紙の本
これはまどろみではないのか?
2001/03/29 15:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハチミツ - この投稿者のレビュー一覧を見る
森博嗣本人は「本書に自分の全てが詰まっている」と語っている。しかし『すべてがFになる』や『夏のレプリカ』などを夢中になって読んだ私からすれば、この本は「おち」最優先であり、それもどこかで読んだようなおちや手法ばかりにしか見えない。短編集だから仕方がないのかもしれないが、これでは星新一や筒井康隆ではないか。それに明らかに内輪うけで閉鎖的な作品もある。
とはいえこれも森の本領なのかもしれない。「本書が嫌いな人は他の森作品にも見切りをつけた方がよい」と本人が言っているのだから、この読みやすさ=単純さも読者サービスとして受けとめるのがファンのあり方ということか。
ただ私は森作品を娯楽として楽しんではいるが、熱狂的なファンではない。だからこの作品は(森作品の中では)駄作だと断言するし、間違ってもミステリー好きの知人に薦めることはない。しかし森作品を読んだことがない人、時間がない人には本書は良質なエンターテイメントであるかもしれない。ちょっとした移動時間にはぴったりと言えよう。
投稿元:
レビューを見る
短編集もいいです。
この本に収録されている短編は、全て秀逸ですが、特に「キシマ先生の静かな生活」が素敵です。
投稿元:
レビューを見る
短編集です。S&Mシリーズのインターバルみたいな形で出されました。森先生の世界観が凝縮されています。
投稿元:
レビューを見る
森節満載の短編集。
中にはS&Mシリーズの人物が登場するものもあります。短くおさまっているのに、ひとつひとつがすっきりまとまっていて面白い。そして「ぜひ、この短編の幅を広げて長編にしてもらいたいなぁ」と思わせる作品がたくさん。
投稿元:
レビューを見る
11のお話からなる短編集。
この中では、S&Mシリーズの登場人物が出てくる「誰もいなくなった」が一番好き。
投稿元:
レビューを見る
大学のミステリィ研究会が「ミステリィツアー」を企画した。参加者は、屋上で踊る三十人のインディアンを目撃する。現場に行ってみると、そのには誰もすなかった。屋上の出入り口に立てられた見張りは、何も見なかったと証言するが……。(「誰もいなくなった」)ほか美しく洗練され、時に冷徹な11の短編集。
投稿元:
レビューを見る
森先生の短編集。
こういうのもいいですねー。
新鮮。
私は『虚空の黙祷者』と『誰もいなくなった』が好きです。
投稿元:
レビューを見る
オチがちょっと見えたりすることもありましたが、おっ? と思える意外な展開の話も幾つかはありました。面白いという噂を聞いていたので、期待しすぎていた・・・という思いは残りました。短編集なのでさらりと読みやすいです。
投稿元:
レビューを見る
短編集。多層構造になっていて、読者のレベルによって面白さが変わります。複雑で混乱。でもなぜか美しい物語たち。
投稿元:
レビューを見る
数学モォドで。
きっちり決まってる理系な世界と見せかけて曖昧な感じが…!
読後はすっきり整理されて、でも印象として残ってく。
天才好きなんだ。嘘臭い有りがちな天才、それが数学者とかなのかなあ。
投稿元:
レビューを見る
全編書き下ろし短編集。
<S&Mシリーズ>関連の作品もあるが、個人的に著者の短編はちと微妙だったり…(汗)。
投稿元:
レビューを見る
短編集。あまり気合を入れずに(謎を解こうとせずに)読んで、最後ににやりとした方が楽しいと思います。どの作品を気に入るかけっこう票が割れる、言い換えればバラエティ豊かな短編集。
投稿元:
レビューを見る
森先生初心者の方には中々良いのではないでしょうか。
短編集ですが、一話ごとに独特の森ワールドに引き込まれていきます。
投稿元:
レビューを見る
SMシリーズ第六弾。閑話休題の短編集。幻覚のような森ワールド。結末が掴めそうでで掴めない短編に、作者が女性だという事を思い出しました。
投稿元:
レビューを見る
短編集。
何より読みやすいことが魅力。
この著者のほかの作品も読んでみたくなった。
特に『誰もいなくなった』が好き。