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おちんちんのえほん みんなのレビュー
- やまもと なおひで (ぶん), さとう まきこ (え)
- 税込価格:1,320円(12pt)
- 出版社:ポプラ社
- 発行年月:2000.8
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絵本
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紙の本
男の子がむやみに「そこ」を見せ始めたとき、決まり悪い思いをする大人たちにとってありがたい1冊。多側面から捉えておきたい知識がきっちり詰まっている。
2002/07/04 15:17
6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る
授業参観日のかわりに学校公開日ということで、小学校の全授業と施設が公開になった。新一年生の母親としては願ってもない好企画。3日間のうちの2日間通って、うろうろと見学に励んだ。すでに何人もの子どもたちと遊んだことがあるので、休み時間には声をかけたり、かけられたり…。
一番つき合いが多い男の子Wには、ちんちんを見せられた。その少年Wは、昭和40年代からタイムスリップしてきたような見てくれの悪ガキで、だからこそ私の大のお気入り、心の恋人なのであるが、ズボンを下ろしてかわいい一物を見せながら、なんと「マ○コ、マ○コ」と女性の秘所の名称を歌うように言うのだ。「どこで覚えた、そんな言葉?」とびっくりしながら、いつものように叱りつけておいた。先生には聞かれていなかったと思う。
そのことを帰ってから息子に言うと、「Wはママのこと好きなんだよ」と言う。これにも呆れた。あんなに小さな男の子でも、好きな女の人には大切な部分を開陳するものなのであろうか。嬉しいような情けないような話である。
男子の幼児や児童をもつ女親というのは、おちんちんのトラブルが絶えない。
わが息子も、最近ではなくなったが、年長になるかならないかのころから、保育園からの帰り道、公道でおもむろにズボンをおろしたり、大きな声で「このちんちん野郎!」と脈絡もなく騒いでいた。クレヨンしんちゃんの影響は大きいようである。また、最近でもときどき、入浴まえ裸ん坊になったところで押しつけてこようとするのでムッてしまうなんてことがある。同時にここではとても書けないような要望を口にしたりする。まあ、その要望をほんのちょっぴりだけかなえてあげて、ママと男の子の共犯関係のような蜜月時代は過ぎて行くのであろう。
小さな子どもたちに性についてどういう知識を与えていくのか。最近児童書の業界では、そのテーマがちょっとしたブームである。栄養素や食文化についてあれこれ考える「食育」のブームがその前にあった。盲導犬・介助犬、バリアフリーをはじめとして広く福祉に関わる本の出版も相次いで、今は「性教育」なのである。それもジェンダーというよりは、ずばりセックスという生物的存在としての人間を対象とした…。
この絵本では、まず、女の子から男の子を区別する体のシンボルとしてのおちんちんが紹介されて、排泄機能が語られるのだが、そのときにトイレ・マナーについても言及がなされている。次いで水着を例にとり、「プライベート・ゾーン」という言葉を出すことによって人に見せない方がいいのだという教えが述べられている。そうか「プライベート・ゾーン」——この概念を今度あいつ(W)に教えこんでやらねば、とありがたく覚える。
プライベート・ゾーンについては、入浴時の洗い方や下着についた汚れの洗濯まで説明がある。あいつ(W)は、わが家の一番風呂に入り、ゆうゆうとして帰っていったこともあったが、浴槽に飛び込む前にお尻を洗おうとしなかったので、私はキーキー注意したものだ。
さらに、性的いたずらへの警告、生殖機能についても詳しい解説がある。この生殖機能の記述のあとに、出産と誕生について優しいタッチで命の問題も扱われている。
「これからも、たくさんたべて、たくさんうごきまわって、ともだちとなかよくあそんで、まいにちをげんきにすごそうね」という終りの場面がとてもいい。「たのんだよ」という結びの言葉に深い共感。便利で得難い1冊なのだ。
紙の本
おちんちんはとっても大事!
2001/02/28 15:28
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たらら - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学2年生の息子が、生活科で自分の生まれたときのことを学習しました。そして、参観日には、赤ちゃんが子宮の中で育つしくみを、お母さんの証言を交えて勉強しました。ちょうど、そんな時、本屋で見つけたこの一冊。
“おちんちんのえほん”という題名に、子どもたちは過敏に反応し、幼稚園児は、面白くて興味津々!! 小学生になると低学年でさえ、女の子は敬遠する振りをします。大いに興味がある心とは裏腹に…。でも、この本を開けば、みんなの目は真剣そのものです。
これは、性教育の絵本です。
「お父さんの精子とお母さんの卵子という、『いのちのもと』が出会って、君が生まれた。そして、ママのおなかの中の『しきゅう』という袋のなかで、『へそのお』を通してママから栄養をもらって、大きくなる。ふくろが窮屈になるぐらい大きくなった君は、ママの足の間にある、赤ちゃんが出てくる『みち』を通って産まれてきたんだよ。」
このように教えています。
幼稚園年長クラスでこの本を読んだとき、始めははしゃいで聞いていた子どもたちが、このくだりになると、水をうったように静まり返って聞き入りました。命の始まり、一番興味のあるところなのでしょう。
優しい絵で、自然のままに、語りかけてくれる絵本です。性教育の第一歩に最適の本だと思います。
紙の本
幼児に読ませるなら後半を飛ばすほうがいい
2016/09/12 13:20
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
4歳の娘が体について関心を持ちましたので、買いました。
しかし、後半になると、セックスのことまで書かれて、
全部読み終わったら、娘も誰かをくっついて赤ちゃんを産みたいと言い出して、
困りました。
結局、アカチャンを産むということは何かについての本をまた探さないといけないことになりまして、娘に読ませることをちょっと後悔しています。
紙の本
性
2020/10/31 15:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぱーぷる - この投稿者のレビュー一覧を見る
こどもに性について教えるのに、絵本がないかなと思いこの本を見つけました。絵本ですが、内容がよく書かれているので、読み聞かせをする年齢も考えたいと思いました。