年姫丸と美女丸が大活躍する学園ラブロマンスです。袖にフリルのついた長そでブラウスや豪華な屋敷、貴族、冴えない女の子と素敵な男の子の恋。現代の少女漫画が失ってしまった、所謂少女漫画要素がたっぷり詰ってます。でも、ただの少女漫画で終わっていないのが名香氏が奇才たる所です。何しろ、美女丸と姫丸はナルシストで美しく華やかな物が大好き。取り巻きには、学園きっての美少年たちばかり。姫丸は、趣味が女装で、着飾って雪の女王コンテストに出場し、見事「雪の女王」の座をゲットしてしまう程の変人なのだ。その上、そのショーを見た外国の王子さまが、姫丸を女性と信じ恋してしまい、賞金をかけて姫丸を捜索しようとするのだ。
外国の王子さまの恋なんて言うと、もの凄く少女漫画チックな小道具なのだけれど、ストーりー展開はハチャメチャでパワフルでもう楽しい! 名香さんは、かなり自覚的に、この不条理な展開をされていると思います。シリアスなラブ・ストーりーもお得意な方ですからね。とにかく楽しくてお勧めですよ〜。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |