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とても素朴に面白かった。キノという主人公が、言葉を話すことができる主人公と、時代場所不明の奇妙な世界を旅する話。たどり着く先々がそれぞれ特色ある街で、っていうあたり、たとえば「銀河鉄道999」なんかにもあるようによくあるパターンなんだけど、そしてそれぞれの発想は、余り熟しているとは言えず、先行する名作に比べると思いつきも陳腐だし、余韻もないし、とりあえずは浅いんだけど、なにか魅力がある。
言おうと思えば、さまざまイズムからいくらでも善悪言えるようなことを、あえて言わないで3日間だけで通り過ぎていく感じが良いんだと思う。時々、街をぶちこわしたりしないわけでもないんだけど、基本的には黙って静かに眺めている感じが良い。その背景にある世界の美しさって思いは、まだまだ伝わってくるとは言えないけど、ふんわりと世界観を覆っている。魅力がある。
アニメにもなるそうで、実にぴったりだと思う。すでに6巻まで刊行されているようなので、ぼちぼちと読んでいこうと思うが、願わくば世界をひっくり返すような大事件に巻き込まれたりせず、魅力的な傍観者として旅を続けてもらいたいものだと思う。
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電撃文庫の代表作。
旅人キノとモトラドのエルメスが織りなす美しくも醜い世界のお話。
幻想的な表現と現実の生々しい表現がうまい具合に混ざっています。
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大好きなシリーズのひとつ。短編なので読んでいて飽きないし、人間の本質がとっても鮮明で読んでいて響くことが沢山あると思います。
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ご存知の方は多いかと存じます。
ショートショートが好きな人は、とりあえず読んでおいて損はないんじゃないかな?
全てどこかに繋がりがある、短編です。
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さくさく読める短編作第一弾。
人間キノと言葉を話す二輪車エルメスとの旅の物語。
社会風刺、哲学etc...
儚く、冷酷で、汚くて、それゆえに美しい。
私たち「人間」のお話です。
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テンションの高いラノベは苦手です。上手くノリが合うと良いのですがそうでないことも多いので。この本みたいに淡々としている類の方がたるーっと読書するには合っていて好みなのです。
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本を読みなれていると、ちょっと受け入れづらい。それくらい新鮮で、今までにないお話ばかり。新感覚短編集。各話ごとになにか読者は感じ取ります。1巻でオススメは、「多数決の国」「コロシアム」「大人の国」。
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アニメから原作を読んでみようと思った本。
素っ気ないようで、ヤバイくらいに確信を突いてくるストーリーはハマります。
作者が各巻の構成に仕掛けをしてるのも面白いです。
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旅人キノとしゃべるモトラド、エルメスが旅の途中で行った国や出合った人と織り成すストーリー。
1冊に6、7話が入る短編形式で、1話読み終えるたびに切なかったりやりきれなかったり。
心に何か引っかかりを残し、考えさせられる。
そんな話が多いです。
本編には全く触れないあとがきも魅力(笑)
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ヒトと二輪車の旅の話。
示唆と風刺と知性の混じった話が淡々と進む。
離れた場所から物語を眺めている気分になる。
蛇足。あとがきに趣向が凝らしてあってシリーズで読むと面白い。
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キノと二輪車エルメスの旅の話。ほのぼのとしつつも結構怖い「レールの上の3人の男」や皮肉たっぷりの「平和な国」や「多数決の国」など6編が収録されています。
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アニメでの声優が女優の前田愛ちゃん。ということで買って読みました。(前田愛ちゃん大好き)主人公としゃべるバイクとの二人?旅。小説の最後が少し?なのでアニメを見てみたい。
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時雨沢さんの描く世界が、すごい。
優しい国と嘘つき達の国がお気に入り。
そして密かにあとがきが毎巻楽しみ・・・。
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電撃文庫のライトノベル、短編集みたいな感じ。7巻まで出ています。
シリアスというか残酷…でも感動。いろいろ考えさせられる本です。
「優しい国」がお気に入り。
表紙に惹かれて買いました。
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時雨沢恵一による人気シリーズ。
アニメ化もした作品。イラストの黒星紅白氏はサモンナイトシリーズのイラストなども手がけている